ゾロメ女の逆襲 | ウェブのほぼ女性誌　どうする？Over４０

頭文字ゾロメ女の月亭つまみがお届けする本にまつわるコラムです。「ただただ、楽しいから、翻弄されたいから本を読む」をモットーに、埋もれた佳作の発掘や、独断と偏見に満ちたジャンル分けなど、本を道具に遊び倒したいと思います。一緒に遊びましょう。

なかなか人に言う機会のない、取るに足らないくだらないことを表明して共感を得るとたいへんうれしい。最近の事例でいえばPodcast【That’s Dance!】での眉描き案件がそれだ。「洗 …

人は、あまり同じ本を二度も三度も読んだりはしないのだろうか。「本好き＝新規開拓に積極的」という傾向があるとすれば、再読する時間があるなら新しい本、話題の本が読みたいという方が自然な流れなのかもしれない …

東日本大震災から何年か経った頃、被災者がインタビューを受けているテレビ番組を見た。真剣に視聴していたわけではなく、テレビをつけたらたまたまやっていて、震災以降の習慣になっていた「東日本大震災に関する番 …

今年の夏は暑かった。厳しかった。そしてしつこかった。この文章を書いている時点での向こう一週間の予想最高気温を見ると、まだ過去形にするのは時期尚早という感じなのだが、暦の上ではセプテンバー♪それももう中 …

今までの人生、手には負えない、興味が湧かない、と早々に回避or白旗を挙げたブームや流行りは多々あった。自分史を遡ってみても、大阪万博は記憶も場所も遠く、アメリカンクラッカーにもルービックキューブにも …

困ったことだ。本当に悩んでいる。家の猫のことがどんどん好きになる。その病が悪化の一途なのだ。それっていわゆる「うれしい悲鳴ってやつか！？」と言われそうだが、違う。純正ネガティブな悩みだ。この悩みは、 …

2023年も後半に入り、区切りがいいので上半期に読んだ本を振り返ってみることにした。今年の前半は例年になく本を読んだから思い立ったことだ。周囲と世間でよく耳にする「忙しくて本を読むヒマなんてない」「本 …

好きだった人やモノが、いつのまにかそんなに好きじゃなくなることは、ある。ままある。なにかのきっかけで「あーそういえば好きだったなあ」と遠い目をするとき、そこにあるのは郷愁だけではない。ちょっとしたうし …

新刊が出るたびに取り上げている気がするが、今回も津村記久子の本である。タイトルは『水車小屋のネネ』。さあ、水車小屋とは？ネネとは？！　（煽りが下手過ぎる）娘の短大の入学金を交際中の男に渡してしま …

犯罪や芸能人のスキャンダルの報道でよく見聞きする言葉に「心に闇を抱え‥云々」がある。そのたびに「心に闇のない人なんている？」とツッコミたくなる。性懲りもなく毎回。まるで「心の闇」のパブロフ犬。同時に、 …

一陽来福

猫No.76 by まぁ