6月27日はカレー記念日

カレー記念日

探しもの 野菜室から こんにちは

6月27日はカレー記念日

爽子

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

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50代、男のメガネは

カフェ小景 セクシーボイスのアラフォー実質社長と32歳草食男子。

 

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スタバじゃなくて珈琲館。なぜか、スタバよりも珈琲館では、ビジネス上の会話をしている人たちが多い。いま、僕の目の前の席にはこのサイトのターゲット層にピッタリとおぼしきアラフォー女子と32歳の男子。どちらも、クリエイティブ系の仕事をしているらしく、カジュアルな服装で男子は最近流行のサイドを刈り込んだ髪型。女子はカジュアルと言いつつも若干ビジネスシーンを意識して襟のあるシャツと、ジャケットにも見える中途半端な上着を羽織っている。

テーブルの上にはiPadとメモ用のクロッキー帳。男子はデザインがらみの仕事と見た。最初は興味なく自分の仕事をしていたのだけれど、アラフォー女子のほうが少し大きな声で、「なんていうのかなあ、タカギシさんて、子どもじゃない。だから、あなたに辛く当たるんだろうけど、あなたにも非がないわけじゃないと思うの」という何度か遠回りをしながら近づいてくる配達の軽トラックみたいな話を切り出したので、僕はすっかり気持ちを持って行かれてしまう。

早い話が、「タカギシさんから聞いたんだけど、あなた問題あるらしいじゃない」ということなんだろう。案の定、その後の話の展開で、アラフォー女子は、デザイナーらしき32歳男子の非をグイグイとあげつらい、コーヒーを飲み干したあたりで、32歳男子から反省の言葉と、これからは同じ間違いをしないという決意と、次にやったら辞めるという言質をとったのである。

彼がなぜ32歳だとわかるのか、といえば、さっき、「きみいくつだっけ?」という質問がなされ、男子が「32歳です。今年で33です」と明確に答えたからである。

会話の内容からは、とにかく32歳男子の周囲との人間関係がうまくいっていないことが推察される。しかし、一概に32歳男子が悪いわけではない。話の中身から、オフィスには5人のスタッフがしかいなくて、そのうち男子は32歳男子しかいない。後は女性ばかりで、32歳男子と同い年のタカギシさんが男子と同い年。それ以外は全員、アラフォー先輩女子ばかりなのである。

いやもう、隣の席で話を聞いていて、(というか、無理やり話を聞かされたわけだけれども)そんな状況で上手くやっていける32歳男子のほうが少ないという気がするのだけれどもどうだろう。で、そんな迷える32歳男子と話しているお姉様上司はどうやら彼らの事務所を経営している社長の片腕らしく、社長自身は別の会社も経営しているのでほとんど顔を見せることがないらしい。ということは、このお姉様上司が実質社長のようなものだ。

32歳男子は実質社長であるちょっと綺麗なアラフォーお姉様にお小言をもらいながら、すでに小一時間黙って、ときおりうなずきながら話を聞いている。なんとも可愛そうな光景だ、と僕は思いながら彼らを眺めていた。いやもう、実質社長の声がよく通るのである。しかも、ちょっと小綺麗な顔立ちで、声のトーンが低めでセクシー。これで仕事などできる人がいたら会ってみたいくらいのものである。

僕は自分の仕事をあきらめ、Excelを閉じて、さっきからずっとこれを書いている。書きながら小言を言っているアラフォーで声がセクシーで顔立ちが小綺麗な実質社長も、32歳今年で33歳のデザイナーらしき草食男子も可愛そうだと思っている。

なにしろ、さっきからずっと実質社長は気を遣いすぎて、話題が核心に入っていかないし、聞いている男子もうなずいてはいるが、本当はまったく聞いてないことがあからさまだ。だって、さっきこいつは実質社長が店員にコーヒーのおかわりを頼んでいる時にも、自分が話されている時と同じようにうなずき続けていたんだから。

それでも、この二人の会話は面白い。なぜか。それは実質社長が32歳男子を憎からず思っているからに違いない。いや、もしかしたら、かなり好きなタイプなのかもしれないと思う。俯き加減にうなずき、ときおりコーヒーをすする32歳男子を見つめる実質社長の目が熱っぽいのだ。

気のない人間と話すとき、だいたい女性は相手と目が合っていないときに、本当に冷たい目をする。いや、そういう人ばかりではないだろうが、そんな人を多く見てきた。しかし、いまここにいる実質社長は逆なのだ。32歳男子が顔を上げていない時のほうが、じっと彼のことを熱っぽく見つめているのだ。小言を言いつつも決して怒ってはいない。

同じ失敗を繰り返したら(といっても、タカギシさんに報告せずに仕事を進めただけなんだけれども)、その時は辞めます、と言質をとったものの、実質社長は決して彼を辞めさせることはないだろう。けれど、32歳男子のほうはあっさりとそれを上手く利用して辞めてしまうかも知れない。その温度差に気付いているからだろう。実質社長は自分で主導権を握って話していたはずなのに、途中から微妙に焦り始めている。

いやあ、これだからカフェ巡りはやめられない。

 

 

植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、オフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京神楽坂で暮らしてます。

 

★これまでの植松さんの記事は、こちらからどうぞ。

 

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コメント、ありがとー!

  • ami

    はじめまして。

    >これだからカフェ巡りはやめられない

    植松さんの最後のひとことに激同です!
    カフェって、ほんとうにいろんな人たちのその数だけストーリーがあるというか、
    人生の悲喜こもごものいったんを垣間見ることができる、素敵な場所ですよね。
    それも、おひとりさまの多いオサレカフェよりも、年齢層の幅のひろいデパートの中だったり
    駅前の雑居ビルにあるお店だったり。
    まったくの部外者ゆえに、客観的に観察することができて、ほんとうに楽しく(?!)なってしまいます。

  • 青緑

    初めまして。ゲラゲラものですね~(大笑)主役2人と植松さんを「じろじろニヤニヤコーヒー飲みながら」その場で是非見たかった~!私もまさしくやりますよ~、タイプだなと思うかわいい男子は目が合ってないときこそ遠慮なく「ガンミ」。話ながら目が合うときは気持ち悪がられるのを警戒して(ダテに歳とってない)アツサは隠しますよ。いや~、お兄様には見られていたんですね~(笑) 

  • きゃらめる

    あうっ!年下担当者を珈琲館でガン見してるとこ、ばれたかしら?(笑)

  • uematsu

    uematsu Post author

    amiさん
    これまでの経験上、いちばん面白い会話が聞けるチェーンの喫茶店はルノアールです。
    ドトールになると、本当にコーヒー一杯で休憩という人が多い。
    スタバはまったりしたい女性客が多い。
    ルノアールは、その点、男性客が中心ですが、
    席と席の間隔も広く、しかも、長居してもスタッフが嫌な顔ひとつせずに、
    お水やお茶を次から次へと提供してくれます。
    なので、仕事で利用する人も多いし、まったりしたいという人も多い。
    で、いろんな人が集まるので、いろんな面白い話が聞けるのです。

    今までにルノアールでで面白かった話は以下がベスト3です。
    『息子の嫁に来てくれませんか?とナンパしているおっさん』
    『もうこれっきりですよ、と言いながらお友だちのネットワークビジネスにお金を支払うおばさん』
    『借金取りに、支払を待ってくれ、と言いながら、新しい借金を無心するおっちゃん』
    リクエストがあれば、次回、どれか選んで書かせていただきます(笑)。

  • uematsu

    uematsu Post author

    青緑さん
    そうなんですよ。みんな意外に目が合ってないときにガン見するんです。
    僕は、逆に興味があったら、絶対に見ないという作戦をとってました。
    若い頃ですけどね。
    特にそこそこ綺麗な人は、見られることになれているので、
    見られないということに、ソワソワし出すということもあるようです(笑)。

  • uematsu

    uematsu Post author

    きゃらめるさん
    ガン見してるんですか。年下を(笑)。
    最近は年下じゃなくても、女性が男性をガン見して、男性が視線を泳がせている、
    という場面をよく見かけますよね。
    やっぱり、男子は草食化しているんでしょうか。

  • 青緑

    また、ゲラゲラしました(笑笑)amiさんへのレスのルノアール物語お聞きしたいです。20年くらい前に喫茶店にいたところ、50代くらいの婦人が頭のてっぺんをキラキラさせて入店。よく見たら「針」でした。びっくり大爆笑。波平さんの毛が針だと思っていただければいいです。「おばさん、針が刺さってる」と指摘したら、「今鍼の帰りなの。先生抜き忘れてるわ。」と少し困った顔ででも慌てず引っこ抜いてました。余裕の対応ぶりに、大人っていいなと思った瞬間でした。

  • Comet

    Comet

    横から失礼。
    青緑さん、御婦人も立派だけど「針が刺さってる」と指摘した青緑さんも立派!

  • 花緒

    面白かったです♪
    植松さんのカフェ観察日記、シリーズ化を希望しますo(^-^)o
    どれがいいかな…迷います。。。
    3つともぜひ読みたいです!

  • 青緑

    Cometさん、私あの頃まだ若く「針」の意味がわかってなかったんです。どこかから降ってきたんじゃないかと思いました(笑)今なら「更年期障害で鍼かな。効果が少しでも続きますように…」と祈りながら指摘しないかもしれませんが。先日、モヘアのコートの前裾にカーラーをひっつけたまま地下鉄に乗って買い物に行ってしまいました。ウォークマン聞きながら全く気付かず。カーラーとともに誰に指摘されることもなく帰宅。見てしまった人たちは「落ちませんように」と祈っていてくれたんでしょうか(笑)

  • Comet

    Comet

    青緑さん、そのカーラーをみた人は「ああやって、いつでもすぐ使えるよう携帯してるのね。ナイスアイディア」と思ったかも(笑)

  • 青緑

    昨日から笑ってます。Cometさん、泣きそうです(笑笑)喫茶店で白熱しすぎて5時間ほど滞在。帰る際、膝がまっすぐならなくてほぼ直角のまま駐車場まで歩きましたわ、最近。ルノアールでじゃなくてよかった~!Cometさんに見られてなくてよかった~!植松さん、ごめんなさい、私事ばかりで…

  • ami

    ベスト3@ルノアールは、すべてお願いします 笑

    アウトラインだけで、ぷぷぷという感じです。

    何回かに分けてシリーズにしていただくと面白いかも!です。

  • uematsu

    uematsu Post author

    青緑さん
    ハリって…(笑)。すごいですね。
    刺さっていることもわからないほど、気持ちよく効いていたということかもしれませんね。

  • uematsu

    uematsu Post author

    Cometさん
    僕もそう思います(笑)

  • uematsu

    uematsu Post author

    では、カフェ小景は小出しにしたいと思います。

  • uematsu

    uematsu Post author

    amiさん
    他にもネタはありますので、思い出したようにカフェ小景シリーズを書きたいと思います(笑)。

  • uematsu

    uematsu Post author

    ここまで書いてきて、
    コメントの返信って、
    それぞれのコメントの真下に入らないんですね。
    なんか意味不明な返信になっているカ所もありますが、
    ありがとうございます。
    ということで、よろしくお願いします。

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