6月19日はカレー記念日

カレー記念日

言わないで 動かざる者 食うべからず

6月19日はカレー記念日

中島。

投稿はこちら

カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

あなたのカレー記念日も、教えてください。
五七五七七形式で、下の句は「○月○日はカレー記念日」なので
上の句の五七五だけ送ってね!

日付は掲載日に変えさせていただきます。

みんなのカレー短歌 一覧 >>

50代、男のメガネは

のんという名前の切なさ。

 

 

この話題は、前から何度か書こうとして、途中で挫折している。なんとなく書けば反感を買いそうだし、最後の最後、わかり合える気がしない話題だからだ。

 

アニメ映画『この世界の片隅に』が話題になった時、主人公すずの声優が女優の能年玲奈であることに驚いた人は多かったと思う。『あまちゃん』で人気者になった能年玲奈が事務所の移籍騒動であれこれあって仕事ができず、まるで干されたような状態になってしまったことを知っていたので、ここへきてやっと日の目を見た、という感覚を僕は持ったのだった。

 

「良かったな、能年ちゃん」という感じ。ただ、そうなると余計に、能年玲奈が本名である能年玲奈ではなく、「のん」という「いや、付けるならもうちょっとちゃんとした芸名の方が良いんじゃないの」と思いたくなるような、でも「なんとなく、この不思議な名前の方が本人の雰囲気を表していていいのかもしれん」という妙な芸名で活動していることがとても不憫に思われてならないのだった。

 

ただし、ネットなどを賑わせた「本名なのに使えないって、どういうことだ」とか「事務所はひどすぎる」という言葉にはなんとなく素直になれないのだ。ここのところが、書けば書くほど、説明すればするほど反感を買ってしまいそうで嫌なのだ。嫌なのだけれど、僕のように思っている人もいるかもしれない、という気持ちになって時々書きかけては途中で挫折してしまうのだ。

 

確かに、本名である能年玲奈という名前を使えないのは可哀想だ、と思う。ただし、実際のところはわからないのだけれども、芸能人が事務所をもめるということはよくあって、その際問題になるのはいつも、「ここまで育てるのにお金がむちゃくちゃにかかっている。それがちょっと売れ始めると、すぐに独立するというのは業界の掟破りだし、道理が通らない」という話だ。

 

いろいろあるけれど、ほとんどがそこが問題なのだと思う。すると、力のある事務所だと、そういう問題を全部表沙汰にならないように納めてしまい、当該芸能人を跡形もなく干してしまったりする。いまのSNSが発達している時代には難しいだろうが、昔はそういう感じのことがよくあった。

 

事務所が小さかったりすると、そのもめ事が表面にぐいぐい出てきて、タレントと所属事務所社長の醜聞合戦になったり、「お前、俺が付けてやった名前使うの止めないんだったら、対向して新・加勢大周をデビューさせるぞ」という珍妙なことになったりする。

 

能年玲奈の場合、それが本名であったということで話がより感情的な方向へ走ったような気がする。『いくら芸能人と言っても、本名を使えなくするってひどくないか!』という怒りだ。

 

この怒りはとても同調しやすい。正直、僕も「本名だけど、この名前で芸能活動してきたんだから、うちの事務所辞めるなら本名使わないで」ということに違和感を覚える。覚えるけれども、もしも、たとえば事務所との契約の中に「能年玲奈という芸名はブランドとして、事務所の財産として扱う。この名前で勝手に芸能活動しちゃだめだよ。また、契約違反があった場合、この名前で芸能活動するのは禁止しますよ」的な条項があったとしたら、それは守らないと、と思ったりもするわけだ。

 

なにも、本名を使っちゃだめだと言っているわけじゃなく、こんな掟破りのことしたんだから、能年玲奈というみんなで育ててきたブランド名で芸能活動はしないでください、という事務所側の気持ちもわかる。まあ、そこんところを太っ腹で受け流したほうが、昨今傷は浅くなる気もするけれども、僕には気持ちはわかる。

 

能年玲奈の独立騒ぎは実はあまりはっきりと報道されていない。なんとなくややこしいことが起こっているぞ。だから、干されたような状態になっているんだぞ。そして、無事に契約期間が終わったので、これからは「のん」という名前で活動するんだね。ということしかあまりわかっていない。

 

もしかしたら、「能年玲奈がものすごくややこしいことをしたのに、事務所はものすごく大人の対応をして、じゃあ、せめて契約書通り、能年玲奈という名前での芸能活動だけはやめてね」というところで納めたのかもしれない。だとすると、僕としては、無茶なことをしてしまった代償として、ものすごく大切な女優としての名前を封印することは「あり」だと思えるのである。

 

ただ、そこで聞こえてくるのは「でも、本名だよ」という声だ。僕はこの声が気持ち悪い。ああ、言ってしまった。「でも、本名なんですよ」という主張はごもっともだし、なんならここでちょっと声を荒げてもいいんだけど「そんなこと、世の中のみんなが知っとるわ!」と思うのだ。

 

なぜ、「でも、本名だよ」「本名を使えなくするなんて」という声に気味悪さを感じるかは、それを言ってしまうことで、事務所のきちんとした対応や、言えないけれども胸に秘めている能年玲奈の「のん」という名前で生きていこうとしている決意とか、そういうったものをすべて「かわいそう」という情で吹き飛ばしてしまうかもしれない、という気味悪さなのかもしれない。

 

いや、本当にそうなのかどうかはわからないんだけれども。だけど、そんなこともあるかもしれない、ということを考えながら話を進めるのが大人の会話だし、時には相手の立場に立つという議論の根本だと思うのだ。

 

まあ、簡単に言えば、「それを言っちゃあおしまいだよ」ということなんだが、特に「それを言いたくなる」ような内容の場合には、それを最終兵器のように使うのはたぶん間違っている気がする。だって、それはみんなが思っている話なんだよ。ということだからだ。君だけが気付いている話じゃないんだよ、ということだからだ。

 

ほら、案の定、話がややこしくなってきた。いかん、うまく説明できているんだろうか。だいたい、こういう話は面と向かってしてもだいたい堂々巡りになってしまうことが多い。それを一方的に論じるのではなく、「いやあの、僕はそんなふうに思うのです」ということが言いたいだけなんだけれども、難しい。

 

「のん」という名前を見聞きして、女優「のん」の仕事を見るのは楽しい。だけど、それを見るたびに、「本名で活動できなくて可哀想だ」と思っている人がいる、ということがなんだかとても切ない。

 

とりあえず、今回のところはこのくらいで。なんかものすごくすっきりできる書き方があるような気がするんだけどなあ。

 


 

植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→

「ネコのマロン」販売サイト 
https://store.line.me/stickershop/product/1150262/ja
クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。

そして、こちらが「ネコのマロン、参院選に立つ。」のサイト
http://www.isana-ad.com/maron/pc/

植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。

★これまでの植松さんの記事は、こちらからどうぞ。

 

スポンサーリンク


50代、男のメガネは 記事一覧へ


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。また、コメントは承認制となっています。掲載まで少々お待ちください。


コレも読んでみて!おすすめ記事

ミカスの今日の料理 昨日の料理

壊さないように : 白和え

今週の「どうする?Over40」

揺れても、間違っても、在る場所で

四十路犬バカ日和

試行錯誤もまた楽し。〜バンコク生活設営あれこれ〜

カレー記念日 今週のおかわり!

今週は 月亭カレーを 日替わりで

お悩み相談!出前チチカカ湖

【File No.29】写真うつりが悪くて困ります。

ゾロメ女の逆襲

【月刊★切実本屋】VOL.14 自作自演のイバラ道

いろんな言葉

介護の言葉 その3

50代、男のメガネは

のんという名前の切なさ。

これ、買った!

話題の漫画「ゴールデンカムイ」!!  そして「10ダンス(4)」買った!

わたしをライブに連れてって♪

大好きなあの人に会いに

これ、入るかしら?

vol.49 ストンと落ちるスカート

おしゃれ会議室 ねえ、どうしてる?

美容室問題②~腕以外だって大事!~

いどばた。

すきな麺について語り合いませんか。

あの頃、アーカイブ

【エピソード22】リタイア後の暮らし方

黒ヤギ通信

ロシアよ愛をこめて~その1

絵手紙オーライ!

古伊万里の油壷

KEIKOのでこぼこな日常

プリンタのインクはどれかしら?

昭和乙女研究所

昭和レトロ旅!?

ワクワクしたら着てみよう

初夏のおしゃれごとにワクワク〜♡

なんかすごい。

祖父は生きている。

ラジオブースから愛をこめて

ノベルティグッズ

ただいま閉活中

(終)まだの人も、そろそろの人も、もうの人も、みんなお疲れさま!

じじょうくみこの崖のところで待ってます

島にいたって、人生は過ぎゆく。

着まわせ!れこコレ

冬とウェディングと後れ毛と

このマンガがなんかすごい。

第15回(最終回):マンガよ永遠なれ!

夫婦というレッスン

津端英子さんの一筋縄でいかない個性と行動力がすごい著書「キラリと、おしゃれ」

ハレの日・ケの日・キモノの日

暑くじめじめな7月

眉毛に取り組む。

総集編!眉毛ケアグッズ&お手入れ用品のご紹介

さすらいの旅人ゆりの帰国&奮闘日記

グアテマラ。そこで見た不思議な光景と懐かしい味

新春企画 輝く!カレー記念日大賞2017

輝く!カレー記念日大賞2017

≪往復書簡≫SEX and the AGE 

「女性の健康を守り、5歳若くなる抗加齢医療」だって。ボーっとしてたら、すごいことになってるね。

最近、映画見た?

第12回 「海よりもまだ深く」

Over40からの専門学校 略して「オバ専」

【オバ専インタビュー】今まで知らなかった「責任感」も含めて、人生が大きく変わりました。

じじょうくみこのオバサマー

四十九歳の春だから。

華麗なるヅカトーク

第8回 型、色、数! 嫌なことがあったら、また観に来る!

サヴァランのやさぐれ中すday ♪

in her SHOES ~ おばばは何を考えて? #8

器屋さんのふだん器

ふだん器-38  飛びかんな

2016 みんなのこれ欲しい!

サヴァランの「これ、欲しい!」。

2015 みんなのこれ買った!

【じじょうくみこ】低反発リクライニングソファ、買った!

ブログの言葉

「別冊 どうする・・・」はこんなことを大事にします。(過去記事より転載)

今日のこていれ

「今日のこていれ」最終回。1年間のご愛読に感謝を込めて。

崖っぷちほどいい天気

崖っぷちより愛をこめて〜最終回はカピバラとともに。

アラフ ォー疑惑女子

「もったいないお化け」の世代間連鎖

とみちっちの単身ベトナム&中国

ベトナムって、ハノイって、どう?

晴れ、時々やさぐれ日記

ああ、感謝。巳年と午年のあいだ。

中島のおとぼけ七五調

中島。の気ままに更新「おとぼけ七五調」12

ムーチョの人生相談「ほぐしてハッケン!」

【主夫ムーチョの相談】娘がご飯を食べません・・・。

ミラノまんま見~や!

連載最終回!「駐妻のここだけの話」にしようかと思ったが…災難に遭う!

ウェブデザイナーとの対談

大きな旗は振れないけど、小旗はパタパタと振れるだけ振っていこうと思ってます。

「最高の離婚」ファントーク

<対談「最高の離婚」最終回>ホームから電車に乗ってしまってキスして・・・ロマンチックでしたね。

スパコレ

美味しい缶詰を教えて!

2014 新春企画

どうする?Over 40 新春企画「物欲俗欲福笑い」♪( メンバー編 )

フォルモサ(台湾)の女

あずみの台湾レポート「やっぱり紅が好き!フォルモサの女たち」(13)〜不景気顔卒業します

ゾロメ女の図書館小説

帰って来たゾロメ女の逆襲 場外乱闘編 連載図書館ゴロ合わせ小説  『ライ麦&博 完結編』 後編

青蓮の「マサラをちょいと」

青蓮の「マサラをちょいと~人生にもスパイスを効かせて~ VOL.12」

Tomi*さんの最適解

「Tomi*さんの最適解。 ・・・白髪とコムデギャルソンとヤフオクと」  マインド編②

YUKKEの「今日もラテンステップで♪」

YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.13

よもじ猫

高見見物

猫No.20  by はらぷ

猫大表示&投稿詳細はこちら!

高見見物

猫No.20  by はらぷ

よもじ猫とは…

全世界初!?四文字熟語と猫のコラボ!

「よんもじ」と猫がペアになって、ランダムに登場します。
ふだん着の猫の一瞬を楽しむもよし、よんもじをおみくじ代わりに心に刻むもよし。
猫が好きな人も、そーでもない人も、よもじ猫の掛け軸からタイム&ライフトリップして、ときどき世界を猫目線で眺めてみませんか。

みなさんの猫画像の投稿をお待ちしています。

投稿はこちらからどうぞ

Member's Twitter


  • カリーナのBILOGはこちら!「どうする?年齢とおしゃれ。それからすべての生き方」

  • Cometさんこと米谷さんの著書「ウチの失語くん」が電子書籍で出版されます!
  • 植松 眞人さんの本がでました♪「いまからでも楽しい数学―先生と数学嫌いの生徒、35年後の補習授業」
  • 「出前チチカカ湖」連載中 まゆぽさんの会社「シリトリア」

Page up