田舎の結婚式と裏方さん
ベトナムでは中国文化の影響がいろいろな場面で見られるの。
例えばカレンダー。 真っ赤な表紙に、縁起の良い漢字が金色で印刷されているの。
多いのは「安」と「福」の文字。
ハノイって、建物の外観はフランスちっくなのに、中身は中華って感じ。
お年玉袋だって、赤や金の袋に「福」「吉」「賀」…の文字が印刷されているよ。
結婚式では「喜」の文字がいっぱい。 そして、日取りは「暦」がとても重要!
美容院の壁にかかっているカレンダーです。
日取りが決まったら、前撮り。 旧市街や郊外で、結婚式の前撮りをするんです。
ベトナム女子は、こだわりますよ~~。 衣装の数も、撮影場所の数も半端ない。
その写真はポスターや横断幕となって、披露宴で飾られるの。
あっちでもこっちでも前撮カップルを見かけます。 細かくポーズを指導されています!
ベトナムでは結婚式は1回でなく、4~5回も。 毎週末やっても一月以上かかっちゃう。
両家の田舎でも別々にやるから回数も多く、遠方だとさらに大変ですよ。
仲良しのハノイ女子が新郎の田舎(郊外)で結婚式を挙げた時の様子をご紹介。
まず、ハノイにある新婦の家でパーティー。 そこに新郎がお迎えに来て、儀式。
その後、新婦と一緒に親戚一同も新郎の田舎に行きます。 そして、田舎で結婚式。
この時、新婦の両親は同行しない。 お見送りするのがお決まり。 なんとも寂しそう。
お輿入れに先立ち、自宅玄関前で記念撮影。
お花で飾られた自動車で出発。
バスで揺られること3時間半。 ようやく新郎の実家に到着しました。
派手なクラッカーでお出迎えです。
田舎での結婚式は、新郎の実家の庭に、派手なテントを張って行われます。
テントの天井はこんな感じ。
新郎新婦のご紹介、新郎の母から新婦にプレゼント、祝辞や歌、お酒にご馳走…
もちろん、新婦のお色直しも
食欲旺盛です。
お祝いのご馳走です。
手前はおこわです。
左端のお皿は、ネコ肉料理です。
その隣は、水牛の肉料理です。
沼の海老料理、伝統的ソーセージ…
お酒は、きつーいウォッカ。
どれも祝宴に欠かせないメニューです。
← あるお宅の結婚式の日の仏壇です。
おめでたいお供えになっています。
新郎の田舎での結婚式が滞りなく済んだら、新婦を残し、新婦の親戚一同はハノイに戻ります。 そして、また、ハノイ女子の実家でパーティー。 かなり濃く長いです。
次回の結婚式は翌週。 ハノイの5つ★ホテルで大盤振る舞い結婚式。
そして、その翌週も、新婦の父の田舎で結婚式。 まだまだ、続くのでした。
宴席の裏方さん達もご紹介します。 やはり、支えるのは女性ですね。
料理に片づけ。 外で、忙しく働いています。 明るく頼もしい女性達です。
次回は、ベトナムの花、女性の日、先生の日をご紹介します。
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