痒くて不調
前回、うさぎがケージから出てこなくなったと書きました。今は元通り出てくるようになっていますが、やはりブームではなく体調の問題でした。
うさぎは、ケージに立て籠もりながらイライラと体じゅうを掻いていました。顔とお耳を洗うティモテ。普通なら可愛さの極みであるティモテも耳をしつこく倒し両手ではさんで引っ張って、なんだかヒステリック。胸元や脚が痒いときはフンガフンガ噛むので抜け毛も飲み込みます。毛でつながった糞が出てくることも増えました。
元気も食欲もやや落ちました。
今思えばこんなにブームではないシグナルが出ていたのに、下僕はひどい換毛のせいにしていました。
丸一日過ぎても立て籠もっていたので獣医さんに連れて行ったところ、内臓は問題なさそうでしたが痒がっている被毛にツメダニがいたのでした。
DANI!! 痒かったでしょう、ごめん。痒くてうんざりして元気も食欲もなくなっていたんだね。
背中にダニよけの注射をしてもらい(薬を垂らすタイプではありませんでした)、食欲を後押しするシロップの飲み薬を処方してもらいました。
ダニ感染では皮膚がフケ状に荒れて、その部分は禿げてしまうことが多いのだそうですが、うさちゃんは毛が密生していてあまり皮膚に変化がなかったといわれました。
ブラッシングのとき、毛並みに注意していましたがわからなかったのも仕方無いかも知れません。
しかし、ダニ爆増ですか。
猛暑と高湿度が何日も続いたし、クーラーをかけてあまり換気しなかったので条件は整っていました。うさちゃんも年をとって抵抗力が落ちてきているのかも知れません。
「ダニはほとんどのウサギにいるものです」と慰めるように本には書いてはありますが、反省です。
獣医さんは「人間は大丈夫ですか」といいました。人畜共通なのですね。
痒がるうさちゃんを念入りにブラッシングしたときにぱらぱらっと虫刺されができたことがあったので、それはおそらく刺されたのだと思われますが、幸い一回だけで他にも被害はありませんでした。
でももちろん帰ってから洗濯大開始。ダニは60度で瞬殺されるとのことなのでうさぎのマット類はすべて60度のお湯にしっかりつけてから洗濯して、猛暑の日当たりに干しました。
湯気もうもう、洗濯機回しっぱなし、掃除機かけまくりでした。
「ケージに籠もっているおかげでうさちゃんのお気に入りも洗い放題、掃除機かけ放題だな。何にもちょっといいことはあるもんだ」と思いながらの大掃除でした。
うさちゃんは注射から2日くらいすると明らかに痒がらなくなり、換毛が普通レベルにおさまりました。食欲も戻りました。
そして、何食わぬ顔でケージの外に出てきてお気に入りの場所でぐっすり眠るようになりました。「今まで痒くてゆっくり眠れなかったの」と言っているように見えました。
ケージから出てこなくなった理由はわかりません。
前の週にエアコン修理があったり、実家の家族が来た日から籠もり始めたので安心していた縄張に下僕以外の人間がいて怖いと思ったのでしょうか。縄張りには10分も居なかったのだけど。
痒くて弱ったときにはケージに居たかったのでしょうか。
それとも・・・ブームだったのでしょうか!?(違うよ!!←うさの声)