超高齢犬とワンオペ飼い主のお留守番問題
皆さまこんにちは!
10月4日は犬バカコラムのリターンズ記念日!なのですが、再開して丸2年経ちました(拍手)
再開した時すでに16歳(それも17歳間近)だったので、まさか2年も続けられるとは思っていませんでした。なのでとてもうれしいです〜読んでくださってる皆様いつもありがとうございます!
ハイシニア犬の日常なんてぶっちゃけ書くことないんじゃない?と恐れていましたが、意外とその時々でちっちゃなネタはあるものでなんとか書き続けられています。
ということで、今日も小ネタ的ですがハイシニア犬最大規模の懸案であるお留守番問題について。
何度か書いたことありますが、バトーは今も家の中をほぼフリーで過ごしていてお留守番時もその状態です。足腰不安で目も見えてないのにフリーだなんて危ないんじゃない?と思うそこのアナタ!大正解です!
でもねぇ〜、バーくんはとじ込めるとなぜか暴れまくるんですよ(苦笑)
幼い日からゲージとか1室のみ、とかの居場所限定はとにかく嫌がって大暴れ。どうやって閉じ込めたところから脱出してるか見たくてビデオを設置したことも何度もあります。
日本に戻ってきてすぐ、まだ床にカーペットを敷き詰めてない時に足元が危ないからクレートに入れて1時間ほど買い出しに行ったのですが、帰ってきたら鼻の皮が擦れて血が出てる!どうやらクレートの扉に鼻を擦りまくったみたいで(汗)
フリーダムを愛する男、バトーくんの大暴れ力はハイシニアでも健在だと思い知り、そこからは諦めてフリー生活を楽しんでいただいてます(なぜかフリーだと全然暴れない…不思議だ)
さて、そんなお留守番時のバトーは大体リビングにいるんですが、飼い主の帰宅はまだかなぁ…となる頃合からは玄関で待ち構えています。でも最近どうやらその時間がどんどん早まってるんですね。
バンコクに行く前の若かりし日、私が仕事をしていた時は確か午後7時くらいまでは大丈夫でした。8時過ぎると玄関でプンスカしてた記憶。帰国してからも最初は4時頃までなら玄関にはいなかったと思うのですが、最近もう1時〜2時に帰宅しても玄関で待ち構えているように。

スマート首輪のデータを見ても午前中は大体寝てるので、一旦起きた後からはもうなんとなく不安で玄関に来ちゃうんでしょうね。
そうでなくても自分のベッドの上でじーっと周りの気配を伺って微動だにせず待ってるんです(体は伏せてるけど頭は起こしてる状態)
帰ってきたと分かったら、やれやれ〜とそこからお昼ご飯も食べずに爆睡しちゃうことも。
バーくんの気持ちはとてもよく分かるし愛おしい限り。なるべくお待たせしたくない!と思ってしまう犬バカ親心が炸裂します。
でもそうなると私の安心な自由時間はほぼ午後1時までということに。幼稚園ママだとお弁当なしの早帰り日みたいな印象でしょうか?まぁなんとかなると言えばなるけど、バトーは一旦帰宅してお昼ご飯をあげたら再外出OKかというとさにあらず。
昔から帰宅後の再外出はどんな短時間でも嫌なんですね。「ん?どっか行くつもり?」的なチェックが入って玄関前で伏せたりして通せんぼします。可愛いけどこれがなかなか困る〜!子供じゃないから一緒に連れて行く訳にも行かないし。
となると病院の午後診とか美容院の予約とかも全部NGなので、全ての予定が午前に集中しちゃってスケジューリングがちょっと厳しい時もありますが、そこは無職(笑)の特権を生かしてなんとかやりくりしています。
とは言え、中には自分でコントロールできない、かつどうしても行きたい予定もありますよね!
私の場合、それはほぼ宝塚歌劇観劇(笑)
宝塚歌劇の大劇場公演はマチネ(午前)は11時〜14時、ソワレ(午後)が15時半から18時半、1回公演は13時〜16時。
日本に帰ってきてから、残念ながらマチネ公演にしか行けなくなりました。チケ難公演だとなかなか厳しい時もありますが大劇場のキャパの広さと平日参戦でどうにかこうにか(東京だと絶対無理よね…)。
我が家はまだ大劇場から近いのでマチネ終わってダッシュで帰宅したら15時頃には自宅着、それでもバーくんは玄関で待ち構えてて毎回「ごめんねー」状態。
でもそれだと観劇の楽しみの一つでもある「観劇後にランチしながらぺちゃくちゃお喋り」が出来ないでしょ?と、最近はお友達との観劇日には母がバトーを見にきてくれます。母も高齢なのに申し訳ない気持ちでいっぱいですが、同じヅカオタの母ありがたし。感謝感謝です!
なので、15時頃までのお留守番は母と一緒の観劇日だけなので月1回程度かな?今のところどうにか何事もなく過ごせています。
とまぁ現状はこんな感じでやってきましたが、来月にはなんといっても19歳ですから、今後バトーが足腰が立たなくなったり認知症になったりした時のことも考えておかなければいけません。
高齢の愛犬から目を離せなくなった時、俄然ワンオペ飼い主は厳しくなりますよねー。
さすがに介護が必要なバーくんを70代の母に見てもらうのは申し訳ないというか、母にとって重荷すぎるのでそれは避けたい。
じゃあどうしようかなぁ…と思ってた時に「高齢犬を無料で預かってくれる」という神サービスを展開していらっしゃる施設を発見!
基本は犬の預かり(有料)ですが、高齢犬に介護が必要になった時、様々な事情で本当に仕方なく手放さざるを得ない飼い主さんを助けることで、終生飼い続けてもらうという社会貢献活動なんだそう。対象になるのは「歩けなくなった」子たち。
なんてすんばらしい取り組みなんでしょう〜(涙)
預かり時間は8時〜18時。その上送迎もあって、問い合わせてみたところ我が家の距離だと送迎代は1,100円だそう。送迎めちゃくちゃありがたいー!
なので、もしバーくんが認知症になってしまったら宝塚観劇の日はこちらの施設でお願いする所存。飼い主のメンタルヘルスを守るためにも宝塚時間死守!なのです。
ただし、バーくんはたくさんのワンちゃんがいるところが苦手(怖いわけじゃなくて嫌い)なので、認知機能が衰えたらそういうことも分かんないからいいかなと思うけど、ただ足腰が立たなくなっただけなら預けるのは難しいかなぁ…というのも事実。
スーパーハイシニア犬になるべくならストレスは与えたくないですもんね。ストレスからのてんかんとかも怖いし。てんかんって本当脳へのダメージが大きいので。
なので、バーくん的には認知機能より先に足腰が衰えるのがより困る!認知機能は飼い主でコントロールのしようもないけれど、足腰だけは!なんとか足掻けるだけ足掻いてみよう!ということで、リハビリマッサージや犬の整体(最近初挑戦してみました!)などをやってみている訳です。
もし仮に、認知症じゃないけど足腰が衰えて寝たきりっぽくなってしまった場合、我が家の暮らしはどうなるんでしょう?
私もまだ介護についての知識が足りないので、寝たきりになったら犬も人間みたいに床ずれが出来ちゃうから2時間に1回くらい体位転換しないといけないのかな?と思ってたんですが、そういう一律なものでもないみたいで。
先日のリハビリマッサージの時に「寝たきりになったら2時間くらいしか外出出来ないですよね?」と聞いてみたら、床ずれは体が痩せてしまった後に骨が出っ張ってきたところが色んなものに当たる圧?でなるので、まだそこまで痩せてなかったり介護用のマットを使ったりなどの諸々の条件で3〜4時間くらいは大丈夫な場合もあるとのこと。
なので、私も今から観劇とかじゃない日常の外出ルーティンを3時間程度で収まるように変えておけば、いざ介護!となった時に今までやってたことがあれもこれも出来なくなって「バトーの介護でもう⚪︎⚪︎へは行けない」とかにならず、多少なりともストレスが少なくなるのでは?と、この秋から大阪中心部まで行ってた習い事を地元近くに変更したりして、なるべく今のうちから往復時間の短縮などを試みてみる予定です。

高齢犬の飼い主ならではの行動範囲のダウンサイジングが、私自身のメンタルにどう影響するのか分からないけど、もし意外にいい感じで安定的に続けられそうだったら、バトーのお留守番時間が短くなってお互いにハッピーだし、ダメならダメでまた考えたらいいかな?と。
そんな試行錯誤ができるのも、バトーが頑張ってくれてる間だけなので、なるべく無理のないワンオペ生活が送れるように、楽しみながらあれこれ考えを巡らせていきたいなと思ってます。
◆ふぇんふぇんプロフィール◆
5年間のバンコク暮らしを終え、現在大阪北摂暮らしの50代半ば。最愛のバトーくんはもうすぐ19歳、ハイシニアともなると愛おしいを超えてもはや尊いの極み!今はこの貴重な時間を何よりも優先して日々過ごしています。
★バトーくんInstagramもやってまーす!→ fenfen_bateau で検索してみてね。