ノベルティグッズ
春は断捨離のシーズン?!なんとなく身辺整理をしたくなって、何年もほったらがしにしていた職場のロッカーを開けてみた。縦や横に、ぎゅうぎゅうに押し込められたノートや本、6ミリテープにカセットテープ、特番の企画書、公開生放送の写真、そして出演者から頂いたお手紙など…。
ロッカーの奥から、なにやら古びた紙袋が出てくる。中をのぞいて「おお!」と声をあげる。昔の電リク番組のステッカーがごっそり入っていたのだ。懐かしいな~!絵の上手いスタッフにデザインを頼んで、番組ロゴを添えて作った番組特製オリジナルステッカー。毎週リスナーさんにプレゼントしていたなあ。
携帯電話が普及していなかった時代、番組グッズとして人気が高かったのは、テレフォンカードだ。当時はほとんどの番組でつくっていたように思う。番組の担当パーソナリティの写真を生かしたオーソドックスなデザインが多かった。
そのテレカも・・・、でてきた!でてきた!しかも未使用!
今はリタイヤした懐かしいアナウンサーのテレカに、同期のリポーターがズラリ並んで写ったテレカに。時代の空気感がすごい。女性は肩パッド入りスーツですね!バボー!
一人で懐かしい時間に浸った後、それらのお宝をロッカーに戻した。こういうものは、もっと寝かしておく方が、価値がでそうな気がしたから。
次に私がロッカーを整理するのは、何年後?!
5年経とうが、10年経とうが、ロッカーの中では時間が止まっているんですね・・・。
オバフォー読者の皆様
2年間、拙い文章を読んでくださって、ありがとうございました。コラム執筆は今日で最後とさせていただき、これからは読者としてオバフォーに参加したいと思っています。コメントを通じてたくさんの方と交流することができました。スタジオにこもっている私より、皆さんの方がずっとラジオを深く体験されていると感じ、それが嬉しく、また刺激にもなりました。
今後もラジオの仕事は続けますが、フリーランスという立場でもありますので、人生後半の仕事の選択肢を増やすべく、いろんなチャレンジをしていくつもりです。これからもどうぞよろしくお願いします。
つまみ
がっちゃんさん、2年間お疲れ様でした。
しつこく書いてしまいますが、わたしは昔からラジオが好きです。
見もしないテレビをつけることはまったくありませんが、食事のしたくをするとき、まず台所に行ってすることは、ラジオのスイッチを入れることです。
番組を聴くことはもちろん、これはいったい、どんな人がどこに向かって作っているのだろう、と想像することも好きです。
ダイレクトに現場が、スタジオが、出演者の顔が、見えないからこそ(最近はリアルタイムでHPで写真がアップされていたりはしますが)、想像力、ときには妄想力を掻き立てられ、テレビや活字ではスルーする表現や、ちょっとした空白が妙に残ったり、選曲ひとつでその番組に親近感や愛情を持ったり、リスナーの一言で、突如世界が芋づる式につながって感じたりすることが好きなのです。
そんな底知れぬ(?)ラジオの世界を、日常の接し方とは違う方向から見せてくれるがっちゃんさんの記事は、自分にとってはとても贅沢でした。
ありがとうございました。
連載が一区切りついてしまうことは淋しいですが、ラジオとがっちゃんさん、ラジオとわたし、は、規模は違えどこれからも続きますので、またどこかで、もしかしたら電波を介してでもふっと出会えることを、もちろん、この場所を通じてお会いできることを願っています。
これからも、ラジオでわたしたちを楽しませてくださいねー。
中島
ああ、がっちゃんさん、今回が最終回と知りとても寂しい気持ちでいっぱいです。
私の知らないマスコミの世界を読ませていただいて、毎回とても興味深かったです。
でも、思い込んでいたような特別な世界というよりも、身近で人間くさい世界だったように思います^^
そして、新たな挑戦をされると聞きました。
もーもー素敵です!頑張ってください!!
私も、気がつけばそれなりに、新たなことを手がけていたりして、まだまだ自分磨きの修行は続くんだなと思う今日この頃です。
お互いオバフィフファイトォ〜で参りましょう^^
がっちゃん Post author
つまみさん
いつも読んで下さり、またコメント下さり、ありがとうございました!
とても励みになっておりました。
今年1月、一人暮らしの父が肺炎で入院し、
生まれて初めて実家に一人で泊まりました。
ガランとした家の中で、寂しさのあまりラジオをつけました。
流れてきたのはコマーシャルやニュースなどでしたが、
人の声が聴こえてきて、心底ほっとしました。
ラジオの力を感じました。
つくるばかりではなく、私もつまみさんのように、
生活に深く深くラジオを取り入れていこうと思いました。
「世界が芋づる式につながる」って素敵ですね!
個人的に、「ラジオはあっちの世界とつながっている」って
感じることがあるんです。
意図せずにドンピシャタイミングがあうというか・・・
出演者の方に
「実は、今日は兄の命日でした。電波を通して僕の声が兄に届いたかも・・」
と言われたときは、本当に嬉しかったです!
つまみさんのコラム、ステキですね!
つまみさんは私の読書案内人です!
これからはコメントもさせていただきますね。
オバフォー、ラジオ、本を通して、これからもよろしくお願いします。
いつかお会いできるのを、楽しみにしています~!
アメちゃん
がっちゃんさん。おつかれさまでした!
ラジオの良い所は、パーソナリティとリスナーの距離が近いこと。
そして、メッセージを通じてリスナー同士もつながれることですよね。
以前、金曜日の冬の午後、仕事をしながらラジオを聴いてたら
「夕飯のおでんの仕込みも終わったので
こたつにあたりながら、ラジオを聴いています」
というリスナーからのメッセージが読まれて
ああ、なんとも平和な時間だなぁ…と
こういう時間が共有できるラジオはやっぱりいいなぁと思いました。
私もたまに、メッセージが読まれて
ノベルティグッズが送られてきたり、プレゼントが当たったりしますけど
ものすごく嬉しいですよ。
私はテレビを持ってなくて、いつもラジオなのですが
しみじみとラジオの温かさと優しさを感じています。
1人で居てても、パーソナリティの生の声を聴いてると
誰かがそばに居てるみたいで、安心します。
くぐもった音もラジオらしくて良いですよね。
私の感覚ですけど
テレビよりもラジオを愛してる人、多くなってるんじゃないかなぁ。
またどこかで、お会いできるのを楽しみにしています。
そして、私のようにラジオを愛してる人がいーっぱい居てることを
覚えててくださいね!
がっちゃん Post author
中島さん
いつもありがとうございます!
私も中島さんのコラム、大好きです。
癒されるし、洋服選びの参考にもなるし、
イラストを見ているだけで、オシャレしたくなるんですよね。
これからも楽しみにしています。
人間くさいラジオの裏側・・そうなんです、そうなんです!
地方のラジオ局は、番組ひとつひとつが個人商店のようなイメージです。
店主がいて、お金はないけど思いはあって、
長年のお客さんとの信頼関係があって、成り立っているみたいな。
店員(番組スタッフ)は、女性のパートさんや学生のバイト君が中心で。
そのパートやバイトさんの働きがめちゃプロフェッショナルなんですよね。
これからも想像力を膨らませて、ラジオを楽しんでくださいね。
お互い、オバフィフチャンレンジもがんばりましょう!
がっちゃん Post author
アメちゃんさん
いつもありがとうございます。
あめちゃんさんのコメントに、毎回はっとさせられます。
ラジオを通して、知らないだれかと、
時間を共有することができるんですね。
楽しい時や、寂しい時はもちろんですが、
何気ない日常が愛おしく思える瞬間が
ラジオによってもたらされたら、ステキです。
(「夕方、おでんの仕込み、こたつ、ラジオ・・・」沁みますねえ)
ラジオのパーソナリティは、大勢に向かって話すのではなく、
ラジオを聴いてくれているたった一人の人をイメージして、
その人に向かってしゃべるのだといいます。
うまく話せない新人アナウンサーに、
先輩アナウンサーがよく、そうアドバイスしています。
マスだけど超パーソナルなメディア、
愛すべき装置ですね。
番組で色の話をしたことがあります。
青とか黄色とかピンクとか言うときに、
聴く人によって心に描く色が微妙にちがうんだろうな…と思いました。
特に青は、空を浮かべる人、信号の色を浮かべる人、
海の色、藍色、ターコイズブルー・・・
そう思うと、ぐっと豊かな気持ちになりました。
人の声って、心が温かくなりますね。
テレビではそんなに温もりませんね。
ラジオを愛している人に支えられていることを、
忘れずにいたいと思います。
アメちゃんさん、お会いできたら、
ラジオの楽しみ方をもっともっと教えてくださいね!
これからもどうぞよろしくお願いします。