私が負けるわけがない
唐突ですが。
私の人生の歌とも言える歌を紹介させてください。
2018年の冬、私の大好きなエレカシのミヤジ(宮本浩次)が「冬の花」という曲をリリースしました。
ゴンゴンがあちらへ行って、半年以上たったときでした。
初めて聞いた時、うまく言えないですけどね、しゃかりきやってきた自分が肯定された感じがあったんですよ。「私が負けるわけがない」って聞こえてきた時、涙がでました。そして、私の原動力は「意地」だったんだと、そう気付かされた曲でした。
私は、偽善とか、同情とか、いい嫁と思われたいとか、バカ嫁だと思われたことこを見返したいとか、そういう邪な心でゴンゴンの介護に関わり始めました。澄みきった心ではありませんでした。
いつまで続くかわからない介護ですし、命に関わることだし、なんか疲れてしまって、いつまでこんな生活が続くのか占い師に聞いたこともあります。人の終わりを聞いてるんですよ。なんちゅう嫁だ。
しかし、自分でいうのもなんですが、私が、日本ではない土地で病院でのやりとりになんとかしがみつき、ゴンゴンの介護と仕事を両立できたことは、こりゃちょっと大したことだったんじゃないかな、とも思っています。「自分、よくやった」と思っています(恥)。
私が頑張れたのは、「意地」もですが、間違いなく、幸いにも毒を吐きまくることができる友人が台湾にいたからです。友人だからこそ、黒い感情を吐露することができたと思います。
話すなんてなんの役にも立たないし、建設的でないと思われるかもしれないけど、もしかすると、お金のサポートより役にたつかもしれません。(いやわかっている。お金のサポートは甚大だ)ぜひいろいろなところで「カイゴデトックス」のような試みや、そこらへんの喫茶店で愚痴大会が行われることを祈っています。
もしあれでしたら、台湾までいらしてください。台湾のどこかのレストランの個室で、ブリブリ愚痴放出大会でもやりましょう。
語るほどのことでもないと言われるかもしれない。世の中にはもっと大変な介護をされている方もいるかもしれない。そもそも日本と台湾で、介護も病院の制度も違うし、それぞれの家庭で、介護のレベルもサポートできる範囲も違う。だから、「役に立たないだろうなあ」と思いながら書きました。
でも、邪な気持ちで意地を張り通すために、あーだこーだとやった奴がいたことをお知らせしてもいいんじゃないかと開き直って書きました。何かの気休めになれればうれしいです。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
江の島カランコロン
azumiさん お疲れ様でした。
あなたはよく頑張りました。
私は 先が見えないのが一番しんどいのかなぁと思っております。
そんな今 介護を卒業した方を褒めまくりたい!
よくやった!頑張った!
介護が加速しそうな今なのに 法改正をキッカケに仕事を増やそうとしている私も
アクマです。
オバフォーは読むデトックスでもあります。
オバフォーにはお世話になりっぱなしです。
毒吐きながら いきあたりばったり大作戦を遂行します。
そうそう、先日息子に
私の葬式に 椎名林檎の「新しい文明開化」かけてね と頼んだら
優しく断られました。
ランニングしている時に聴くのが 大好きな曲なので、
三途の河まで 元気に走っていけそうな気がしたのですが 残念です。
それでは、また
はしーば
あずみさん、こんにちは。
フォルモサで介護、いつも激しく頷きながら読んでいます。
海外での介護、想像することしかできませんが、途方もない大変さだと思います。
実両親のゆるーい介護生活に突入して6年目になりますが、私の場合、「意地」に支えられているとも言えます。
仕事や家事、日常生活の雑事に加えての介護は、アイドルマルチタレント並、八面六臂の活躍と自分を鼓舞しています。
あずみ
江の島カランコロンさん
コメントありがとうございます。そして、「よく頑張りました」のお言葉、ありがとうございます。
オバフォーは本当にいいデトックスができますよね。
お仕事は江の島カランコロンさんのお仕事なんですか。
もしそうだったら、私は「がんばれー!」と応援したいです。
体力の問題とかありますけども、
完全に介護の場所とは違う場所に移動したり、
介護に考えなければならないことがあるというのは、
非常にいい気分転換になると思います。
先の見えない長丁場の介護ですが、
ご自身の体を大切に、走ってください!
介護第二弾、第三弾にむけて、私も体力つけときまーす!
あずみ
はしーばさん
コメントありがとうございます。
激しくヘドバンしながら読んでくださっていたなんて、私、本当に感激です。
海外での介護、ドキドキもたくさんありましたが、
漢字の国でよかったと思います。そうじゃなかったら、逃げてた。てへ。
「意地」って大事ですよね。大きな原動力ですよね。
私が最近ハマってる「スカーレット」でも、きみちゃんがお父さんに
「女にも、意地と誇りはあるんじゃー!」と叫ぶんですが、
そのセリフに、またまた涙でしたよ。
辛い時には意地を張らないで、使えるものはなんでもご活用くださいね。
ご自身の体調に十分に気をつけてくださいね。
八面六臂のご活躍、応援しております!
ぺいたお
azumiさん、こんにちは。
遅いコメントですみません。
今回の記事を読むまで、私はてっきりazumiさんは周囲にとけこみ、屈託なく暮らしているのだと思っていました。
そうじゃなかったんですね。介護に参加することで、本来の自分を認識してもらい、義家族やその土地にもっと深く錨をおろしたかったんですね。
たしかに、介護には、膠着していたキャラクターや人間関係を大きく揺るがし、組み替えてしまう力があります。
ハローベストとはなんぞや?と検索して画像をみたとき、心の中で「うっひゃあ〜!!」と叫び、お義父さんとご家族のみなさんがどれほどの困難に立ち向かったのか、わかりました。
この頃の話なのでしょうか、入院中のお義父さんにマージャン牌を握らせて、少しでも楽しませようとしたのは。しみじみとみなさんの温かさ、優しさを感じました。
azumiさんが言うように、意地は大切。子どもは放っておいても成長しますが、トシをとると、意地とか、ヤケクソとか、向こう見ずとかを発揮しないと、自分の幅を広げられないですものね。
この経験は、インナーマッスルのようにazumiさんの底力になってくれると思います。知識や技術、なにより、去りゆく人に寄り添う心と経験が。
azumiさんは若いので、まだかもしれませんが、ある時期から、親しい人が死んでいくんです。しかも、それは加速度的に増えていくらしい。親しい人が亡くなるとき、自分の一部も死にます。だけど、そのとき、相手に寄りそう心や行動が、双方の救いと幸いになると思います。
よくぞ、逃げずにやりきられました。この先も晴れ晴れと歩んでいかれますように。
長々と失礼しました。
あずみ
ぺいたおさん
コメントありがとうございます!
すっかり現地化してるんですけどね、それでもやはり、
三つ子の魂がそうさせるのか、DNAがそうさせるのか、
なんか、納得するには力が必要なようなことがあるんです。
いろいろ強引に「気にしない、気にしない」と流したこともあったと思うんですけど、最後までやってよかったと思っています。
まだこのあとも介護をすることはあると思うんですけど、
一段落ついた感じがしました。
今回の体験を通して、いつか自分がその立場にたったときのために、いろいろと着実に準備を進めていこうと思うようになりました。
私はお国柄の違いとかが異文化でしたけど、きっとそういう大きいスケールじゃなくて、県が違えば異文化だし、隣町でも異文化でしょうし、お隣さんでも異文化かもしれないなと思うと、きっと世界中で、格闘してらっしゃるんだろうなあと思います。
この場を借りて申しますと、
図太く生きてこうぜ!とお伝えしたいですね。
そしてそして、ハローベスト、検索しちゃいましたか・・・
あれは恐怖です。そうならないように、転倒だけはお気をつけください。
あたたかいメッセージ、ありがとうございました!
これからも頑張りまーす!