Posted on 2016年4月22日 by プリ子

第８回　型、色、数！　嫌なことがあったら、また観に来る！

終演後、もうすぐゴーディ様を見られなくなる思うと泣けてしょうがないプリ子、
ロビーでカリーナ部長に背中をさすってもらう、

のも束の間、

「ドレスが！」「燕尾服が！」

…と、カリーナ部長が次々感想を話しだすので、
こりゃ泣いてる場合じゃないな、とメモメモ(^_^;)

大劇場のロビー

＜型の色気＞

カリーナ：いやー、きれかったー！こんなに女の人を一生懸命見たことない！

プリ子：おほっ、面白い感想ですね。

カリーナ：だって、ほら、前と違って席がよかったから！前だったから！ほんとにきれい！

ほか全員：でしょでしょー！

カリーナ：自分のなかにある男性目線を一切通さずに見た！快感！

AKBの人たちをテレビで見るでしょう。そうすると、「あ、こういうところがきっと男性から見たら、かわいいんだな」っていったんは男性の目線を通過させて見ちゃうけど、まったく男性を通過させないで、女性を見た。

プリ子：そうそう、そうなんですよ！女性のパラダイス！普通の芸能だと、女性の肉体が男性の欲望の対象であることが大前提ですもん。

カリーナ：それに、型があるのがいいですね！

プリ子：型！そう、型なんです！お笑い場面やセクシーな場面でも、型があるから品があるんです！

カリーナ：そういえば、京都の都踊りもそうだった。70～80代の芸子さんなんだけど。遠目で見てたら、まったくオバアサンに見えないの。媚びない色気ってかっこいいなあ。

プリ子：都踊りって、黒いお着物のお姐さんたちですよね。

カリーナ：そうそう。もうかなり昔で忘れちゃったけど、歌舞劇みたいなものや数人で踊るものや、ソロや、いろいろあって、最後にお姐さんたちがずらっと並んだ気がする。私、娘が1歳未満のころに行ったもんで落ち着いて見れなかったんだけど、でも、そのラストのカッコよさは記憶に残っているんです。あとで照明の人に「あの人がかっこよかった」て言ったら、「その人、もうおばあちゃんだよ」って言われてびっくりしたのを覚えています。

プリ子：ぐへー！

＜白黒と色の洪水と＞

カリーナ：黒といえば、燕尾服がダンスの振りごとに黒、白、黒ってなるところきれいでしたねえ。ああいうの大好き！古典的で、視覚効果がはっきりしていて、すごい好き。胸がスッとするわあ。

ふぇんふぇん：最初後ろ向いてずらっと並んでて、曲に合わせて、ちらっと振り返る、あそこいいですよねー。

プリ子：そうそう、あそこ大好きー！大勢が後ろ向きで並んでる状態で、すぐゴーディ様を見つけられました～。あ、また涙が（笑）。お稽古のときから、白と黒の配分を考えた稽古着だとか聞きましたよ。

カリーナ：燕尾服の似合う人が、この日本に、こんなにたくさんいたんですねえ。

そのあと女役さんが白いドレスでササーッと出て来る。あれもよかったなあ。70年代の歌謡番組に出ていたダンサーの人たちみたいだった。薄い華奢なドレスでサーッと出てきて優雅にダンスするの。あれも好き。

こんな衣装が似合う人たち、ほかにはなかなかいません（大劇場内の展示スペースにて）

プリ子：麗しいですよねえ。昔の歌番組に残ってたレビューの文化が、今では宝塚ぐらいにしか残ってないんですよね。

カリーナ：そうそう！そうですねえ。衣装と言えば、最初にピンクと黄色のド派手な衣装がズラーっと出てくるじゃないですか。あれで舞台の熱量が上がりますよねえ。色のチカラがすごいわあ。いやあ、群舞、いいわぁ～。大好き。

フィナーレで手に持つ小道具「シャンシャン」。近くで見るとカラフル、キラキラです

カリーナ：お芝居のほうでも、数で勝負するところがあるじゃないですか。何十人が、ざーっと並んでるところ。カタルシスがありますよねえ。

ほか全員：（にまにま）

カリーナ：それにしても踊りもいろいろあるんですねえ。新しいのも取り入れているんだなあ。

しかし、席が近いといいですね、前回は２階席だったから印象に残らなかったんだ。（※今回は１階の９列目でした）

で、最後の羽、これ以上大きいのはムリやねんな、もう、これが最後やねんな、

と思ったら、さらに大きいのが出てきたーーーー！

羽、でかーーーっ！！

ほか全員：（拍手―！！）

トップスターの羽は、大仏の光背のようなものです

プリ子：やっぱりお芝居よりはショーのほうがインパクトありましたかね？

カリーナ：そうですね、初心者はショーがあるほうがいいと思うなあ。

ふぇんふぇん：最近はショー無しでお芝居だけで３時間（注：休憩抜くと2時間半）っていう公演も多いので、お芝居とショーの二本立てにして正解でしたね。

プリ子：以前の感想「カッコいいけど、女性でしょ。この人たち」は撤回でＯＫ？

カリーナ：ああ。そこねえ。ちょっと待って。うん、でも、かっこいいけど女性だよね（笑）そこんとこ、もう少し時間ちょうだい（笑）女性やもんなあ。でも、めっちゃ楽しかった。

嫌なことあったら、また来ます！！

ほか全員：是非是非！

最後に記念撮影！

この謎のポーズの意味は、ヅカファンになればわかる！

帰りは阪急電車の中でふぇんふぇんさんとプリ子の更なる爆裂ヅカトークが繰り広げられました。
（といっても、プリ子が１つ話をふれば、ふぇんふぇんさんが１０ぐらい語ってくださる　笑）

あー、楽しかったー！
嫌なことがあったら、またこよー、っかな？
（ゴーディ様は、もういないけど(>_<)）

皆様も是非、摩訶不思議な夢の国へ足を踏み入れてくださいませ！

宝塚駅前に最近設置された銅像があなたをお待ちしています♪

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