今回も介護費のお話し、ご褒美に悩む年末に感じたこと
あっという間に11月も中旬、来月はもう12月
あんなに暑かったのに秋を感じる時は少なくもはや冬?イチョウもあっという間に色づいています。

12月といえば、期末手当。ほんの少しとはいえ臨時収入があると、「この一年よく頑張ったし、自分にもご褒美を…」なんて気持ちになります。
今年は何を買おうかな。新しい服?髪に優しいドライヤーそれとも、気分が上がる小物でも?
そんな風にあれこれ考えていた、ちょうどそのタイミングで。
ケアマネさんから、来月分の計画表の確認が届きました。
マメオ君は月・火・水に介護サービスが集中していて、今年の12月はちょうど5週ある月。つまり――利用回数がいつもより増える。でも年末ギリまであるので助かることは事実。
その結果、介護サービスの1割負担の上限を大きくオーバーし、10割負担の部分がぐんと増えることに。
利用料だけでも、いつもより4万円以上アップ。
そこに食事代や入浴費、細かなオプションなどを合計すると、追加出費は6万、いや7万近くになるかもしれません。
「え、私のご褒美どうなるの…?」
頭の中でさっきまで楽しく並んでいた候補たちが、しゅるしゅると消えていきました。
でも、だからといって介護サービスを削るのは現実的ではありません。
私自身、ここ最近は自宅でマメオ君を入浴させることがほとんどできていません。体力的にも、段取り的にも、自宅だけでの介護は正直しんどい。
仕事を休んで家にいれば…という話でもない。自分の収入が減っては本末転倒です。
介護サービスは、本当にありがたい存在です。
そして同時に、「ありがたいけれど、お金の心配は尽きない」という、介護者あるあるの現実もつきまといます。
介護保険は確かに助かる制度ですが、1割負担の上限は「月」で区切られているため、週の並びによって負担が大きく変わります。
我が家のようにサービスの曜日が固まっていると、5週の月はどうしても費用が跳ね上がります。
計画表を見ながら、「ああ、またこの月が来たか」と思わずため息が出ました。
けれど、それでもサービスを使うことは、今の私が前に進むために必要なこと。
無理して倒れたら元も子もないし、マメオ君の生活の質も下がってしまう。
介護サービスのおかげで、私は仕事も続けられるし、マメオ君にも快適な時間が増える。
そう考えると、「お金がかかるから使わない」という選択肢はやっぱり持てません。
問題は、お金とどう折り合いをつけていくか。
これは介護が長期戦である以上、多くの人が抱えるテーマだと思います。
今回の私はといえば、ご褒美の予算を介護費にあてるのは、正直ちょっと悔しい。
でも、だからといって「自分の楽しみは全部後回し」というのも違う気がして。
小さくても、何かひとつくらい自分を励ますものを買おうと思っています。
月に数千円でも、心が軽くなる方が、結果的には長く頑張れる。
介護費の増加にため息をつきつつ、現実を見据えて、小さな楽しみを確保する。
そんなバランスを探しながら、今年の年末も乗り切っていきたいと思います。

田植えと稲刈りを体験させてもらった友人から新米をいただきました!
何よりうれしいご褒美です。

















































































