YUKKEの今日もラテンステップで ~VOL.3
とにかくラテン男たちは女性を褒める。
褒めて、褒めて、褒めちぎる。
女性を褒めることに全身全霊、全精力をかたむけているとしか思えない。買いものかごを下げて市場へ行くアラフィフの私にさえも、通りがかりのトラックやバスから、「ピュー」という口笛とか「ボニータ(かわいこちゃん)」とか「グアパッ!(イカシテルぜぃ)」というというPiropos(ピロポス=褒め言葉)が飛ぶ。全部無視してスマして歩くのが、これへの儀礼と対応ですけど。
そんな環境の中で育つ女性たちは、もうどんなに普通女子であろうと、少々器量が悪かろうと、自分の容姿に自信が持てないという女性はラテン女にはいないといっても過言ではない。
親からも、身内からも、近所のおじちゃんからも、とにかく彼女の少しでもいいところを探してもらって子どもの時から褒め殺されて育つから、自分のアピールするべき良さを自分自身でもよく心得ている。謙遜は美徳という国に育つと、「今日のセーターは君の髪の色によく合うよぉ~」褒められても、つい「そんなことぉ~、バーゲンで買ったセーターなのよ」と言ってしまう私。
ラテンの女たちは、駐車場のお兄ちゃんにも、職場の同僚にも年中この程度の褒め言葉は言われまくっているから、とっても横柄に、それがたとえ今日、選びぬいたセーターであっても、「グラシャス(ありがとう)」とそっけなく返す。私のように舞いあがって慌てて否定したりはしない。「その程度の褒めちぎり方?」というくらいに、手の込んだ褒め殺しの文句をたくさん浴びて育つからなのだろうね。だから自信もつくわけだ。
太めの自分の体形に自信が持てないなんていうことは、夫に浮気事件が発覚しない限り起きない。大きな胸と大きなヒップを全面強調する服を選ぶ方がいいと彼女たちは思っているからね。
似合うとか似合わないとかの問題はさほど気にしない。大きな胸なら思いきり自信たっぷりに強調。たとえ他も全部が大きくても…。だから自分の事も大好きなで、ラテン女は実に容姿にもポジティブシンキングなのだ。
まぁ、彼女たちはいつも褒められまくっているから、マイナス要素に目をむけないって事でもあるんだけどね。
あなたも褒められたら、謙遜しないで自信持って胸張ってくださいね。
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「いやあ、そうは言っても、ほめ言葉がお世辞か本気かはわかるんじゃないの~?とか」、
「わたしも、今からメキシコに住みたいのですが!」とか(笑)。