Posted on by プリ子
どんなときも世界を愛すれば、世界もその人を愛するわ
~『翼ある人々』作・演出 上田久美子(2014年 宙組)より
若き日のヨハネス・ブラームスが、
師であるシューマンとその妻クララとの交流で成長する物語。
「本当の音楽はサロンで金持ち連中に聞かせるためにあるんじゃない!」
と激高するヨハネスと、
「私が好きでサロンで弾いていると思って!?」とクララが口論になったあと、
クララが、ふっと言うセリフです。
作曲の才能があるのに、家族のためにピアノ演奏で生計を立てているクララ。
それでいて凛としている。
胸におさめてきたものも多々あろう。
でもそれは「世界を愛する」ってことなんだ。
陳腐なセリフかな? まるで自己啓発本みたい?
いやいやいやいや。
現実だったら「けっ」と思うようなセリフでも、
真実味を持たせることができるのが宝塚。
近年稀に見るクラシカルな美貌の娘役 伶美うららがクララ役であることが、
さらに説得力を増していました。⇒美貌はこちら
世をすねてしまうようなことがあった日は、
頭の中でヨハネスになって、クララにこのセリフを言ってもらうんだ~
(キモいヅカファンの妄想です)
okosama
プリ子さん、はじめまして
こういう「大きく出た」セリフ、好きなんです(^o^)
仮想世界に浸れる人間なので、よく分かります(笑)
励まされますよね!
プリ子 Post author
わ~、okosamaさまだ~、コメントありがとうございます!
「大きく出た」、いい表現ですね、そうなんですよー
フィクションの中でしかありえないような言葉に、
日常が励まされてます。