Posted on by つまみ
「ここに向かって書こう」なんて思っていたら、そこにしか行けません。
『洋子さんの本棚』小川洋子・平松洋子/著(集英社)より
名前だけではなく、いくつもの共通点、そして、あたりまえだけれどいくつもの相違点、がある「ふたりの洋子さん」の本にまつわる対話集。
今回選んだ一文は、物語を生み出すことについての話で小川洋子さんが発した言葉です。
まあ、凡人は物語に限らず「向かった先にすら行けないよな」ですが(笑)。
言葉はこう続きます。
【目の前の一行をどうするのか、次の一行はどうするのか、ずっと考えて書いていくうちに、ふと顔をあげたら思いもよらないところへ到達していた。そうなりたいと思っているんです。】
by つまみ
okosama
つまみさん
こちらにもお邪魔します。この一両日は花粉症でまぶたが腫れています。
それはともかく。
作家の創作についてのお話つながりで。「ファンタジーと言葉」岩波現代文庫がつい先日出ました。「ゲド戦記」(職場にあるはず)の作者アーシュラ・K・ル=グウィンの創作にまつわるエッセイです。とくにファンタジーに限定されたものではありません。「老い」も絡んでいたりします。立ち読みでもよいので(よいのか?)トルストイについてのお話だけでも読んでみて下さい。
つまみ Post author
okosamaさん、了解しました!!