Posted on by サヴァラン
「美人」評価と女性の本音、を考える。
♥「どうする?40代からのファッション&生き方」過去記事再掲♥
そうなんです。このときまで、
わたしにとってこの女性は、
「キレイな人ってことになるのかなあ」
という位置づけだったんですね。
つまり、キレイかどうかってことは、
まだ保留になっていたわけです。
どうも、何となく、キレイなような気がするけども、
もちろん、わたしよりずっとキレイなのは間違いないけれども、
自分の好きな顔や雰囲気ってわけでもないから、
多くの人が、「それほどキレイじゃない」
という結論にいたることがあっても
その意見を受け入れることもやぶさかではないし、
何だったら歓迎してもよい、
というような感じです(笑)
ところが、
その後、写真撮影という運びになり、
取材にもずっと立ち会っていた
その会社の広報の男性が
お世辞というには、
やや情熱的すぎる言い方で
「○○さんは、本当にキレイだから」
「○○さん。何だか芸能人みたいですよ」
「うわあ、いいなあ」
などと、もんのすごく何度も何度も賞賛するために
わたしも立場上、大きくうなずくことになり、
他のスタッフも「そうですね!!」と
深く、深く肯定し、
さっきまでのわたしの
「キレイなのだろうか?」という保留は瞬く間に解除され、
「キレイじゃないという結論にいたるかもしれない」
という想定もあっけなくふっとび、
「キレイだ、それもヒジョーにキレイだ」という
最上級の「キレイ評価」が
満場一致でくだされることになったのです。
「美人」誕生の瞬間ですね。
「どうする?40代からのファッション&生き方」2012.6.21