若く見られなくてもいいと言いつつも、何十歳も上に見られたら傷つく、というお話。
わたしの姉ちゃんは、退職後、コーラスサークルに入っているんです。60代の姉は「若いほう」で80代の方も多く、90代の女性も何人かいるそうです。そこに新人が入ってきました。新人は、70代半ば(のちに73歳と判明)です。
新人さんが入ったばかりのころ、ちょっとした発表会が開かれたそうです。全員、かつて作ったお揃いのブルーのドレスを着ることになったんだとか。そのとき、90代のベテランさんが、「ちょっと今回は遠慮するわ」となり、新人さんに「このドレス、貸してあげる」となりました。
無事に発表会、終了。
次のレッスンのときでした。新人さん(73歳)は、ドレスを返そうとベテランさん(90代)を探します。そして見当をつけて近づき、「この前はありがとうございました!ドレス、お返しします!」と言ってクリーニングしてきたドレスを渡そうとすると…。
「え?ドレス貸してないよ」「??」「誰に借りたの?」「〇〇さんに…」「〇〇さん!!??わたし、〇〇さんじゃないよ!」
どこにでもある人間違い。よくあるミス、に見えますが、ここには、大きな悲劇が隠されていました。なぜなら、間違われた中堅の人は、73歳だったからです。73歳にして90代に間違われたのです。
それからが、さらに、いけなかった。
「わたし、73歳よ」「えええ!73歳ですか!?」「そうよ」「わたしと同じなんですか!?」
はっきりとは言わないが、明らかに漂う「見えない~。もっと年だと思った~」感!中堅さんは、姉ちゃんに「ひどい!90代の人と間違うなんてひどい!そんなに老けてる!?わたし??」とお昼ごはんを食べながら荒れ狂ったそうです。姉ちゃんは、「そげんことなか!!新人さんのほうが、ずーーーーっと老けとる!あの人こそ、73歳には見えん!!」と言ったそうです。
いやあ。これ、「悪気のないミス」だけにつらい。「鈍感さゆえの悪気のなさ」ほど人を傷つけるものはない。鈍感だから謝罪がすべって、さらに傷つける。
わたしも47歳のとき、後ろから歩いてくる女子小学生ふたり組に「ねえねえ、あの人、おばさん?おばあちゃん?」「どっちかな(クスクス)」「ブーツ履いてるよ(クスクス)」と言われ、突然、降りかかった理不尽な悲劇にこの世を呪い、悲嘆にくれたものです。(ブログの最初の記事です)
若く見えたいとは思わないが、何十歳も上には見られたくない。
自分を若く見えると思って「相手の年を聞いて驚く」人に告げよう。あんた、傍から見るとそんなに若くないぜ。
月曜の朝から何を書いているんだか(笑)。駄弁で失礼。みんな、ところどころ傷ついても、がんばっていきましょね。みんな、年相応にしか見えないから(笑)。
オバフォー、今週もよろしく。
「カレー記念日」毎日更新ですよ。見てますか?思いついたら、投稿してね。「眉毛特集」は火曜と金曜。「いどばた。」、わたしもコメントしています。
爽子
嗚呼あああぁ。わかる。
知らずにやってること多いかもしれません。
人って、鏡見ないと自分の顔を見られません。
わたしなど、数日ちゃんと見ないこともあります。
すると、なぜか実際の歳と意識上の歳に20歳くらいの差ができてしまう。
無意識に。笑
わざとぢゃないのよ〜〜。
60の方に近いのに、オバ40なわたしがいてるんです。
ついやってしまってるかも。
とっても、感じ悪い。
気をつけます。