ここが正念場、とあえて呟く。
難しい世の中ですね。
戦争なんて誰もしたくないはずなのに、
なんとなく世界中が戦争を始める機会を狙っているような気配。
みんな痛いことなんてされたくないはずなのに、
自分で自分に爆弾をくくりつけたり、
誰かに自動車で突っ込んでいったりする衝動。
モラリストを気取って、
「そんな奴らの気持ちなんて、わからないぜ」と
言い切ってしまうのは簡単なんだろうけど、
実はとんでもないことをしでかそうとしている人間の、
心の奥底もわからないわけじゃない、というところが恐ろしい。
だって、どんなテロリストにだって正義があって、
そのゆがんだ正義を手に入れるまでの紆余曲折があって、
そんなものを例えば映画化されたら、
簡単に感情移入してしまうんだろうな、という予感がします。
予感がするということは、
簡単に切り捨てたり、断じたるすることなく、
双方をしっかりと見据えなくてはならないということなんだろうけれど、
そんなややこしい時代を生き抜けるほど、
タフな神経をしている人間ばかりじゃないや、と吐き捨ててしまいそうになる。
と、ここでまた、「けれど」とつぶやいて、
けれど、吐き捨てたら、今度は簡単にダークサイドに寝返ってしまうんだぞ、
というオビワン・ケノービの声が聞こえてきたりもする。
もう、手遅れだ、と言わずに、ここが正念場だ、
というくらいしかできないけれど、
ここが正念場だ、ということがとても大事な時期なのかも知れないと、
パブリックにもプライベートにも火が付いたような状態で、
ほんの数センチ先が見えないような濃霧の山道に迷い込んだような状態で、
それでも笑っていたいと思う。
植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
ネコのマロンとは?→★
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クリエイターズスタンプのところで、検索した方がはやいかも。
そして、こちらが「ネコのマロン、参院選に立つ。」のサイト
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。
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