いろいろ壊れる三寒四温。
去年の暮れに毎日のように使っているムービーカメラが突然壊れたのだった。修理の見積もりを依頼すると3万円という微妙な値段で、「まあ、修理するしかないなあ」という感じで修理をしてもらった。
そのちょっと前にこれまた毎日のように使っているポメラが壊れてしまい、ネットでいろいろ検索すると、これまた3万円程度の修理費用がかかるという。新品が5万円前後なので、3万円の修理がいいのか、新品を買い直した方がいいのかいろいろ思案して新品を買い直した。
年が明けてすぐに、品物ではないのだが、尿路結石になった。僕が壊れたのだった。と、思っていたら、今度は仕事がいちばんピークの時にスタッフの一人がインフルエンザで、これまた壊れたというとモノみたいだけれども、えらいことになった。
まあ、いろいろあるときは、重なるもんだと思っていたのだけれど、ここへ来て、今度は自転車が壊れた。いつものように神楽坂の事務所があるビルの裏手の駐輪場に朝とめて、夜だそうとしたら、なんと前輪がバーストしている。しかも、タイヤがパンクしているだけじゃなくて、前輪のホールそのものが壊れているのだ。
あんまり、あれとこれとを結びつけて、いろいろ意味づけして考えない方がいい、という声も聞こえてくるのだけれど、ここまで続くと、やっぱり気になる。気になるのだけれど、ここしばらく続いている「壊れ」に関しては、あんまり嫌な気がしない。なんというか、なるべくしてそうなっている、という感覚が強くて、「壊れたなら、直すか、買い換えるかすればいい」と素直に思っている自分がいる。
ちょうど、東北の震災があった年に大きな病気が見つかってから、本当にいろいろあり、たくさんの大切な人を亡くし、なぜなんだろうというくらいにネガティブな目に遭ってきたという感覚があった。つまり、去年からと言うよりもここ数年、そういうことがずっと続いていたんだなと思う。そして、その続き、というものにしては昨年末から起こっているあれやこれやは、若干僕のなかで笑いを含んでいる。「いやもう、どうせえ言うねん」という苦笑や自嘲を含む出来事が多かったからだ。
たぶん、ものすごい時間をかけた、僕の人生の三寒四温的なものの中の「寒」の時期がいまなのかもしれない。だとすると、もうすぐ本当の春が来るんだと思う。
植松さんとデザイナーのヤブウチさんがラインスタンプを作りました。
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在、神楽坂にあるオフィス★イサナのクリエイティブディレクター、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。
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okosama
uematsuさん、こんにちは
人生の三寒四温なもの!
そやそや。いずれ春は来るんですね。
周囲の人たちの三寒四温的なものとタイムラグがあるから、その影響で自分はずーっと「寒」にいる気がして、春が来るって忘れがち。
uematsu Post author
okosamaさん
そうそう、いずれ春は来ると思います。
明けない夜はないし、
止まない雨はないし、
開かないラムネの栓はないのです。