バンコクより愛を込めて
みなさまご無沙汰しております。
ふぇんふぇんです。
バトーと私ですが、4月8日に無事バンコクへ到着いたしました!
ご報告が遅くなってすみません。
バンコク入りして1ヶ月。バトーもようやく新しい生活に慣れてきてくれたようです。この1ヶ月は新しいおうちでのトイレの場所をなかなか認識してくれなかったり、お留守番で不安になって吠えまくるので、30分くらいから少しずつ外出時間をのばして留守番練習させたりと、久しぶりに子犬をお迎えしたばかりの生活を思い出す日々でした(苦笑)
私もそこそこ大変だったけど、バトーはものすごいストレスな毎日だったと思います。でもお腹を壊したりすることもなく、頑張ってくれてるバトーが愛しくてなりません。
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さて。書きたいネタはもう既に色々あるのですが、今日はまずバンコクに来た日のこと、「生き物として海外へ輸出されちゃったバトーくん」の奮闘について綴りたいと思います!
出発当日の朝。5時起きで関空行きのリムジンバス乗り場に向かいました。リムジンバス(関空行き)は犬もゲージなど(頭の先まで覆われている必要がある)に入っていれば、座席に持ち込みOKです。バトーはキャリーバッグ大好きで、飼い主の膝に載せているのが一番落ち着くタイプなので、その状態で関空まで一時間ちょっと頑張りました。道中うんともすんとも言わずお利口さん。エライ!
空港に着いたら、まず動物検疫所で輸出検疫証明書をもらうための検査。検査といっても、すべての書類は事前にネット上で申請していて、ここでは形式的な最後のチェックだけのはずが!思いもよらぬアクシデントが発生!もう少しで出国できないところでしたよぉ…それも「えぇ?!そんなところで引っかかるの?それ私のせいじゃないよね??」的ポイントで。
大人の事情で詳しく書けないのが残念なくらいなんだけど、あれだけ綿密に用意周到に準備したと信じていたのに!ほんと世の中どこにどんな落とし穴があるか分からないのね…と勉強になった私です。
さて、なんとか輸出許可証をもらったところで、私たちのチェックインをしなければなりません。バトーくんはここからバンコクの空港を出るまでもう外には出れません。服用2時間後に効き始めるという精神安定剤をちくわと共に美味しくいただき、結局練習では一度も上手に飲めることはなかった水飲みと、バトーを守ってくれるようにお友達がわざわざ送ってくれた、市谷亀岡八幡宮のペット護符を装着したクレートに嫌がらずちゃっちゃと入りました。
こういうとき、クレートトレーニングしてて良かった〜、と思いますよね。罪悪感の一つも薄れる気がして。このクレートはずっと車の後部座席に置いててドライブや旅行のときには必ず入っていたものなので、バトーも「どこにお出かけするのー?」てな感じです。もしクレートに入るのをすごく嫌がったりしたらこの時点で可哀想で心折れちゃったかもしれません。国際線にも載せられる規格のクレートを愛用していて良かった!
さて。クレートインしたバトーを連れて、普通にチェックインカウンターへ。犬がいようといなかろうと、あのチェックインまでの長蛇の列をダラダラうねうね進むわけですが、当たり前だけど人口密度がめちゃ高くて、犬が可哀想じゃないのよー!と思いましたです、はい。そしてバトーくんは普通の荷物と同じように、空港職員のお姉さんのカウンターの後ろ側へ。ここで私ともしばしのお別れです。
この日初めてのバトーの吠え声が出発ロビーに響き渡って…飼い主がいないと全くのダメ犬なバーくん。遠吠えを聞きながら飼い主も泣きそうでしたよー!(弱)
涙がちょちょぎれながらも、飛行機に乗り込み一路バンコクへ!飛行機揺れたらどうしたら良いのかしら…と心配していたけど、この日は揺れほぼゼロ!天候的にはとても安定してるフライトでした。ほんとこれで揺れてたら、バトーが心配で私が吐いたかもだから良かったわ(苦笑)
そしてバンコクのスワンナプーム空港に到着。一刻も早くバトーと対面しなくては!と思うものの、どこに持って行かれてるのかしばらく分からず…(汗)いろんな人に聞きまくった結果、オーバーサイズバゲッジなるところに、めっちゃ哀愁漂ってぽつねんと置かれているではありませんか!
でも中を見るとなんとか元気そうな模様。精神安定剤を飲ませていたから、吐いてるんじゃないかとか、吠えて声が枯れてるんじゃないかとか、色々気になったけど、大丈夫みたいでホッと一安心でした!
ここからタイ側で出国するための手続きで書類を書いたり、お金を払ったり、バトーのマイクロチップがちゃんと入ってるかカードリーダーで確認したりした後に、ようやく空港の外へ出れました!あ〜ホントにやれやれだよ〜(泣)
早速クレートから出してあげようとドアを開けるも怖がって出て来ない。そーだよねぇ…なんかモワッと暑いし、匂いも違うし、なんだか怖いよねぇ…ということで、そのままタクシーに乗せて自宅へ。
バンコク名物大渋滞にもはまらず、順調にお家に到着。タクシーから降ろしたところでクレートを開けてあげたら、素直にすぐ出てきてホッと一息。ここが最終地点だとわかるんだろうか?犬って本当にすごいよねぇ。
バトーくん。ここがキミの新しいお家だよ。ちょっと、いやかなり古いけど、バトーのためを一番に考えて選んだから、気に入ってくれると嬉しいな。
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お天気も良く、フライトも遅延せず、諸々考え合わせるとおそらくまあまあ順調だった(関空検疫所でのアクシデント以外)バトーくんの出国。何事もなく本当にホッとしています。
バンコクに着陸したとき、貨物室にいたバトーのゲージが運び出されるところがちょうど座席から見えたんですよね。ゲージの中でちょこっとバトーが動いたのが見えたとき、私の第一声は「生きてる!」でした(→ダーリンが撮影していたビデオにしっかり声が入ってました…笑)大丈夫だとは思っていたけれど、きっと本当はそれくらい心配していたんだと思います。まさに犬バカ!
でも大げさに言えば命がけでバンコクへ一緒に来てくれたバトーくん。これからも私にできる最大限のことをしていきたいと思います。
もう既にこの1ヶ月でトリミングも行ったし、病院にも2回行ってそれぞれ色々思うところはあるのですが。
それはまた別の話で。
ふぇんふぇんさんのプロフィール
40代後半な大阪マダム(別名:大阪のおばちゃん)
中国駐在からの帰国と同時に家族に迎えた愛犬バトーも11歳。犬バカ歴10年超えともなるとイタズラすら愛しい今日この頃。そうこうしてるうちに、2018年春から家族でのバンコク暮らし始まりました!私は大阪マダムからバンコクマダムになれるのか?シニアなバーくんはバンコクで大丈夫なのか?どうするどうなる?な犬バカライフをお届けします!