アヤさんと僕 〜バトーとお手伝いさんとの素敵な関係〜
皆さまこんにちは!ふぇんふぇんです。
日本では地震や大雨などの自然災害が続いていますが大丈夫でしょうか?先日の地震は私の実家や留守宅も震源地にすごく近くて、かなり家のものが散乱したようです。
こういうときすぐに様子を見に行くって訳にもいかないのが海外在住の辛いところ。でも今後、緊急で一時帰国しないといけないことが起きないとも限りません。そんなときバトーはどうしたらよいのか?今日はそんな悩める私を救ってくれるかも⁈ な人が登場です!
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今日のタイトルの「アヤさん」、ん?何のことかなって思いますよね。アヤさんとは、バンコク在住日本人界隈でのお手伝いさんの呼び名です。なぜアヤさんなのかは不明ですが、中国では「アイさん」香港では「アマさん」呼びだったので、今回は「アヤさん」か!と面白く感じた私です。
皆さまご存知の通り、バンコクの我が家は築50年近いボロ…いえ古民家アパート。古民家にありがちで床面積はゆったりめ。それだけ聞いたら素敵だけど、これまた古民家にありがちで建具その他はよく見ると端っこがボロボロだったり、何より気密性が超低い!
どっからともなく常に隙間風や塵が入ってきて、数日掃除しないだけで足の裏が真っ黒になるレベル。そーなんです!「広くてすぐ汚れる家」ってかなりやっかいなものなんですよね。
元々お掃除好きってわけでもないのに、そんな難度高い家でどうしたらよいのよぉ〜と思っていた私に一筋の光が!ちょうど入れ替わりで日本帰国される同じアパート住まいだった先輩奥様が、ご自分のアヤさんを引き継いでくださるというじゃありませんか!
それも、そちらのお宅にもワンちゃんがいたので、アヤさんは犬の扱いにも慣れているし、なんなら旅行いく時などは自宅にペットシッターとして泊まってもくれると。も〜なんたる幸せ、なんたるラッキー!即答でありがたくお引き受けしました(笑)
ということで、バンコク入りしてすぐの4月末から週2回、アヤさんに掃除などをお願いしている我が家。ボロい古民家を清潔に保つ労力を代わりに担ってもらえるなんて、もちろんお金は多少かかるけどそこはプライスレス!なんでございます。
さてお掃除とは別に、我が家のアヤさんにはいざというときのペットシッターの役割も担ってもらう訳なので、バトーと仲良く出来るかどうかが最重要。
実は、アヤさん初出勤日から10日後には私のタイ語学校が始まる予定だったので、私がいないのにアヤさんが家に入ってくるという、バトーにとってはそれはほぼ侵入者だよね?的な、難度の高い関門がいきなり待ち受けていたのです。
なので、初日はアヤさんも私もずーっと家にいて怪しくない人だよアピール、2日目は私が少し途中で外出して「家にアヤさんとふたりだけ」状況を練習。3日目には「私が出かけた後にアヤさんが入ってくる」練習ということで、私が一旦家を出てアパート下でアヤさんと落ち合い、アヤさん一人で家に入るのを物陰から観察…という手順を踏みました(笑)
まあワンワン吠えてはいたけれど、しばらくしたら吠えやんだから戻ってみるとバトーも普通にしていたので、そんなアヤさんを敵視していないことが判明しホッと一安心。今ではアヤさんがお買い物に行ったりすると、玄関でずーっと待ってるくらい仲良しです。
まだお泊まりはお願いしたことないけれど、夫婦揃って出席しないといけなかった会社の歓迎会のとき、夜一緒にいてもらう残業をお願いしてみたところ、バトーものんびり過ごせてたみたいでこちらもほっと一安心。
なので、お泊まりも他の犬がいっぱいいて落ち着かないペットホテルより、自宅でアヤさんとのんびり…のほうが、シニアなバトーくんにとっては良いかもしれないなぁ〜と、今のところ思っています。
そして我が家のアヤさん、信頼できる方のご紹介だったので、実は一度も会ったことないまま来てもらうことを決めたのですが、これがホントとってもいい人で!良いアヤさんに当たるのって、実はものすごく大変でものすごく幸せなことなんです。
出勤初日に、今までの雇い主さんからの推薦状の入ったファイルを見せてもらったのですが、もう20年近く日本人家庭で働いていたらしく、どの家庭でも数年単位で帰任まで勤め上げていてそれだけでも好印象。
その上、ある雇い主さんの推薦状はA4で10枚ぐらいあって(驚)、彼女が作れる日本食などのレパートリーとその頼み方などまで細やかに記載してあり、「あ〜すごく良い関係だったんだろうなぁ」とちょっと感動しちゃいました。
とはいっても、アヤさんは日本語は少しの単語レベルしかできないので、目下私が頑張ってタイ語を勉強中です。私がいないときにバトーの様子を電話やLINEで聞くにしても、言葉できないと意味ないもんねぇ…犬バカパワーで頑張りますよ!(でも脳みそツルツルなお年頃なので軽く泣いてます…トホホ)
最近、ほんのすこーしだけタイ語で交流できるようになってきたら、パパが出張ばかりしていてあまり家にいない(アヤさんは雇い先のご主人は皆パパと呼んでるみたい)ことが分かってきたようで、「バトーはふぇんふぇん(私のことは名前で呼んでます)のプアン(友達)ね〜。」と言ってたアヤさん。
つい先日などは、「バトーは色々分かってるから、マー(犬)じゃなくてコン(人)だね。だからバトーはふぇんふぇんの息子だね。」と言ってくれてました。まぁ〜!嬉しいことを言ってくれるじゃないの〜、なんて良いアヤさんなのかしら!と、アヤさんへの評価が更にうなぎ登りにUPー!ちょろ過ぎる犬バカ飼い主の私なのでした(笑)
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日本でももちろんそうなんだけど、海外で犬と暮らす時もやっぱりワンオペじゃあ厳しい。日常でも、もしもの時にも頼れる他者がいるって、それだけで、いやそれこそがものすごく重要なんだなぁ、でもそれって犬と暮らすだけじゃなくて子育てや介護も同じだよね、とそんなことを改めて感じる今日この頃です。
ふぇんふぇんさんのプロフィール
40代後半な大阪マダム(別名:大阪のおばちゃん)
中国駐在からの帰国と同時に家族に迎えた愛犬バトーも11歳。犬バカ歴10年超えともなるとイタズラすら愛しい今日この頃。そうこうしてるうちに、2018年春から家族でのバンコク暮らし始まりました!私は大阪マダムからバンコクマダムになれるのか?シニアなバーくんはバンコクで大丈夫なのか?どうするどうなる?な犬バカライフをお届けします!