ぽちのきたうみ
8月の終りに東京駅で待ち合わせの予定があったので、
少し早めに家を出て東京駅のステーションギャラリーで開催中だった
「いわさきちひろ展」に入りました。
実はこの「ちひろ展」のチラシの裏に小さく紹介されていたこの絵に、
なぜか心ひかれていたのです。
(海辺を走る少女と子犬~「ぽちのきたうみ」より)
作品は横幅が1m位のなかなかな大きさで、
海の夕焼け空の色のグラデーションがとても美しいのですが、
原画を見ても気になる理由は思い出せませんでした。
その頃から我が家のおばちゃん猫が急に体調をくずし始め、
休日や仕事が落ち着いている時は休みを取って自宅で過ごすように。
そんな休日に眠っているおばちゃん猫のそばで静かに
白ヤギさんから頂いた手紙を整理していたところ、
なんとその中にちひろさんのあの絵を発見!
これだったのね♪
1年ほど前にあの絵の印刷物で作った手作り封筒で
お手紙をいただいていたのです。
更に整理していくとちひろさんの絵の手作り封筒や、
(黒猫のタンゴをイメージして切手を選んだそうです^^)
ちひろさんの切手を活かした手紙などが次々と。
生誕百年にふさわしい(私的)大発見!
もう一つ「ちひろさん」つながりの出来事が。
その頃ちょうど学生時代の友人から手紙が届いたので、
おばちゃん猫の具合が良くないの、昔いっしょに季節外れの
海を見にいったよね~と「ちひろ展」で購入した、
あの海の絵のポストカードで返事を書きました。
するとすぐにお返事が。
彼女は生誕百年を知っているほどちひろさんの絵が好きだったのです。
そしておばちゃん猫の具合をやさしく気遣ってくれていました。
自分だってすごく体調がいいとは言えないのに・・・。
たぶんこれからちひろさんの絵を見るたびに、白ヤギさんの封筒と
おばちゃん猫と友人の優しさをを思い出してしまうかも・・・。
やわらかで透明ででもすこしさみしいあの色遣いが、
今は心にも目にもちょっと沁みています。
ひかり
音楽と同じで絵は記憶に残ります。
生誕百年の画家ちひろ、東山魁夷。高校生の頃憧れた世界をすっかり忘れていたのですが、お陰であの頃の気持ちといっしょに思い出しました✨
ありがと。
爽子
ゆみるさんこんにちは。
いわさきちひろ、東山魁夷と高校の同級生↑の影響をうけて、わたしも大好きなんです。
こちらの記事を紹介したら、私の記事と思い違いしてしまったみたいなんです。(>_<) ちひろの展覧会、11月に京都に来るのを教えてくれたのも彼女なんですよ。 もっぱらはがきを買って眺めて楽しむだけでしたが、ちひろBOXポチっとし、しました。 素敵な本の紹介ありがとうございました。 届くのがたのしみです。
ゆみる Post author
ひかりさん、コメントをありがとうございます♪
爽子さんのご友人なんですね^^
爽子さんにはお世話になっています、ペコリ。
ひかりさんは高校生のころから有名な画家さんたちをご存じで、
影響を受けているなんてスゴイです!
私は民度の低い環境で育ったので、
文化的教養はすべて義務教育で学びました^^;
大人になって色々なところに旅行するようになり、
教科書に載っていた絵画や建築物を実際に見ると
懐かしい気持ちになるのは、ひかりさんが書かれたように
絵も記憶につながるからなんですね、なるほど!
ゆみる Post author
爽子さん、コメントをありがとうございます♪
ご友人に紹介していただいてとってもうれしいです^^
実は今回のちひろさん好きな友人に、
初めは別冊太陽の「ちひろメモリアル」を贈ろうと思い
書店で見たのですが、ちょっと大きいしやや重くて^^;
アマゾンで探したら「ちひろBOX]のレビューが
たいそう良かったので、私もこちらを贈りました(^o^)/