大人の発見。日常のなかに、ふるふる揺れる喜び、見つけた。
こんにちは!カリーナです。
最近、ゼリー、食べていますか。夏の贈り物にぴったりのゼリー。ほどよく固まった透明なふるふる状の中にカラフルな果物。この世の幸せをカタチにしたら、こうなるんじゃない?と思う愛らしい姿。洋菓子店で買うとラッピングも可愛らしい。蓋を覆う 、果物とカラーコーディネートした 包装紙やリボンやテープ。いいところのお嬢さんみたい。上品なフェミニン。
しかし、そんなに好きかといわれると「食べたさも中ぐらいなり」。めちゃめちゃおいしいプリンとどっちを選ぶ?といわれたら、プリンに軍配が上がるかなあ。そんなことないですか?……月曜からどうでもいいことをダラダラ書いていますが、そんな、ゼリーをですね、そのまま食べずに、ひっくり返して皿に出したら美味しいよ、という話がしたいのです。
プリンもそうですが、もともと「ひっくり返して食べる」ことを想定されたものは、当然ながらひっくり返して食べたほうがおいしい。プリンは、カラメルソースが底にあるので「さもありなん」と思うでしょう。思うでしょうが、ゼリーもひっくり返して皿に出すと美味しい。どこが美味しいか。ゼリーが、思う存分、ふるふるするのが美味しい。プルプルするのが美味しい。いいところのお嬢さんが、「あああ!これ、これ。これがしたかったの!」って言いながら往年の聖子ちゃんワンピースでクルクル回り出すみたいに楽しい。
わたし思いました。「ああ。ゼリーとは、こうやってつかみどころのない『ふるふるプルプル』をスプーンの先で追いかけるように、つかまえるように、すくいあげるようにして食べるのが醍醐味なのだなあ」と。
そういうお話です。ぜび、お試しください。(めちゃめちゃ緩いゼリーは別かもしれません。あ、でも、それはそれでいいかな)
昨日、梅干しを漬けたんですが、容器や重しの消毒に「消毒用エタノール」を使ってみました。いつも35度ぐらいのホワイトリカーで消毒していたのですが、「うん?それなら、もっと純度の高い消毒用アルコールのほうがいいんじゃね?」と思いついたんです。まあ、それでもいいみたい。
生きているとものすごく細かいところで、いろいろ発見がありますなーー。
話はガラリと変わりますが、わたしの新聞連載「献身と保身のはざまで」に匿名の方からうれしいコメントをいただきました。
信濃毎日新聞7回目の掲載で初めて拝読しました。いい文章に出会えました。
夫は40代で軽い脳梗塞を起こしました。全くと言って良いほど、後遺症は残りませんでしたが、発症当時の不安だった気持ちは忘れられるはずもありません。
その時のあれこれも含め、「献身と保身」のタイトルには我がことを重ねてしまいました。
私はかなりの長い間、嫁の立場での献身を優先し過ぎしまいました。現在私が笑顔で重ねた我慢は、まさしく発酵・腐敗してしまっているのだと思います。
今、私はNoと言える自己トレーニング中です。
この連載を読みながら、私自身のスタイルを模索したいなぁ。毎週楽しみにします。
うれしいなー。そんなふうに感じてもらえてうれしいです。この記事には、ほかにもうれしいコメントをいただいています。この場を借りてお礼を言わせてください。そして、もし新聞で記事を読む機会があったら、感想をお知らせください。待っています。
今日のオバフォーは、ゆみるさんの「黒ヤギ通信」が更新されています。ゆみるさんの手紙の楽しみ方、まさしく、コラージュの楽しみ方なんだなあ。季節、図柄、言葉、自分の気持ちなどなどを組み合わせる。どこまでも広がるなあ。
きゃらめる
ふるふるが絶対おいしいとわかってても待てなくてがっついちまう、きゃらめるです。
記事を未だに1本も読めないのが歯がゆいですが。
コメントを寄せてくださった方、
“笑顔でNo”と言える日が早く来るといいな。内容も読んでないのになんですが。
昔は我慢に我慢をミルフィーユして腐敗したのが満タンになり限界が来て爆発号泣、というパターンでしたが、何年かかけてゆっくり訓練。
“笑顔でNo”を習得しました。
なんか電車でGOみたいや。
ずいぶんらくになりましたよ。
Noが増えた代わりと言っちゃなんですが、Yesと言った時は精一杯Yesに寄り添います!
なんにせよ、ゼリーは固めプルプルがセクシーでおいしい。
緩すぎるふるふるは、じぶんの緩んだ姿を見ているようで切ないわ。
知らんけど(笑)