国難新型コロナウイルスと、たまたまのマスク。
新型コロナはもう国難という域を越えて、地球難というべきところまで進行している気がする。まあ、グローバル化とはこういうことなのだろう。どこかの国の病気が、ひとつの国で治まらず、玉突き事故のように様々なものに影響し、病気は拡散される、デマ情報に世界が躍らされるということになるのだ。
しかし、テレビでバラエティ番組をみて笑っていると、「あれ、そうでもないのか?」という気にもなる。もう、この病気で世界が終わるかも知れないという勢いで報道していたかと思うと、不倫報道や薬物汚染の話題で盛り上がっていたりする。
どちらにしても、今回の新型コロナウイルスの拡大は、一大事には違いない。違いないが、僕達一般市民にできるのはマスクをして手を洗って、予防するしか今のところ手はない。
ということでマスクだ。マスクがない。どこにも売っていない。売っていないのに、みんなしてる。どこで買ったのか?と聞くと、みんな口を揃えたように、「たまたま近所のドラッグストアで」とか「たまたま通りかかったドンキで」とか言う。ほんとか?と思っていたら、僕にもその「たまたま」がふいに訪れたのだ。
昨日、仕事の帰り道、「たまたま」人とご飯を食べ、「たまたま」いつもと違う道を通り、「たまたま」ドラッグストアの前を通ると、そう!たまたまあったのである。ほんとうに、こんなたまたまがあるのだ!と思っていたら、目の前のマスクの箱はラスト1つ。これを持って、レジに並ぶ。すると、真後ろにおばさんがやってきて「ねえ、マスクはもうないの?」と店員さんに聞く。
「すみません。出ているだけで」と店員さん。おばさんは「大きな声で言ってくれないとわからないわ!」とプンスカ出て行ったのである。
僕はとてもすまない気持ちになってしまった。うちにはまだ買い置きのマスクが、ラスト2枚くらいある。あのおばさんちにはもう1枚もないのかもしれない。だとしたら…。いや、そんなことを考えてもらちが明かない。これはもう国の政策がわるいのだ。あべっちがしっかりとハンドリングしなかったからだ。ほんとに、なにがアベノミクスだ。と思う。いや、ほんとに。だけど、やっぱり、ちょっと後ろめたい。いや、かなり後ろめたい。あべっちも悪いと思うが、こっちもなんだか人間が小さいなあという気がしてくる。
やだね。ほんとこう言うの。おまけにトイレットペーパーも即席麺もティッシュペーパーも買い占めが続いているという。メーカーが「ちゃんとあります」と広報しても、買い占めようとする人は後を絶たない。これはあれか?オリンピックだなんだと言う前に、お前ら、人としてもう劣化が激しすぎるんじゃないの?と問われているだろうか?もちろん自分も含めて。
どちらにしても、なぜ、このタイミングなんだろう。なぜ、全世界的に流行しているんだろう。ということを考えろってことなんじゃないだろうか。
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植松眞人(うえまつまさと) 1962年生まれ。A型さそり座。 兵庫県生まれ。映画の専門学校を出て、なぜかコピーライターに。 現在は、東京・大阪のビジュアルアーツ専門学校で非常勤講師も務める。ヨメと娘と息子と猫のマロンと東京の千駄木で暮らしてます。サイト:オフィス★イサナ
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