第40回 the present/トンコハウス映画祭
先月のコメントで教えていただいた『トンコハウス映画祭 第二回』が、とても面白かったです。今年はコロナ禍でオンライン開催になったとのことですが、地方住いの身には、たいへんありがたい機会でした。
ピクサーから独立した堤大介とロバート・コンドウが設立したアニメーション・スタジオ、TONKO HOUSE(トンコハウス)は、次のような目的を掲げています。
“エンターテインメントと「気づき」をすべての年齢の人々にもたらす物語を創ること”
そもそも「気づき」ってなに?と、長らく言葉にとらわれていた私。映画祭のアニメーションだけで語られる10分前後のショートストーリーズを見て、「!」や「?」あるいは「…」のことだと思えばよいのかなと、今では気楽に捉えています。とは言え、アニメーションだからこそ強く訴えてくるわけで、暮らしの中では見過ごしがちかも。
参加作品は、夢のようなものから怖いものまで、さまざまな「!」がありました。なかでも「the present」は、自分の頭の上に「!」が出ているのが分かるほど。見事に、思考の盲点を突かれました。5年以上前の作品で賞を総なめしていたのですね。
オープニングアニメーションの「Acorn」は、どこかで見たことあるわと思ったら、「リモートドラマ Living」で、阿部サダヲ演じる作家を励ますCGキャラクター「どんぐり」(声 壇蜜)でした。
映画祭は8月で終了しましたが、それぞれの監督のホームページやSNSなどをのぞいてみようと思います。また、トンコハウスの新作「ONI」がNetflixで予定されているとのこと。とても楽しみです!
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以前にsakiさんがコメントで教えてくださったトンコハウス制作の「ダム・キーパー」はDVDなどで、またアニメシリーズ「Pig 丘の上のダム・キーパー」がHuluでご覧になれます。
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キャッチ画像は当該映画祭の、動画は当該作品のHPより 敬称略