「プロと話そう」終わりました。「プレッシャーにならないアドバイス」は、人を前向きにする。
先週の土曜日、カイゴデトックスプレゼンツ「プロと話そう」が無事、終了しました。在宅デトックスに参加したことのある方にはおなじみですが、ミカスさんが司会、プロは言語聴覚士でオバフォーのメンバーでもあるCometさん。打ち合わせもリハーサルもなしで臨んだわりには、スムーズに進行し、みんな立派だったと思います(声にエコーがかかって聞き取りづらい点はあったけど)。参加してくださったみなさんにも役に立った、楽しかったと言っていただき、ホッとしました。
わたしは、視聴者の一人ぐらいのつもりで参加したんですが、すごく発見の多い時間でした。一番の発見は、自分が、コロナウイルスによって面会ができない時期を未だに「しばらくの間」。「少し待てば何とかなる」と思い続けてきたことに気づいたこと。いや、長く続くとわかっているんですよ。長く続いて、世の中のいろいろなことが対応を余儀なくされ、変化してしまったことも知っている。なのに、なぜか、夫の病院については、「いまは、特別なとき。我慢していれば、通常に戻る」と思っていた。
そして、ただ我慢していた。
たとえば、月に一度、夫と5分間だけ面会するとき、(夫は脳出血から遷延性意識障害になり、療養病院に入院中です)、右足の親指先の褥瘡の状態を確認したい。したいけど、理学療法士さんに「足先の褥瘡はどうですか」と尋ねて、「完全には治っていませんが、こんなふうに保護して直接当たらないようにしています」とにこやかに教えてもらうと、「ちょっと見せてもらえますか」とどうしても言えない。5分という時間制限もあり、その短い時間をなごやかに明るく過ごしたいという気持ちもあり、疑っているようでもあり、そんなこんなでなかなか言えない。そうやって過ごしてきました。
しかし、Cometさんに「尋ねていいと思う」と言われ、そのことが「家族のニーズを伝えることにもなるから」と言われて、ああ、そうだった。わたしは、もともとそういう考えで行動していたのだった!と思い出したのです。いい加減、わたしも「新しい生活様式」を受け入れて、そこでできる努力をしなければ。まずは、今週のオンライン面会で聞いてみることにしよう。コロナ下での看護師さんや介護士さんとのコミュニケーションも、ちょっと本腰入れて工夫しようと思いました。参加してよかった。
…とここまでは、わたしの個人的な発見ですが、「デイケアには、可愛い服装で送り出したほうがいい」とか「男性の場合はきれいな色の服がいい」とか、プロだから感じる、さりげないけど納得できる言葉の数々を聞くことができ、ノウハウ本やレクチャーでは得られない「プレッシャーにならないアドバイス」を得られる場になりました。なんだか、前向きな気持ちになったな。
こんなふうにリラックスして、おしゃべりしながら、いろいろな知見や思いが行きかう機会、もっとあったらいいですね。また開けたらいいなーと思いました。
4月の在宅デトックスの日程が決まっています。今回は、お昼の回!
ミカスさんとつまみさんのポッドキャストに、わたくしカリーナがお邪魔しております。よかったら、お暇なときに聞いてみてくださーい。以下のどれからでも聞けます。よければ、ツイッターもフォローください。リプライやメールもお待ちしています。
Appl Podcasthttps://t.co/4AFGd6I1kw…
Google Podcasthttps://t.co/hulmeuRXre…
Spotifyhttps://t.co/qGAbTl2tOK
— That’s Dance! (@ThatsDance1) March 14, 2021
Jane
「プロと話そう」、朝から(アメリカでは)元気をいただきました。カリーナさんの出たThat’s dance、今までで一番面白かったので、重い腰を上げてツイッターにログインしてメッセージを入れ…、そのメッセージが掲載されたのを目で確認したのですが、どこかに行ってしまったようですわ。カリーナさんの声に抑揚があって場が華やぎますねって書いたのですが。
ミモザっち
先日の「プロと話そう」、気軽に参加できたうえになんとなく充実感もあり、参加してよかったです。
「スタッフさんたちに『ストレス多いでしょう?』などと気の毒がる母は(プロ意識の高いスタッフさんに対して)失礼なのでは・・?とハラハラします。どう思われますか」といった内容の質問をさせていただきましたが、皆さんが「やさしいのね~」とおおむね好意的に解釈してくださっていたので、そっかぁ、気にしないでいいや、と思いました^^
母とは価値観が合わなくて、どうしても厳しい目で見てしまう傾向があるみたいです。いかんですね(汗)
初めて生身の皆さんを知りました。そろいもそろって?信頼できそうな人たちばかり。皆さんの様子から安心感を受け取ったのか、「私もガンバロ♪」気分になった次第。
理知的な方、というイメージのカリーナさんも、想像していたよりずっと繊細でお優しい雰囲気でした。
チャットだと少しもどかしさがあるので、「声だけ参加」ができるとよいですね。
次回もきっと参加させていただきます。よろしくお願いいたします。