スーとわたしと、今朝の出来事。
今朝、犬と散歩して家の近所の公園まで帰ってきたとき、「スーちゃん」という声が聞こえた気がしました。振り返ると、そこには、アンちゃん(トイプードル)を連れたおばあちゃんと、泣き虫の友だちと犬と歩く。の記事に書いて以来、夕方にいつもいっしょに散歩している友だちが、それぞれ、バラバラに、ニコニコしながら近づいてきます。声の主は、どうやら、おばあちゃんのようです。
人気者か(わたし)。
スーは、泣き虫友だちが目に入るや否や一目散に走り寄り、尻尾をブインブイン振りながら飛び掛かって喜びます。いつの間に、そんなに好きになったのか、まったくもって謎です。最初はあんなにお互いそっけなかったのに、最愛の人に出会ったみたいに喜びあう一人と一匹。一体全体、どうなっとるんや。
その後ろのおばあちゃんは、散歩バッグのなかを探りながら「大葉をね、もらったんよ。そこの畑の人に。でも、こんなに食べられへんから、どうしようと思ってたら、ちょうどスーちゃんの姿が見えて。よかったわあ。もらってくれる?」と大葉を何十枚か握って渡してくれます。右手に握られたリードは、高く掲げられ、アンちゃんは吠えながらやや宙づり状態。獲れたての大葉をもらえるうれしさとアンちゃんを一刻も早く解放してあげたいのとであたふたしながらお礼を言うと、おばあちゃんは、「あなたもよかったらもらって」と泣き虫友だちにも大葉をどっさりくれました。
泣き虫友だちは、「ベランダから姿が見えたから、走ってきた」と言っていたけど、その「姿」とは明らかにスーのこと。自分めがけて駆け寄る犬に会いたくて走ってきたに違いありません。おばあちゃんは、わたしがスーを連れていなかったら、きっと、だれかわからなかったでしょう。
3年前、夫が倒れた直後、生後10か月のいたずら盛りのスーを一人で育てることに「あーあ。つらい」と思っていたけど、わたしが日々、近所の人たちと交わす会話のほとんどはスーを介してのものです。スーがわたしを外に連れ出し、人と出会わせ、さりげなく自己紹介させ、語り合わせてくれたのです。大葉をもらえたのもスーのおかげだしな。
今日の夕方もまた泣き虫友だちといっしょに散歩します、スーも好きな人が増えて幸せかも。
人と人も、犬と人も、出会ってしまうと思わぬ方向に関係が広がり、深まるものですね。結論。人気者は、スー。
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