老いを先取りして、はつらつとした自由を得る道も。
こんにちは!カリーナです。
楽天マガジンという雑誌読み放題サービスを使っているので、ふと思い出したときに、いろいろまとめ読みをします。「天然生活」に、「私らしく歳を重ねる」という特集がありました。
この雑誌は、丁寧な暮らしをしたい3~40代の女性たちが読むものかな、と思っていましたが、2003年の創刊から休刊、2019年の復刊と変化するなかで、読者の年齢も少し高くなっているのでしょうか。今回の特集には、70代を迎えたコラムニストの中野翠さんがトップに登場していました。70代を「先輩」と身近に感じるということは、5~60代が読者の中心なのかな。
「天然生活」ですから、それぞれの土地で丁寧に手作り度の高い暮らしをしている人が紹介されていますが、おもしろかったのが染色家でユーチューバーのウリウリばあちゃんという67歳の女性。誌面ではおしゃれに見えますが(いや、おしゃれでないことはないのですが)、ご自身がアップしたYouTube動画は、もっと生活感満載で、丁寧な暮らしというより、「手作りが好きで、何が何でも、多少ごちゃごちゃしても、その楽しみを追求して暮らしたい人」という雰囲気がにじみ出ています。
60代前半で「ウリウリばあちゃん」と名乗ったそうで、周囲から「いくらなんでも早すぎるだろう」と言われたそうですが、自分自身もまだばあちゃんとは思っていないけれど、響きが可愛いし「この先、結局はばあちゃんになっていきますからね。(略)それに私は、小さいころ、意地悪ばあさんになるのが夢だったのです」と語っています。
老いを先取りする、という姿勢は、はつらつとした自由を招くのだと感じました。
先週、ブログに薄毛隠しを目的としたヘアバンドで「気骨のある手芸作家」もしくは「おうちカフェをしている人」に見えないかなと書き、さっそく紹介したものを購入しました。商品はまだ届いていないのですが、予行練習に手持ちのスカーフを巻いてみたら、「なんかいろいろと隠したいのだろうけど、気骨はありそうなおばあさん」風になりました。狙いと違うけどな。
しかし、「シャキッ」と見えます。「ボサボサ」はしていない。今風ではないが、「おしゃれしたいのであろう」気持ちはわかるといえばいいでしょうか。「シャキッ」としていれば、いいんじゃないか。気持ちが伝わればいいんじゃないか。
…という具合になかなか「老いを先取りする」勇気がもてないまま、試行錯誤していますが、まあ、きっと誰しもそうなのでしょう。このオバフォーのトップページに大書してある「面白がる」という言葉どおり、ウロウロ、オロオロすることそのものを面白がりながら歩んでいけたらいいなあと思います。今週も、オバフォー、よろしくお願いします。