騙された?人生を全うしよう!
前回、マメオ君との出会いから結婚までを書かせていただきました。そんなマメオ君が付き合っている時に時々言っていた「俺が詐欺師だったらどうする?」まあ冗談半分に聞き流していました。ところが、結婚して半年で体の不調を訴え念のためと脳外科を受診したら脳梗塞が発見され入院。この時はこれといった後遺症も残らず、経過観察と言う感じでその後は普通に仕事もしていた。唯一良かったことはこの日を機に禁煙できたこと。何度も禁煙に挑戦したらしいがその都度挫折していたようだがさすがにお医者さんから絶対にやめるように言われたら禁煙できたようだ。2週間ほどの入院期間中に家にあったタバコや灰皿も全て私が撤去したことでも観念したようだ。
その後は少しずつ健康に注意しながら二人でマメオ君の大事な友達に会いに旅行も何度か連れていってくれた。どの友人も温かく受け入れてくれて私たちの再婚を喜んでくれた。マメオ君の友人に会うたびにその方たちの人柄に癒された。こんなにいい友人に囲まれてマメオ君は幸せだなと思った。そして家族ぐるみのお付き合いということに憧れを持っていた私は友人とその奥様とも仲良くなれたことも嬉しかった。
そんなひと時がずっと続くと思っていたのに脳梗塞の発見からちょうど1年、結婚してから1年半で今度は脳出血で緊急搬送された。誕生日の4日前、私は仕事関係の新年会、マメオ君も仕事関係の仲間と会食で乾杯しようとした時に周りの方が異変を感じ救急車を呼んでくれたとのこと。当時片道2時間以上の通勤時間だったが地元での会食中。不運の中にも幸運あり?脳梗塞で通院中の病院に運ばれた。
今度は深刻な事態だった。新年会の途中で病院に行ったがもうアルコールなんて一気にぬけて何がなんだかわからない現実を説明された。意識は戻るだろうが右半身麻痺と言語に障害が残るだろう。この病院には2か月しかいられないからその後はリハビリ病院に転院となる・・・ちょっと待ってー頭の中が追い付かない。その後容赦なく厳しい現実は襲ってきたが、果たして今後どうなるのかまだ新婚よ。
マメオ君は結婚前に「俺は健康だ。この10年ぐらい病院にも行ったことがない」と言っていた。確かに病院には行ってなかったみたいだけど、入院中に書類の整理をしていたら数年前の健康診断の結果がでてきて何ヵ所かに要検査とあった。この時に思った騙されたー
健康ではなくただ病院に行っていなかっただけ、倒れる要素は何年も前からあったのだ。結婚してまだ日が浅いかったので「離婚したほうがいいんじゃない」という友人もいた。でもマメオ君を施設に入れた方がいいという親族の話しを聞き、「私が面倒みます」と言い切ってしまった。ある意味騙された結婚。それならそのまま全うしてやろうと心に誓ったのでした。