60歳は中途半端なお年頃?
60歳になったマメオ君ですが60歳とはある意味とても中途半端な年齢です。人生100年時代の今。60代はまだ現役世代。定年の年齢もどんどん引き上げられています。マメオ君のように定年前に病気により後遺症が残ってしまった人たちを中途障害者と呼んだりします。マメオ君も週に1回ですが中途障害者施設に行ってものづくりをしています。元々手先が器用なマメオ君は左手だけで素敵な作品を作り上げています。いわゆるB型作業所と呼ばれるところで利用料は月2000円、半年に1回工賃をいただいてきますがマメオ君は週1回しか行っていないので利用料よりも低い金額です。それでも介護施設とは別のところにいくことがとても良い刺激となっているので今後も続けてほしいと思っています。マメオ君は一人で出かけることができないのでここに行くときは障害者サービスの移動介護を利用してヘルパーさんに車いすを押してもらい通っています。一人で出かけることができればもっと利用回数も増やせるのですが介護サービスと違い送迎はないのでなかなか難しいです。
先日次年度にむけての面談がありました。その中で小さな目標をたてました。たとえば体操の時間になったら体操しなくてもいいからその場に立つ。作った作品をスマホで撮って私に見せる。など・・・とりあえずはできそうなことから初めてステップアップしてくれればうれしいです。施設の方も「マメオさんはもっとできることあるのにもったいないよ」と言ってくださるのですが何よりも本人の気持ちが大事なのでやりたくないことを無理やりさせるようなことはしません。結局は本人のやる気なのです。
ここを利用する以外の日はほとんど介護サービスを利用しています。60歳のマメオ君は介護施設では超ヤング?です。他の多くの利用者さんは親世代です。それでも嫌がらずに通ってくれることには感謝しています。でも介護サービスはやはり高齢者向けのサービス。どうしても無理せず、安全が一番となってきます。ちょっと助けを求めれば誰かがきてくれます。元々わがまま?なマメオ君はその生活にも慣れてしまい。家でもちょっと困れば私に助けを求めてきます。できることは自分でやってほしい。わたしだって忙しいのに・・・と日々怒りを感じることも多くなってしまいます。障害者サービスと介護サービスでは介護サービスが優先されます。どちらを優先させるかではなくその人にあったサービスを障害と介護の垣根を越えてうまく利用できたらいいなと思いました。
60歳。10代20代からみたらおじいちゃん、おばあちゃんかもしれないけど80代からみたらまだまだひよっこでしょう。
体も悲鳴をあげてくる年齢だけど、まだまだ若い者には負けられないと意地をみせたいお年ごろでもある。
ちょっとぬるま湯に浸かっている感じのマメオ君。私の怒りが大噴火を起こす前にもう少しアクティブになってね。二人でゆっくり山を上るためにも。
まだ朝晩の冷え込みは強いですが春も近づいてきています。先日、鎌倉の長谷寺に行き気分転換してきました。