第199回 今こそ熱い話をしよう。
佐藤知津子さん
まゆぽ:
うわあ、199回だって、チチカカ湖!
なんかめでたいから、身も心も熱くなるような話をしよう!
小学生の頃、いわゆる熱血青春ドラマが好きだった。
夜8時くらいから放送されていて、
若い型破り系の先生がパッとしない高校に赴任してきて、
サッカーやラグビーで不良を鍛え直して強豪校に勝って
「やればできる、夕日に向かって走ろう!」と叫んだりするヤツね。
最初に見たのは夏木陽介、次が竜雷太だった気がする。
竜雷太が先生だったのは「これが青春だ」というタイトルで、
岡田可愛や、のちに加山雄三と結婚する松本めぐみが出ていた。
温暖化もヒートアイランドも線状降水帯もなかった昭和30年代、
人々は熱いドラマを見て、熱くなっていたのだなあ。
小学生だった私にとっては、高校生は大人。
大人は熱いなあと、憧れというより、呆然と見ていたと思う。
そのころの夜の8時は涼しくて、窓を開け放って、
隣の家のテレビの音も聞こえてくる中で見ていたなあ。
つまみ:
199回!pre anniversaryじゃん!ステキ!!
しかし、続けたいとか続けようとか特に思わないことが続くよねー。
あと、義務とか権利とか思わないことに宿る持続力?
この時期の「熱い話」って、毒をもって毒を制すというか
心頭滅却すれば火もまた涼しっていうか(これは違うな)。
でも、ピックアップしてくれた青春モノに乗っかれない。
福島ではやってなかったんだよ、たぶん。
やってたらテレビっ子のわたしが知らないわけはなく
でも村野武範までの歴代の熱血先生は見た覚えがなくて
中村雅俊で初めてこの手のドラマをちゃんと知ったのでした。
そのときは自分も高校生だった。
憧れが、年上に対してじゃなく、東京だったなあ。
熱いといえばさ、こないだ買い物に行って日中小一時間
屋根なし駐輪場に自転車停めてたら、サドルが熱くなってて
お尻をやけどしそうでしばらく座れないレベルだった。
サドルってこんなに熱くなるかねと感動したくらい。
サドルで目玉焼きが焼けそうでしたよ。
そういえば、なんで「目玉焼きが焼けそう」なんだろうね。
ま、ビジュアル的にわかりやすいか。
まゆぽ:
そうかあ、昭和の伝道師つまみ師匠も知らないかあ。
確か日本テレビの放映だったと思う。
お子さま番組じゃないテレビドラマを初めて見た経験だったから
強く記憶に残ってるのかもしれないね。
自転車のサドル目玉焼き問題。
ボウルも菜箸もいらないから目玉焼きなんじゃない?
卵焼きやお好み焼きだとめんどくさいことになる。
まあ、サドルが鉄板焼きの鉄板代わりになるってことだから
韓国だったらサムギョップサルだし、
ドイツならフランクフルトソーセージかもね。
熱くなるのはベランダのコンクリート床。
うちは東南向きなので、午前中の熱さは半端ないの。
床だから直接目玉焼きは難しいけど
鍋ごとベランダに出しといて、おでん作るとかどう?
この間、収納棚の奥から白い毛糸玉がたくさん見つかって、
そうだ、今から編めば冬に間に合うかも…と思ったんだけど
思っただけで汗が吹き出してきて、見なかったことにしたよ。
ベランダおでんを食べ、編み物をしながら熱血青春ドラマを見る夏、ってどう?
あ、もう熱血系はやってないか。
つまみ:
熱血青春ドラマ、日本テレビだったってことで謎が解けた気がする。
福島って、最初は民放が福島テレビしかなくて
2局めの福島中央テレビが開局したのが1970年頃だった。
確かそこが日本テレビ系列。
まゆぽさんの挙げたドラマ、たぶん1960年代だから
やっぱりやってなかったんだと確信。
ま、どうでもいいよと言われそうな話だけどさ。
毛糸玉、確かに今はちょっと触りたくないかも。
うちのベランダはウッドデッキ風パネル(ウッドではない)が
敷き詰めてあるから夏でも快適だよ。
汚れも、デッキブラシと水でカンタンに落ちるからラク
‥と言いたいところだけど、暑くて掃除するのがめんどくさくて
現在、若干汚れています。
夢グループで高圧洗浄ホース買おうかなあ。
若いときはホント、夏は大汗かいた方が涼しいと思ってた。
おでんはちょっと食べないけど、熱いラーメンとか美味しいし
でも、暑いのは文字どおりヒートアップの一途だけど
熱い話があんまり浮かばなかった自分がちょっと寂しい。
だって、夏で熱いといえば色恋沙汰じゃない、そりゃ。
今度、でっちあげ、大盛りOKで色恋沙汰の話でもしますか。
友達のや、友達の友達、通りすがりの話でもなんでもありってことで!?
まゆぽ:
熱いと言って、色恋沙汰の「い」の字も思い浮かばなかったけど、
韓ドラではゾンビも好きだけど、ラブコメも好きだよ。
出演俳優さんにちゃんとドキドキして、
それなりにエストロゲン(なのか?)を分泌してるはず。
通りすがりの恋バナのつまみさんと色恋トークで熱い夏にしたいわ〜。