Posted on by Comet
一生懸命やってる奴は思いっきり贔屓するんや
大林宣彦監督の映画『青春デンデケデケデケ』に出てくる台詞です。
舞台は1960年代の香川県観音寺市、
主人公はベンチャーズに魅せられた高校生。
デンデケデケデケと夢中になって練習する彼らに対して
高校の先生(岸部一徳)は楽譜をくれたり、部活の設立を手伝ったり
なにかと「特別扱い」してくれる。
主人公が気にして「先生、これは贔屓やないですか?」と聞くと
「一生懸命やってる奴は、思いっきり贔屓するんや」
モンスターペアレントだのコンプライアンスだのと
横文字が流行り出す前には、こういう先生がいた。
そして、堂々とこう言えるオトナに見守られた子どもは
幸せだったのかもしれない、と思うのであります。