Posted on by つまみ
〈いろんな言葉〉「忘れること、忘れられることを恐れながら・・・」
東京は東のはずれ在住、今年結婚30年のつまみです。子どもはいません。
カリーナさんとはブログを介して知り合い、このたびの別冊創刊を聞くに及んで、「箸休め的なことでよければ書かせて下さい!」と手を挙げました。
「忘れること、忘れられることを恐れながら、それでも生きていこう。」
(『コンニャク屋漂流記』 星野博美 著 文藝春秋)
人生の「中間地点」という意識の強かった40代と違って、50代になったらめきめき「後半戦」の自覚が増してきました。時系列的(?)にも理に適った認識でしょう。が、諦めたらいいのかやさぐれたらいいのか、はたまた「楽しい~!」と大海原に向かって叫べばいいのか(あくまでもイメージ画像)わからないので、ま、とりあえず通常営業しとくか・・みたいな、そんな今の自分にヒットしたのが上の言葉です。
コンニャク屋という屋号を持つ漁師の家に生まれた祖父の人生をたどることで、一族の歴史や自分の運命を、時には多少抗いながらも受け入れていく著者の星野さん。
その作業で、有名・無名、波乱万丈・凪の人生にかかわらず、「人々の記憶はどうしても薄れていくものだし、歴史は、家や墓や財産の消失で終わるのではなく忘れられることで終わるのだ」と強く認識するに至った彼女ですが、最後は上の言葉で文章を終わらせています。
生きていくことは不安で不穏ですが、恐れと希望は共存するんだ、してもいいんだ、とあらためて気づかされ、やけにハッとしました。
by つまみ
こんなブログをしています。正体不明な女二人のブログ。
お昼休みなぞにのぞいてみてください♪→→「チチカカ湖でひと泳ぎ」
Tomi*
つまみさん、はじめまして。
「チチカカ湖でひと泳ぎ」拝見しました。
面白〜〜〜〜い!!!最高〜〜〜〜〜!!!
掛合い万歳みたいな構成が新鮮でいいですね〜
つまみさん&まゆぽさんの感性もツボでした。
これからも楽しみにしていますね(*^o^*)
あ、この記事に関係なくてごめんなさい…
つまみ Post author
Tomiさま
ありがとうございます!!
とんでもこざいませぬ!
あたたかいお言葉はどこに対してのものでも、とてもうれしいです。
まゆぽさんとはもう長い付き合いで、どんな変化球を投げても打ち返してくれるので、本当に楽しくやっています。
言葉のコスプレ、と呼んで下さい!?
こちらでは、武者修行、道場破りぐらいの気合を入れて・・というのは冗談ですが、せっかく書かせていただいているのですから、自分にとっても別冊にとっても、何か少しでも新しい風になるものがかければいいなあ、と思ったりもしております。
これからもご指導ご鞭撻のほど(^-^)よろしくお願い致します。