見ず知らずのフツーの人に励まされる「並走感」を大切に、今日、そして明日へ。
インターネット上で愛読しているサイトやブログのなかに、「ひっそり愛読」しているものがありませんか。本や雑誌とはちょっと違う種類のもの。だれかに「これ、読んでみて!」とことさらオススメしないもの。
わたしは、「自営業の夫を支えてがんばってきたけど、少し前に別居して、いまは離婚して娘さんとふたりで暮らしている女性」のブログを数年間、愛読しています。ものすごく働くひたむきな女性なんですが、アップされている食事は「ああ。これでは栄養が偏りすぎるでしょう」という手抜きなものばかり。それがかえって「淡々と記録している」感じを与えてくれて気持ちが静まるし、不器用だけどグチを言わない母の背中を見て育つ娘さんのまっすぐな成長ぶりに感動したりしています。
ちょっと前まで、こんな「見ず知らずのフツーの人」の生活をリアルタイムで読みつづけることなんてできなかったですよね。インターネットの弊害はいろいろ叫ばれますが、人生で大きな壁にぶつかったとき(借金や離婚、死別、病気など)に、おなじような境遇にある人のブログは大きな支えになると思います。どちらも先の見えない「未来」に向けて、「今、この時点」を生きているからです。知らない者同士であるけれど並走しているんですよね。
「どうする?Over40」も、この「並走感」を意識していたいと思います。とくに不定期に配信しているメールマガジンは「並走メディア」と呼ぼうと思うぐらい意識しています。
「並走メディア」が守るべしは、「教える立場」に立たないことじゃないでしょうか。そんなことあたりまえなんですが、意外に「何かを書こうとすると、つい教える立場に立ってしまう」という習癖が人にはあるようです(新聞の投書欄などにもその傾向がありませんか。文体がどれも似ています)。つい演じてしまうんですね。これまで読んできた「書き手」のポーズを。「教える立場に立たないと書いちゃダメなんじゃないか」とさえ思ってしまう。
どちらも先の見えない「未来」に向けて、「今、この時点」を生きている。並走していることを忘れないで今日から、そしてまた明日という日から更新を続けたいと思います。
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つまみ
並走感、グッときました。
特に最後の2行は、手帳に書き写して折に触れ自分に言い聞かせたいです。
若くないことで誇りに思えることって意外とあるのかもしれませんが、<「今、この時点」を生きている>数が多いこと、もそのひとつだなあと思ったりして。
青緑
カリーナ部長、大好き!
nao
こんばんは。
カリーナさんのその気持ちに甘えさせてもらって
ここへちょくちょく遊びに来ています。
並走感ていいですね。
実生活の面倒なことってあるのが当たり前なんだろうけど
やっぱり時々疲れますもんね。
お茶飲みながら、うんうんそうだよねって言い合って
また明日に向かっていきたいです。