今年をふりかえる~「オバフォー祭り」に読者の方から長文のメールをいただきました。
こんにちは。カリーナです。もうそろそろ「オバフォー祭り」(今年10月16日に開きました)について語ることはやめにしようと思っていた先週の月曜日、一通のメールが届きました。オバフォーへのメールはメンバー全員が見られるようになっています。全員のこころに「ポッ」と喜びの灯がともるようなうれしい内容でした。
ずいぶんほめてくださっているので自画自賛になるんじゃないかと迷いましたが、オバフォー祭りに参加できなかった方や、どんな雰囲気だったかを知りたい方に主催者目線でない感想を読んでいただきたい。そしてなににも増してこの素敵な文章を多くの方にご紹介したくて公開することに決めました。
文章の中にはメンバーへの個人的な語りかけもありますが、そんなさりげない細部に当日の雰囲気が表れていると思うので「ぺいたお」さんの許可を得て、そのままにしています。
今、ふりかえると「オバフォー祭り」は、2016年のわたしたち自身がギュッと詰まっていました。あのあとツイッターやコメント、メールで感想をくださったみなさま、本当にありがとうございました。これまでいただいた数々のお声と「ぺいたお」さんのメールをしみじみと味わいながら、温かい気持ちで年の瀬を過ごしています。
オバフォーのみなさま
オバフォー祭りに参加させていただいた者です。ありがとうございます。1ヶ月以上もたってしまってのお礼で、ほんとうに失礼いたします。
カリーナさんのブログ、ウェブマガジンは長く読ませていただいていますが、画面の中のイラストや文字で表されていた人たちが、体積と体温を持って目の前にあらわれて、「ネットの中の人って、実在するんだ!」という、SNS世代ならあたりまえのことを、体験することができました。
over40女性の良い面があらわれた、親しみと優しさと明るさのある、とてもいい集まりでした。会場に入ったとき、ほとんどの席が埋まっていましたが、数十人いる一人ひとりの輪郭がくっきりと浮かび上がって見えて、不思議に思ったのを覚えています。
運営側のみなさんは、ネット上どおりの方たちでしたが、カリーナさんの髪も、ハラミさんのダイエットも、じじょうくみこさんのガタイも、「実際に見ても、私にはよくわからないレベル」だったことに、人の悩みはデリケートなものだと思いました。
婚活の話も、おしゃれの話も楽しかったのですが、いちばん心に響いたのは、介護の話です。義母が要介護とはいえ、私自身はピンチヒッターや情報収集の役くらいしかしていないのですが、つまみさんやミカスさんの話を聞いていると、もどかしさや恐れ、心と体の疲労、どうにかしてあげたくてもどうにもできない無力感などがないまぜになった、介護する人の気持ちという大きなかたまりが胸元に投げ込まれたようで、はからずも涙が出そうになりました。
私は直接、ミカスさんたちに何かができるわけではないので、シングルで自宅介護をしていると聞いている中学時代のクラスメイトに手紙を出そうと思っています。
介護の話では、司会をしていたスリムで長身の女性も印象的でした(もちろん、それが誰かわかります)。いきなり「問題は、本人が介護を受け入れないこと」と本質に切り込んで、最後には「婚活もおしゃれも介護も本質は同じ」とくるりとまとめてしまい、さりげないたたずまいでしたが、ただ者ではない感が後光のようにあふれていました。
お話ししてくださったハラミさんと中島。さんへ。
私の頭の中では、ハラミさんのお父さんは小林薫が配役されています。ちょっと若い設定でしょうかね。
中島。さん、かぴかぴに乾いているようにみえる中高年男性の中で、若くて素敵だったときの自分を忘れずにいるのは、みずみずしくて良い!と私は思います。
部長のカリーナさん。ブログに一度コメントしただけの私を、オバフォー祭りにご招待くださってありがとうございます。もっとふさわしい人がいたでしょうに申し訳ない気持ちです。
その一回のコメントの中で、千葉敦子さんの話に触れたところ、カリーナさんから「妹さんのブログを教えようとしたが、見つからなかった」というていねいなお返事を頂きました。ちょうどその時期、妹さんの松浦のぶこさんはブログ運営会社の都合でブログを閉めていたようで、のちに再開したものを読むことができました。それを読んでの私なりの感想がありますが、いずれカリーナさんにお送りできたらなと思っています。
……ここまで書いたところで、カリーナさんのお母さまがお亡くなりになったことを知りました。何度もブログで触れていたお母さまですね。ご冥福をお祈りします。「決断し行動する」の言葉が、いつものブログの調子より強く感じます。近しい人の死から感じたことを、自分の中に取り込んでまた生きる。そうやって、亡くなった人とともに生きていくんですね。
これからも、カリーナさんのブログ、オバフォーウェブマガジンを楽しみに読んでいきます。もう一度、あらためてオバフォー祭りに呼んでいただいてありがとうございました。
ぺいたお
「どうする?Over40」は、寄稿者や読者の方と「日々を並走する」ウェブマガジンでありたいと考えてきました。ときに先を歩き、ときに隣を歩き、ときに遅れてついていき…そうやって決して大げさでなく励ましあい、笑いあい、面白いものをみつけたら教えあっていけたらいいな、そう思って4年間続けてきました。ぺいたおさんにいただいたこのメールや、折りに触れ読者のみなさんにいただくメールやコメントに、わたしたちの思いや姿勢が伝わっていることを感じ、本当にうれしくありがたく思います。メンバーを代表してお礼を言わせてください。
わたしの薄毛が目立っていなかったようで何よりです。ハラミさん、じじょくみさんもよかったね。
オバフォー祭りはもう引っ張らないといいつつ、「オバフォー祭りをファッションで振り返る。何を選択基準に何を着た?第二弾」を今週配信予定です。
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