生命保険も大事だが、「居場所」「習慣」「継続」もリスクに備える三大保険だ。
こんにちは。カリーナです。
先週の金曜日、娘が留学先に帰り、わたしと犬だけの暮らしが始まりました。スー(犬)は、ヒジョーにつまらなさそうです。ま、そりゃ、そうか。突然、担架に運ばれて夫が消え、その後、にぎやかに現れたかと思うと出発してしまった遊び相手の娘。「どこにいったのかなあ」と慕わしく不思議に思っていることでしょう。悪いな、スー。辛抱してくれよ。
9月1日、わたしの「家庭」は大きく様変わりしてしまいました。永遠に、とまでは思っていませんでしたが、少なくともあと10年は同じように「ある」と思っていた居場所は、そのなごやかさやにぎやかさをすべて失って、ひっそりと静かなものになりました。
その日あったことを気兼ねなく、いいことも悪いことも口にして、わかってくれなければ不平を言い、わかってくれれば調子に乗る。そんな気まぐれな駄弁につきあってくれた夫は病院にいて、ここにはいない。
「居場所」というものは、あっけなく変わったり、奪われたり、消えたり、流されたり、崩れたりするのですね。今年は災害で家という居場所を、家財も記憶も、さらには人も含めて失った人もたくさんいるはずです。暮らしを一から立て直すのは、どれだけ大変だろう。
わたしの「家庭」という居場所は変わってしまいましたが、オバフォーという居場所はある。ここがあると思うこと、ここにこのようにして書くこと、ここのメンバーとやりとりすること、その現状を知ること、悩みを語り合うこと。読者のみなさんに言葉をかけてもらうこと、励ましてもらうこと、教えてもらうこと…。ほんとに支えになっています。「なんとまあ幸せなんだろ」と思うこともしばしばです。オバフォーがあってよかったわあ。
人生の保険は、生命保険だけじゃない。居場所を育てていくことも頼りになる保険です。うちの場合は、「生命保険、もっとかけとけよ」だったわけですが(笑)。家事や仕事、人づきあいなど習慣として続けていることが自分を支えることも実感しています。「習慣」も「継続」もリスクに備える大きな保険なのです。
今日は、ゆみるさんの「黒ヤギ通信」が公開されています。大切な老愛猫とともにさぐりあてた一枚の絵が気になる理由。しみじみといい時間ですねー。あまり上手とはいえない写真ももはやゆみるさんの味!
のり
カリーナさんこんばんは。
勝手に何年も拝読させてもらってます、少しだけ年下ののりと申します。
カリーナさんやオバフォーの方々にどれだけ元気をいただいてきたかわかりません。
今回のご主人のこと、友達のことのようにかなりのショックを受けました。
きっと同じように思われてる方たくさんいるんじゃないかしら。
深刻な事態だし、もうしばらくブログも途絶えるかなぁーと思いましたが、いや、カリーナさんは、カリーナさんだからこそ報告をしてくださるに違いないと確信しました。
毎日のツイッター楽しみに読ませてもらってます。
そして今回のことで、夫婦のこと、これから先の人生について、いろんなこと考えました。
本当にこちらが元気をもらってますよ。
なんの力にもなりませんが、カリーナさんのこと、ご主人のこと、スーちゃんのこと、応援している人がいるってこと伝えたくてコメントしました。
のり