生きてきてわかったこと。「万事、思いどおりにいかねえ。」
生きていれば、いろんなことがあるとわかっていたつもりでも、「パンデミックを体験する」というのは、大きな地震や台風、もっといえば戦争よりイメージできていませんでした。戦争は、ドキュメンタリーや映画で過去や未来の戦争を見てきたし、日本がそっち方向にいかないかと警戒もするし、常に地球上のどこかで紛争や戦闘が起こっているのでまだしも現実感がありました。でも、パンデミックはなあ。今年に入って油断と警戒を行きつ戻りつしている間に「これまでにまったく経験したことのない現実」が広がってしまっています。
新コロナウィルスによる緊急事態宣言後も医療・介護関係の人や物流、食品、スーパー・コンビニ、役所・郵便局等の人たちは、感染を恐れながらもいつも以上に過酷な状況で働いていることを知っているだけにソワソワもします。生協や宅配便の人が押すインターフォンにこたえて出ていくと、マスクの下の荒い息と高揚した頬!肉体を酷使して「めちゃめちゃ働いている人」とたとえ不本意であっても「家の中にこもっている人(わたし)」との圧倒的な労働量の差!すびばせん!!
「外に出ない」「休業する」「キャンセルする」ということは、「動きを止める」「先に延ばす」ことなのですが、こんなにも「止まっている」状態が続くと、いざ動き出そうとしたとき、わたしは踏み出す一歩の方向がわかるのだろうか。そのとき、かつてのままの世界が広がっているのだろうか。広がっているつもりでいたら、まったく崩壊していた、なんてことにならないかな。なりそうだな。わからん。生命の常として壮大な保留の間に勢いを増して主流に躍り出る種もあるはずで、ああ、わたし、どこ行くの?生きていけるの?ポストコロナワールドで。
こういうときこそ、ひとりでじっくり考えたり、書いたりせねばと思うものの、わたしの仕事スペースはリビングにあり、そこには大きなテーブル(180センチ幅)があり、そこで娘も勉強したり、映画を見たり、漫画を読んだりしています。気が散る。人生58年、学んだことは、「万事、思い通りにならねえ」ということだな。ふー。あー。もうすぐ昼ごはんだよ。
みなさん、いかがお過ごしですか。オバフォーは、コツコツと通常営業しておりますので不平不満などぶちまけに来ていただいてもいいですよ。てか、来てね。
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