冬には冬の楽しみ。くっついて温もる。
こんにちは。カリーナです。
ぐっと寒くなりました。
冬には、冬の楽しみ。わたしの場合は、夜、ガスファンヒーターの前に長々と寝る犬・スーの体にぴったりと自分の体を沿わせてくっつき、手を伸ばして、その毛で覆われた温かな体をなでさすったり、おなかの上にじっと置いたりして鼻を寄せ、胸いっぱいにその匂いをかぐことです。
からだ内蔵のスプリンクラーからミスト状に何やら物質が出ているのがわかります。これがオキシトシンか。確かめようはないけれど、明らかに何かが分泌されていて、それが、からだ全体に静かにじわじわとひろがっていきます。
スーがきて4年。毎冬、やっているはずなのに、「ああ、そうそう。これこれ」と思い出してくっつきます。スーは、とりたててうれしそうでも、イヤそうでもなく、ただじっとしています。時々、首をもたげて、どうしようかと悩む仕草をしたあと、またバタンと首を下ろす。私につきあってくれているのか、単に動くのが面倒なのか、もっと温もりたいのか、そこらへんはわかりません。いつだって、スーが本当にやりたいことはわかりません。いろんなことがわからないまま、一人と一匹で暮らしています。
原始時代から、こうやって人間と犬はからだを寄せ合って温もってきたんだろうなあと思います。わたしのなかの縄文人が、「犬っていいだろ」と囁くので「うん。この世の万物のなかで一番、好き。人間に馴れさせてくれてありがとう」と答えます。
もうすぐ12月。あらゆる温もりが恋しい季節です。部屋もからだも、飲みものも食べものもお布団も、できれば心も、じんわり温かくして過ごしましょう。冷えは、万病のもとですからね。
今週もオバフォーはコツコツ更新します。お暇なときに遊びにきてくださいね。待ってまーす。