きれいにするのは、家か、自分か。いつも優先順位に迷う。(新聞連載のお知らせも)
この週末、夫の月命日の翌日、仕事仲間が午前と午後に分かれて家を訪ねてくれました。午前の来訪は、午前10時。犬の散歩を終えてストレッチして入浴。朝ごはんを食べて、少しだけゆっくりして片付けに入ります。娘が食器洗いと掃除機かけはしてくれるので、わたしは、洗濯とお風呂掃除と花の水やりだけ。
…のつもりが片付けたい欲求に拍車ががかかってしまい、たまっていた段ボールを廃品回収のコーナーに出し、出しっぱなしのノートパソコンやリモコンをしまい、床を拭き、玄関の靴を片付け…と夢中になってしまって気づいたら、残り20分。
なんと自分だけが、ボッサボサです。急いで服を着替え、鏡の前に立ったら、家の電話がリーン。「は!来た!?」来たのです。着いたのです。遠方からのお客さんです。待たせるわけにはいきません。来客用駐車場を案内するために、家を飛び出して階段を駆け下ります。
「お忙しいところすみません!」と爽やかな笑顔で言うものの、顔は眉毛を描いただけ。髪の毛はテキトーにまとめただけ。シャレた車から降りた夫の友だちは、カジュアルではあるものの黒一色のビシっとした服装で手には上品な包装のお土産を持っています。
「奥さん、やつれたな」と好意的に見てもらえたか、「老けたな。しかも、ボサボサやん」となるかはわかりませんが、おそらく後者でしょう。あとせめて10分。「家」から「自分」へと整える対象を移すべきでした。
なんか、いつも、こんな感じで「万全」に遠い女です。
地方紙で「おしゃれをしろと言われましても」という連載が始まりました。お近くの新聞で見かけたら、読んでみてください。イラストは、「ワクワクしたら着てみよう」の中島慶子さんです。
オバフォーは今週もコツコツと更新します。時間のあるときに遊びに来てください。待ってまーす。