どれを選ぶ?戸建て、マンション、大広間…お墓の話です。
こんにちは!カリーナです。
8月9日に夫が亡くなり、葬儀・四十九日を終え、昨日は娘とお墓を見に行ってきました。このところずっとネットで検討していて、「ここがよければ、もう決めちゃおう」と思っていたところでした。
その墓地は、いくつかのエリアに分かれています。第一は、いわゆる伝統的なお墓。狭いながらもそれぞれの土地があり、そこに○○家などと書かれた立派な墓石が立っているエリア。いわゆる一戸建てスタイルです。この一戸建てスタイルには、高級注文住宅から建売までランクがあります。
二番めは、樹木葬とお墓の中間的なスタイル。丘にズラリとプレートが並び、そのプレートの下が家族ごとの区画に分かれている。いわゆるマンションスタイル。このマンションスタイルには、ペットお断りのマンションとペット可のマンションがあります。エントランス(献花台)は、全体に一つ、もしくは二つ。このエントランスに近ければ近いほど、販売価格は高くなります。
一戸建てとマンションの中間的なスタイルもあり、それは、最後の人が亡くなってから10年は一戸建てとして管理するが、その後は、更地にするというもの。実際には、更地にするのではなく合祀型の樹木葬扱いになるというものです。
三番めは、初めから合祀型の樹木葬。全員で東京ドームのような大広間で暮らすスタイルですね。入居費用は、5万円。管理費もかかりません。
そうなのです。
夫のお墓を探してみてわかりました。死後の住まいも一戸建てやマンション、大広間などに分かれるのです。
お屋敷が大きいと立派ですが、後々の管理が大変になるのも似ています。
わたしは、ペット可のマンションを選びました。いまの住まいと同じです。自分たち家族とペットが住まう共同住宅のなかの一戸。納骨の際は、骨壺のまま入れるのでなく、布にくるんで土に還すそうです。ずっと暗いコンクリートのなかにお骨のままより、土に還ったほうが成仏できそうでいいと思いました。
このペット可マンションスタイルのお墓も分譲はあと一区画を残すのみ。その他の戸建てやペットお断りマンションもほとんど残っていませんでした。人気なんですね。
陽当たりがよくて、見晴らしのいい丘の上なので、夫もまあ、許してくれるでしょう。プレートは娘がデザインするそうなので、それも喜んでくれたらいいなと思います。
わたしも、あの場所に眠るんだと思うと不思議な感じ。これまで住んできた家も完全に理想を満たすものではなかったけど、お墓も同じ。妥協含み。そもそも「理想の住まい像」も曖昧だからな。お墓も生者のもので人生の一部。妥協の多い人生には妥協の多いお墓。まあ、それも味ということで。
納骨は、来年2月ごろの予定。夫は、一歩ずつしっかりとした死者になっていきます。
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