体調をグチるのは、「インテリジェンス活動」なのだと知る。
こんにちは、カリーナです。
娘が幼稚園時代のママ友・Tさんがリンゴを持って遊びに来てくれました。LINEではやりとりしているけど、ゆっくり話すのは久しぶり。
Tさんといえばジムに通い、スレンダーの体型をキープ。わたしより年下のきれいな女性です。
が…ずっと、腰が痛かったらしい。
「立っていても寝ていても痛い。寝ていても痛くなかったら寝たきりになったかも。生きるのがイヤになるぐらい痛かった」
と言うではありませんか。それはつらい!
でも、今の彼女は、「まだ違和感はある」とは言うものの、歩き方も座り姿勢も普通です。
ジムの筋トレで治そうとしたり、整骨院に通ったりした後、いい整形外科を見つけて、そこの理学療法士さんに時間をかけてしっかりリハビリをしてもらって、よくなってきたらしい。
いやあ。いろいろ勉強になった。
わたしたち、つい体操だ、筋トレだ、ストレッチだとがんばってしまうけれど、カラダにおかしなクセがついたままがんばると逆効果になってしまうんですよねえ。それ、犬の散歩で痛感していることなんです。ウォーキングがカラダにいいとは言うけれど、正しい姿勢で歩かないと膝が痛くなってしまう。
Tさんの病院の選び方、治療やリハビリとの向き合い方、ほんとにとても勉強になりました。いい整形外科も教えてくれたし。ありがとう!
そして、わたしはある結論に至ったのです。
「年をとると、あっちが痛い、こっちが痛いの話ばかり!」
若い人にも言われるし、何なら、わたしたちも自嘲気味にそう言ったりします。そこに含まれるのは、「前向きの話題はなくて、カラダの愚痴ばかり。年はとりたくないもんだ」的なニュアンス。
いやいや、そうじゃないと私は言いたい。
なぜ、多くの人がこうも「体の不調を報告しあう」のか。症状を事細かに語り、それがどのように推移しているか語り、病院のよしあしを論じ、薬の効き目を判断する。
みんな、愚痴っているのではないのです。もちろん、愚痴ってすっきりする効果がないとはいえないし、それを期待している向きもある。大変にある。
だけど、それ以上に真剣に、夢中になって語り合う背景には、
●自分の症状とどこが違うのか。同じか、似ているか。
●どのような治療法で回復に向かっているのか。自然治癒するのか。
●どこにいい病院があるのか。この人の病院に対する評価は正しいか。
●どれぐらいすれば治るのか。この人は治ったのか。
●あと何年後には、こういう症状が出るのか。であれば、予防に何ができるか。
などなどを語り合いながら情報収集し、脳内では「それやってみよう」「そこはわたしとは違うな」などなど比較検討取捨選択に忙しいのです。
だから、語り尽くせない。明日もあさっても新鮮な情熱で語ってしまう。
自分のカラダという他人と共有できないものの状態を事細かに語ることによってシェアし、共通の課題にする。よりよくするには、少しでも悩みを減らすにはどうすればいいのか。
「カラダの不調を愚痴りあっている」のでなく、「愚痴という本音が出やすいカタチで互いの対策と戦略を提示しあい、共有しようとしている」のです。なんて高度なコミュニケーション!
わたしたちの肉体の明日を左右する、高度なインテリジェンス活動!
そういうことで、今日も、機会を見つけて「肩が痛い」という話を出して情報収集に励みたいと思います。
寒くなってきました。オバフォーは今週もコツコツと更新します。体を温めつつ、のんびり読んでくださーい。
ゆのみ
今日の記事、私も同感です。
若い時から折々に、首が痛い、肩が痛い、腰が痛いで整形外科慣れ(ずれ?)していた私。整形外科は湿布と鎮痛剤をもらう所、と認識していました。辛い症状の時はマッサージとか、カイロプラクティックとかの方を選択するようになっていました。
50代のこの夏、腕、腰、膝と立て続けに痛くなり、朝起き上がるのかとても辛い、じっと寝ているのも辛い、という状態になりました。結局、リウマチ性多発筋痛症という膠原病の一種で、整形外科で処方された薬で良くなりました。
思えば随分前に膵臓癌で亡くなった叔父は、腰が痛いと長い間接骨院に通っていました。
病院は大事、その時行くべき病院に行くのが大事と思います。
長文失礼しました
栗の花
この記事を読んで、元気がわいてきました。
毎朝、寝起きはどこかが痛い。ストレッチして家を出ても、思いがけないところに痛みが出る。
そんな毎日ですが、本を読み、情報を仕入れ、時に同世代の友人と泣き言もこぼしながらも筋トレに励んでいます。
現状維持がすごく大切ですですよね。
老猫とともに、私も進んでいきたいと思います。
カリーナ Post author
ゆのみさん
コメントありがとうございます。
「整形外科は湿布と鎮痛剤をもらう所、と認識」というところ
あまりにもわかりすぎて首がもげそうになりました。
わたしがこの夏行った総合病院の整形の先生はまさしくそう。
なんだか治す意欲がなくなりますよねえ。
でも、ゆのみさんはちゃんと原因がわかって良くなられたんですね。よかった!
病院は大事。行くべき病院に行くのが大事。
至言です!
カリーナ Post author
栗の花さん
コメントありがとうございます。
「毎朝、寝起きはどこかが痛い。ストレッチして家を出ても、思いがけないところに痛みが出る」
↑
ここ、私のことかと思いました(笑)!まーったく一緒です。
でも泣き言をこぼしながらも筋トレに励む栗の花さんに励まされ
私も続けようと思いました。
痛いまま、痛いけど動ける…現状維持って実はそういうものかもしれません。
でも、動ける。できることはできる。
それが大事ですよねーー。
私も犬とともに進んでいきます。
猫ちゃんと末永く健やかに!!私も頑張る!