「可愛いよ。わたしは、あなたが好きだよ』と自分の声が聞こえた、幸せな朝。
こんにちは、カリーナです。
2014年最後の記事になりました。最近、しょっちゅう言ってますが、もう1年経ったんですねえ。早いなあ。
今朝、スーと散歩しているとき、後ろ姿を見て「可愛いな。可愛さしかないなー」と口に出して言いました。尻尾を揺らして、弾むように歩く姿は、本当にけなげで、一途で、一生懸命で真面目で可愛い。
そしたら、次の瞬間思ったんですよ。「あなたも可愛いよ」と。
正確には、こんなふうに言葉で思ったのではなく、わたしという人間の内側から別のわたしが出てきて、このわたしのことを「あなたのことも可愛く思ってるよ」と話しかけた感じです。
「自分が可愛い」というと、どこか自分勝手というか、自分さえよければいい、という感じがしますが、今朝の「あなたも可愛い」はそれとは違って、「わたしのなかから、わたしの親みたいなわたしが出てきて、『もう、63年、あなたを見てきたけれど、可愛いよ。わたしは、あなたが好きだよ』語りかけた感じ」でした。
そしたら、ほわーんと温かくなってきて、ああ、これから、いろいろあるかもしれないけど、生きていけるよ、と思ったのです。
わたし、バカなのかな(笑)
そう。わたしは、わたしが可愛い。いろいろ欠点があるのは知っているし、何かをやり遂げたわけでもないし、小さな嘘はついてきたけど、大きくだれかを裏切ったことはないはずだし、いまも、裏切っていない。自分を大きく見せようとする嘘もついていない。心のなかにだれかへの憎しみはなく、むしろ、いろんな人への感謝のほうが大きい。
年とともに、どれだけがんばっても、弱っていくわけですが、その「弱っていく自分」を「可愛いよ。よくがんばってるね」と見守りたい。わたしだけは、わたしにそういい続けたい。そうやって力強く支えていこうと思いました。
今年は、オバフォー祭りが開けて、ほんとうに幸せでした。また、すぐにも開きたいぐらい楽しかったです。この場所があること、ここに友だちがいること、いくつものつながりがあること、そのことが、どれだけ心を温かくしてくれているか、言葉では表せません。
一年間、ありがとうございました。穏やかで、健やかで、笑顔の多い年をお迎えください。