電車の席 譲ってもらえて 嬉しいな
実家に行きました。
ウチから電車と徒歩で40分ぐらいで近いんですけど、コロナ後遺症にとっては果てしなく遠くてねえ。それでも高齢の両親の様子をみたくて、いや自分の元気な様子をみせたくて、いやいや全然元気じゃないんだけれどもさ。
とにかく、早いとこ行っときたいけど、まだ無理かな行けるかなやめといたほうがいいかな行っちゃおうかなと迷って迷って数カ月。先週の土曜日、寒くもなく暑くもない春らしい気候で体調もよかったので、今日だと決断して出かけました。それでも、ひとりでは不安なのでオットに付き添ってもらいました。

ヘルプマークをご存じないかたもいるかもですが、これは「援助や配慮を必要としているけれど外見からは分からない人」がつけるものです。オットは脳出血の後遺症で疲れやすくなったので、鞄にいつもつけています。私はコロナ後遺症で非常に疲れやすくなったので、今回の外出で生まれて初めてつけました。そして、生まれて初めて電車の席を譲っていただきました。
ちょうど次の駅で降りるタイミングだったので丁寧にお断りしましたが、嬉しかったあああ。あまり嬉しかったので、駅についてから、もう一度御礼を言って降りました。
「世の中には、優しい人がたくさんいるよ」と、オットは障害をもってからよく言うようになりましたが、本当にそう。本当に本当にそう。
少し前まで、思ってました。近い将来「お年寄り」として席を譲られる日がくるんだろうな、そのときはきっとショックだろうな、でも頑張って笑顔をつくって「ありがとう」と座るようにしないとな、そうだそうだ、そうしなきゃね、そうしよう。いや、そうしようじゃないのよ、「お年寄り」になる前にヘルプマークつけて席を譲ってもらえて、めちゃめちゃ嬉しかったのよ。
そんな安心感に支えられながら電車を乗り継ぎ、無事に実家の最寄り駅に到着。ここから家まで300mぐらいですが、これがさあ、ずっと登り坂なんですよ。いまの体力ではキツいだろうなと想像はしていましたが、いやあ、想像以上にしんどかった。途中で3回立ち止まって休憩しました。いつもは5分で行ける道を、倍の時間かけ息を切らしてようやく実家に辿り着き、なんとか「元気な顔」をみせることができました。なかなか息切れが治まらなかったから、かえって心配かけたかもだけど、まあ、それはそれで。
ちなみに両親が駅から家に帰るときは、駅前からバスに乗って坂の上の停留所で降り、坂を下っているそうです。私も次はそうしよう。いやあ、1停留所分だけバスに乗る日がくるとはなあ、人生は新しい経験の連続ですよと思いながら、今週もカレー記念日を振り返ります。
薬の瓶 いつまで自分で 開けられる?
3月24日はカレー記念日(Jane)
「押してから回すタイプの蓋、手に力が入らず開けられない、ようやく開ければ蓋が手から滑り落ち、カランカラーン、しゃがんで取るのもうっ苦しい。ついでに錠剤取り落とし、目で探そうにもよく見えない。個別包装プチっと押して取り出すタイプも指に力が入らず、ハサミがない時は『今私は地震で家具に閉じ込められハサミに手が届かない、なんとかこの包装を食い破ってでも薬を飲まないといけないんだーー』、と妄想しながら必死に格闘」とJaneさん。あああ、わかる。特に個別包装のほう。コロナ後遺症でしばらく右手の指先に力が入らなかった時期があって、左手で開けようとしたけどうまくいかず、ジタバタしましたよお。薬メーカーも開けやすいよういろいろ工夫してるはずだけど、こっちが追いつかないですよね^ ^; (Comet)
病院で「常連さん」と言われた 高齢者
3月25日はカレー記念日(にゃまの)
「かかりつけ病院が感染症と花粉症で激混み、医者から『常連さんに迷惑かけてすいません』と謝られる。雑誌載った居酒屋みたいだ」とにゃまのさん。常連さん、て(笑) でも私も月イチで通ってるクリニックが混んでると「一見さんが多くてまいったなあ」と心の中で思ってます^ ^;(Comet)
待合に 父と並んで 会話もなく
3月26日はカレー記念日(まさち)
「父の通院の付き添いの際、かなり待ち時間があるのですが、そんなに仲のいい父娘ではないのでほぼ会話なしです。私がなんとか話題を絞り出しても父の反応も薄く、会話が続きません。まあいいのですが、たまに会話が弾んでいるご家族を見かけることもあり『なんて朗らかなんだろう…!』と驚きとともに少し羨ましく思ったりもします」とまさちさん。うんうん、待合室での他のご家族の様子、見ちゃいますよね。仲よさそうだと羨ましいし、声を荒げてると切なくなるし。(Comet)
犬猫と 人は自分の 安全網
3月27日はカレー記念日(月亭つまみ)
「何年、何十年経っても、一緒に暮らしてみなきゃわからないことばかりだが、落下防止機能だなと最近思うようになった」と月亭つまみさん。わかる。特に体調を崩していると、周期的に「情けないやるせない波」がやってくるけど、そんなときに友達から連絡があると、ああ救われたと思います。(Comet)
踏ん切りを 糞切りと信じ 六十余年
3月28日はカレー記念日(夢子)
「『思い切って決心することができない。決断できない』ことを『糞切りがつかない』と書くと思っていました。そのことを夫に話したら、『えっ?違うの??』と。『体感覚的にはこっちだよねー』と二人で笑いましたが、メールに書いて誰かへ送る前に気がついてよかったです」と夢子さん。あああああ、私もそう思ってましたあああああ! そういう人多いはずだから、そのうち「糞切りでも可」ってことにならないかな。(Comet)
<もひとつおかわり>
とにかく今は体力がないので、電車やバスでなるべく座りたいんだけど、傍目からはピンピンして見えるから、優先席には座りづらかったんですよ。でもヘルプマークをつけてると、躊躇せずに座れます。ヘルプマークをつくってくれた人、最高、ありがとう。(Comet)
こんな本も出してます。カレーはないけど、よろしくね。
「こう見えて失語症です」

加齢を感じたらそれがカレー記念日
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