夏がきた ストップしないで 早く行け
今週の火曜日、晩ご飯を食べながらNHKの『うたコン』を見ていました。
オープニングは今年91歳(もうすぐ92歳)の菅原洋一さん、『知りたくないの』を原キーのまましっとりと歌いあげる姿に圧倒されました。続いて坂本九ちゃん名曲メドレーと、「プレイバック紅白」のコーナー。平成最後2018年回をダイジェストで流して『勝手にシンドバッド』にユーミンが乱入したアレを見られました。もうアレ大好きなのよ、しあわせだよ、大満足。
今日はすごいぞと思っていると、次に登場したのがTUBE。TUBE? TUBEよ。おひさしぶり。デビュー40周年ですってよ。
そして始まったのが、TUBEスペシャルメドレーです。曲名書きますね(NHKプラスで見直して確認)。
『夏を待ちきれなくて』『シーズン・イン・ザ・サン』『恋してムーチョ』『Only You 君と夏の日を』『あー夏休み』

懐かしい。懐かしいけど、共感できない。ごめん。ごめんだけど、いまはもう無理だ。
夏を待ちきれなくないし、いつまでもこのままでいたくないのよ。
40年前は、私も夏を待ちきれなかった。
7月の初めなんてウキウキしかなかったし、9月になると風が秋めいてきて寂しかった。
若かったのもあるし、いまほど暑くなかったしなあ。
いまでも若い人は夏が楽しみなんでしょうか。
特に今年は、コロナ後遺症で体力が落ちてることもあり、外に出るのが怖いです。都内で暮らしてる高齢の両親の安否確認も、一日数回になりました。頻繁に様子を見に行ければいいのだけれど、往復するだけで私が激バテするのでねえ。無理して後遺症がぶりかえして、寝込むことになったら全く行けなくなってしまうというジレンマを抱えているので、気温と湿度と体調と両親の様子をみながら、ぼちぼちと出かけるしかありません。あと2カ月、いや3カ月、乗り越えられるのか、両親と私。
あー、夏よ、早く終わって。
『うたコン』は、TUBEのあとサラ・ブライトマンでした。NHKホールで『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』を生歌唱。素晴らしかった。64歳だそうでそれなりの貫禄もついて、素敵でした。サラ・ブライトマンのCD、久しぶりに探したけれど見つからなかった(残念)。そういえば流行っていた当時、MDウォークマンでよく聴いたって話を↓おかわりで書きますね、と予告しながら今週もカレー記念日を振り返ります。
励ましに 行ったつもりが もてなされ
6月30日はカレー記念日(まさち)
「私には79歳のおばがいるのですが、先日おじ(おばの夫)が倒れて入院しました。一人で心細かろう何か手伝うことがあればとおばの家に行ったですが、昼ご飯をごちそうになり、お土産をどっさり持たされて帰って来ました。おばが元気で、私が50代になっても子どもの気分でいられることはなんて幸せなことなんだろうと思います」とまさちさん。素敵な関係。おばさまも、まさちさんにお昼ご飯をごちそうできて、そんな自分が嬉しかったんじゃないかなあと想像してます。 (Comet)
立つ座る 歩く姿は 母のよう
7月1日はカレー記念日(ミカス)
「芍薬、牡丹、百合のようにはいきません。『あれ? 今の私の動き、お母さんみたいじゃない?』って瞬間が増えました」とミカスさん。わかるー。私は母を通り越して、祖母の幻が見えることがあります。子どもの頃に見た祖母の姿は、たぶん60代だから当然か^ ^;(Comet)
取材する 社長がみんな 年下だ
7月2日はカレー記念日(uematsu)
そうなりますよねー。参院選の立候補者も年下ばかりになりました。ついでに、新人候補で年上の人は「この歳から新しいこと始める元気があるんだなあ」とぼんやり見てしまいます。(Comet)
ほとんどは なんとかなるけど 気は揉むの
7月3日はカレー記念日(月亭つまみ)
「自分の今までの人生を総括するとコレに尽きるかも」と月亭つまみさん。そうそう。どんなことでもなんとかなる、と思ってるけど、そう簡単に割り切れないっす。(Comet)
病院で よく聞く挨拶 やあ元気?
7月4日はカレー記念日(いまねえ)
「平日昼間の病院待合室には高齢者ばかり。で顔見知りをみつけて挨拶『元気かね?』」といまねえさん。あと、受付の人と病気以外のことを長々話してる人もいますよねえ。(Comet)
<もひとつおかわり>
さて、サラ・ブライトマンですが、流行っていたころMDウォークマンに入れてたんですよ。外を歩きながら聴いてると、街の様子も歩いている人もすべて「明日隕石が落ちて地球が滅びる最後の記憶」みたいに見えて、好きでした。特に『アヴェ・マリア』を聴くと終末感が盛り上がります。お試しを^ ^(Comet)
こんな本も出してます。カレーはないけど、よろしくね。
「こう見えて失語症です」

加齢を感じたらそれがカレー記念日
気軽に送ってくださいねー。
投稿はこちらから^ ^
よろしくお願いします!
つまみ
[うたコン」、見た!見ました!
芳醇というか豊潤というか、どちらの字を当てはめてもいい拡大版でしたね。
観客を目いっぱいに入れて毎週やってる生の歌番組って民放ではなくなってしまってそこはNHKの矜持、たまに見ると、こういう丁寧さで作られた緊張感もいいなあと思います。(あとはのど自慢?緊張感の種類が違うけど😊)
菅原洋一さん、今のビジュアルにも声にもちゃんと今までの歴史が映っていてよかったねー。
TUBEはヒット曲しか知らないけど、夏になると登場して、とにかく気持ちよさそうに歌い演奏する風物詩がもはや季語だ。
個人的には「シーズン・イン・ザ・サン」をフルで聴きたかった。
そしてそしてサラ・ブライトマン!
久しぶりに「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」を聴いて泣きそうになった。2000年アタマぐらいの、この曲をいちばん聴いていた頃を思い出して。
特にこの曲に思い入れがあるわけでも、この曲にまつわる具体的ななにかがあるわけでもないつもりだったのに、とにかくこれを聴いていた頃の自分はもう過去なんだ、Time To Say Goodbyeなのだわーと感傷に浸ってしまいました。
あとの歌詞はイタリア語?だから意味はわからないんだけど、Time To Say Goodbyeとこのメロディラインで十分みたいな壮大な「旅立ち」ソング。
時間は続いているけれど、どこかに行くということは今までの場所を離れることなのねーと、意外なほど淋しくて厳かな気分になりましたよ。
Comet Post author
そうなのそうなの、サラ・ブライトマン。
歌にまつわる思い出も思い入れもないのに、これが流行っていたころ何をしていたか、って記憶も特に紐付いてないのに、懐かしくて泣きそうだった。
思い入れがないぶん、あの頃は若くて毎日充実していたような気がするという、記憶のねつ造まで始まりそうだったよ。
Time To Say Goodbyeのマジックだねー。
歌詞の字幕(日本語訳)が出てて、「あなたとともに旅立つ」って曲だって初めてわかった。お別れというより、輝かしい未来に向けて旅立つ曲なんだね。