Posted on 2026年2月27日 by mikity
朗読はじめました
ずっと気になってた朗読を始めてみた。
朗読をやってみたいなあと思い始めてから、いろいろと検索する中で、決まった曜日に通う教室の形式はなんだか違うなあと思うようになった。いわゆる、お教室というのが性に合わないのだ。
そんな中で、インスタで朗読家なる職業があることを初めて知り、朗読家Oさんが主催する朗読教室に行ってみたいと思った。その都度インスタで参加者を募り、集まったそのメンバーで朗読会をするのだそうだ。要するに、毎回だれと同席するか行ってみないとわからないのである。面白そうだ。
ところが、そう思いながらも、飛び込む勇気が持てずに数ヶ月が過ぎた。
このままやり過ごすのか、と自分でも思っていたところ、
去年の年末、例年、訪れる師走のハイテンションの波に乗って、それっとばかりに参加を申し込んでみた。
昭和の初めに建てられたというビルの中の一部屋に入ると、焚きしめたお香の香りと、大きく開いた窓から見える青空と木々の姿になんだかホッとした。ここは大丈夫なところだ。無意識にそう判断した。
Oさんが入れてくれるハーブティーも不思議な清涼感で、この場所にふさわしい味がした。
集まったのは男女合わせて4名。年代も30代~50代といろいろだ。
用意されたテキストは谷崎潤一郎の「細雪」

何度か映画化もされており、はんなりとした風情で、私の好きな映画のひとつでもある。
谷崎潤一郎の文体も割と好みだ。
取り上げられたのはその細雪の第1章。
「こいさん、頼むわーーー」で始まる、テンポの良い関西弁の会話の応酬が続く場面だ。
先生が全文を下読みした後で、ひとりが数行ずつを分担し読み進めるスタイルだった。
初めて声を出すときは、とてもどきどきした。
ところが読み進めていくうちに、どきどきは収まり、心地よさに変わっていった。
ひとつの作品を、そこに集まった人たちで紡いでいく感じが初めての体験でとても楽しかった。
たぶんひとりで一章ぜんぶ読んだなら、またずいぶんちがった感想になるのだろう。
数人でバトンを渡すようにしてつないでいく工程が新鮮だったのだ。
何回か通して読むうちに、不思議な連帯感も生まれ、お互いの呼吸を意識し、空気が変わっていくのを感じた。
どうやら、朗読にはヨガのような精神を整える作用があるようなのだ。
終わった後には、頭が冴え冴えとし、気持ちは明るく、足取りも軽くなっていた。
声を出すという行為は単純に身体によい効果を与えるし、
人と一緒に何かをするという作業も心地よい調和を生み出す。
書かれた文字を音に変えていくと、同じ文章でも味わいが変わることにも気付いた。
改めて日本語のもつ美しさ、なぜこの作品が日本文学と呼ばれるかが分かった気がした。
来月は、小泉八雲の怪談を読む予定。

今からとても楽しみだ。














































































