冬にアントワネット化すると、青森が出雲になる件。
みなさま先週はお休みしてしまい、申し訳ございませんでした。更新サボって何してたかっていうとですね、じじょくみ少々旅に出ておったのです。年度末でバッタバッタ、仕事パッツパッツのこの時期に、わざわざ旅に出たのには理由がありまして。
ひとことで言えばわたくし、世間で言われるところの 鉄子 というやつでございます。
鉄道好きの女子「鉄子」が市民権を得たのは、ここ5年ほどのことでしょうか。それまで鉄道ファンの男子は「鉄ちゃん」と呼ばれ、ドン引き系の趣味だったと思うのですが、今や鉄ドル(鉄道アイドル)まで現れて女子の鉄道好きがひとつの個性になる時代。なんとも隔世の感がありますが、ともかくオバフォー世代にも鉄子はいたんだよ! 自分だけじゃなくてね! それが判明しただけでも私にとっては驚くべきことでありました。
ところで「鉄」にもいろんなタイプがおります。でっかいカメラを抱えて線路脇や駅でバッシャバシャ撮ってる方々は「撮り鉄」。発車メロディや走行音など、電車の音を愛でる人は「音鉄」「録り鉄」。廃止される電車のラストランに「40年ありがとう!」なんつって叫びながら号泣している人は「葬式鉄」ですし、鉄道模型を組み立てて観賞することを趣味とする人は「模型鉄」です。
かくいう私は「乗り鉄」、つまり電車に乗ること自体を楽しむタイプ。特に電車や路線にこだわりはなく、ひたすら在来線の電車に乗ってトコトコ移動することを至上の喜びとしております。最近は年とって肉がそげ落ちたせいか、すぐにお尻が痛くなってしまうのが難点ですが、1日くらいなら朝から晩まで乗ってもまだ平気。できるだけゆっくり長く乗って、車窓の眺めと車内の方言が少しずつ変わりゆくさまを味わいながら、本とコーヒー片手にぼんやり物思いにふける時間ったらもう最高ですの。
そんな私にこの冬、衝撃のニュースが飛び込んできました。
なんと!
老朽化とスピード化の波に押され、高度経済成長期を支えてきた電車が次々と姿を消す中、なんとかふんばっていた「最後のブルートレイン」。北海道新幹線が開通する2015年までは大丈夫だろうと思っていたら、まさかの前倒し引退!
私が初めて乗った寝台列車は、この「あけぼの」でした。乗り鉄とはいえ貧乏をこじらせておりますので、もっぱら青春18きっぷや格安チケットの旅が精一杯。ようやく人並みの生活ができるようになったら、今度は忙しすぎて旅に出られなくなり。ゆっくり楽しむ寝台特急の旅は長い間「いつか実現したい憧れ」であり続け、四十路になってようやく手が届いたかと思ったら次々と廃止の知らせ。
やっと! やっとだよ!
やっと大人になったのに、お願い行かないでえええ〜〜〜(T_T)
と叫びたい気分の今日この頃ですが、ともかくこの「あけぼの」は昔からある町の喫茶店みたいに、古いけれど味わい深い深夜特急なのです。乗客は若くて三十路、多くはシニア枠。それはもう見事にオッサンまみれでありますが、今の時代にこんな古くて遅くて快適ともいいがたい電車にわざわざ乗るくらいですから、車内は笑顔にあふれたラブ&ピースの世界。
個室のドアが開かなくなっても「よくあるんですよね」「ああそうですか」と車掌さんと笑いあってハイおしまい。狭い通路で乗客同士がすれちがう時には(ふむふむ、そちらも好き者ですな)(いやいや、貴殿のほうこそ)なんてなメッセージを目で交わし、互いのプライバシーに踏み込まない範囲で交流しながら、大きく取られた車窓の景色を眺めてぼんやりたそがれる。ああ、これぞ夜行列車、大人の旅。
それが廃止されるなんて悲しみトゥーヤング。それでなくても本数少ない路線なのに、廃止が決まればチケット争奪戦は必至。でもこの電車だけは、どうしても乗っておきたい! そこで比較的手薄になる2月の平日を狙って、みどりの窓口に顔覚えられるほど日参して(あ、いま引いた? 引いたよね、でもいいやもう)なんとかチケットを入手。以前モーゼの墓で一緒に遭難しかけたアヤメと共に、その日を楽しみにしていたのでありました。
ところが。
出発の数日前、東日本は記録的な大雪に。上野から日本海側をまわって青森入りという被害甚大地域をまるっとカバーしちゃってる「あけぼの」は大雪の日から3日たっても
呆然・・・
わかってるの、これが非常事態だってことも、死者が出たり孤立した地域があったりして大変だってことも、頭ではよーくよーくわかってるんです。でも、今日のこの日を楽しみに働いてたんです。「今日がダメなら別の機会に」ってことができない電車なんです。これが最後のチャンスなんです。どうしてもまっすぐ帰る気になれず、みどりの窓口で「明日の便あいてませんか」「満席です」「そこをなんとか」「そう言われましても」と不毛な押し問答を続けた夜の9時。
その時、ふとアヤメが「あ」と何かを思いついたようにつぶやいたのです。
「サンライズ、あいてませんか」
ヒャ!
駅員さんはニヤリと笑って「出雲、でよろしいですか」とだけ言ってタッチパネルをぱぱぱぱと操作し
「おふたりさま、あいてますよ♪」
ヒャヒャ!!
「サンライズ出雲」。それは、東京と出雲を結ぶ夢の寝台特急。人気すぎてまったくチケットが取れず、1月のオバフォー新春企画「物欲俗欲福笑い」で私が「ほじいーーもの」として挙げたばかりの路線ですよ。それが今夜の便にあきがあるという。しかも、出発時間まで十分間に合うタイミング。
「…いっちゃう?」
「いくしかないっしょ」
といったわけでパンがなければケーキを食べればいいじゃない、あけぼのないならサンライズにすればいいじゃない、どっちみち夜明けって意味だしねってわけでね
出雲行き決定~~~
寝台特急だったら何でもいいという、節操のなさが生み出すこのダイナミズム。翌朝「出雲にいる」と言うと友人には「は? 青森に行ったんじゃ?」とビックリされましたが、鉄子的には何の違和感もございません。そして電車に乗ってればゴキゲンな私は、あけぼのに乗れなかった悔しさすらすっかり忘れ、たどりついたらいつも雨ふり、やっとこれでオイラの旅も終わったかと思ったら〜♪なんつって鼻歌うたいつつ、こうなったら縁結ぶわ結びまくってやるわ?と鼻息荒く神々の国・出雲へ向かったのであります。
ところが。
伊勢神宮・出雲大社のW遷宮ブームにのっかって、ここのところの出雲観光は結婚したい独女向け路線を独走中。サンライズ出雲も「縁結び列車」として人気が高まっていたわけですが、実際に乗ってみたら、まあすごい。乗客は見事にアラサー女子だらけ。週ど真ん中の平日というのに働き盛りの女子がここまで寝台に乗っているなんて異常事態です。しかも乗った途端にビシビシ感じる、同性の私ですら怖じ気づくほどの女子パワー。この人たちはきっと「サンライズがダメなら、あけぼので」とか絶対言わない人種ですね。
そうしてたどりついた出雲は、ちょっと想像とは違う場所になっていて…。
あ、スペースなくなっちゃった。次回につづく(すいません)。
****おまけ****
こんな風に書くと寝台特急がめちゃ高級みたいに聞こえるかもしれませんが、実際の寝台特急は乗車券・特急券に+数千円~の寝台券がいるレベルですので、大人じゃなくても普通に乗れます。単に私が貧乏なだけです。ちなみに寝台料がいらない座敷席もあることを最近知ったことは、じじょくみ一生の不覚。もっと早く乗ってればよかった~~(泣)。余談ですが3月14日のあけぼのラストラン、現在ヤフオクでは16、500円のシングルデラックスが20万超えで推移中。鉄ヲタ、おそるべし。
By じじょうくみこ
Illustrated by カピバラ舎
*「崖っぷちほどいい天気」は毎週土曜日更新です。
いまねえ
こんにちは。
毎回楽しく拝読しております。コメント初めて?かと。。
今回は我慢できずにコメント残します!
わお!「乗り鉄」~! 私も!です。
ただただ、乗るのが好きです。
車窓の景色を愛でつつ乗り合わせてくる
高校生やおばさんおばあさん達の
賑やかな会話に耳を傾けることも大好き。
乗ることだけが目的なために、同伴者は望む術もなく
というか、一人で好きに出かけるのが楽しみな
30数年前若かりし頃の私は
その頃はまだ「乗り鉄」「鉄子」などという名称もありませんでしたので
変わり者と見られておりました。。。
子供時代からの夢が、寝台列車に乗ること(寝台に寝る)と、
食堂車のある列車でごはんを食べる、ということでした。
「出雲」は私の唯一の寝台経験列車です。
食堂車は悲しいかなほぼ、全滅ですね。。
今は長距離の各駅停車(夜行)も
無くなっているようですが
今もあるかな?
天王寺を夜10時頃発車して
紀伊半島をぐるりと翌朝にかけて回る
各停が若い頃の大のお気に入りでした。
東京から東海道や中央線など
その時の気分でいろいろですが
最終目的はこの紀伊半島めぐり夜行列車。
釣りにむかうおっさんばかりの車両に
当時、女子大生だった私が一人乗り込み
もの珍しがられて、お話の相手も務めつつ
つまみやビールなど奢って貰った思い出が。。
ああ。。また乗りに出たい。
おしりと腰が痛くても、一人で電車に揺られたい~!
青緑
じじょうさま、ステキ過ぎます!!!
今年の念願が叶ったんですね!い~な~!
うらやましい!憧れる!夜行列車でたそがれたい!
satoppo
はじめまして。
私も20ん年前の女子大生時代、仏像見に「出雲」「銀河」「能登」果ては東京発大垣行きなど、貧乏旅行の代名詞のような電車に乗りまくって旅してました。
今は、仏像も電車も市民権を得ていていいですね。当時はほんとに変わりもん扱いされてましたよ。。
じじょうくみこ Post author
>>いまねえさま
はじめまして!コメントうれしゅうございますう~~♪♪
いまねえさま見えますでしょうか、今わたくしはいまねえさまの両手をがしっとつかみ、
わっしゃわっしゃと振り回してかたい握手をしておりますっ!
もうもうもうもう、同士がここにもいたかと、感激しております。
できることならいまねえさまと語りあかしたいくらいでございます~!
いやあ~勇気出して書いてよかったわあ~。
そうなんです、昔は「ただ乗るのが好きな女子」という存在自体が理解されなくて
私もただの変わり者として認知されるばかりでした。
最近こそ20代30代の女子で似たような趣味の子にちらほらめぐりあえるようになりましたが
それでも多くは「18きっぷを乗り倒す」とか「金沢までの電車を乗りつくす」など
電車に乗る以外の目的があり、電車に乗っていること自体が目的という子はあまりいません。
それだけに、いまねえさまのコメントは本当にしみました。
いや、ちょっと熱すぎ?熱すぎじゃね自分? すいません取り乱しました。
そうそう食堂車つきの寝台特急、夢でしたよねえー。
残念ながら私も食堂車には間に合いませんでした・・・(泣)
紀伊半島ぐるりの夜行なんてあったんですか? それはステキすぎる!
関東からの夜行は「ながら」「えちご」「信州」がありますが、
いずれも定期運行は廃止されて、臨時列車になっています。
「あけぼの」も今後はそうなりますね。
昔は在来線の旅はいろんな出会いがあって面白かったなー。
今は全国どこにのってもスマホいじってるし。
でも時々「隣に座ったおじさんと仲良しになって家に泊めてもらった」
なんて話をおみやげにもって帰ってくる女子がいて、うれしくなります♪
じじょうくみこ Post author
>>青緑さま
こんにちわーコメントありがとうございます!
そうなんです、うっかり2月に実現できちゃいました(笑)
まさかの展開でしたが、それはそれで旅の面白さですねー♪
寝台でたそがれるの、最高ですよねえ。
残念ながら、たそがれメインなので全く色っぽい出会いはありませんけどね(爆)
じじょうくみこ Post author
>>satoppoさま
はじめまして、コメントどうもありがとうございます~~♪
銀河!能登!うわああ~うらやましいいいい~~!!
長らく寝台などには手の届かない生活だったので、気づいた時には片っ端から廃止されていて
愕然といたしましたよ。銀河も能登も、もちろん乗れずじまいです(泣)
東京から博多を結ぶ寝台あさかぜに乗ろうとして、まったくチケットが取れなかったとき
「ああ、これはいかん。寝台は本気出して取らないと無理だ」と悟りました。
乗りたい時に真剣に取り組まないと、カシオペアとかななつ星などの豪華列車以外の寝台は
乗れないまま姿を消してしまいますね~。
仏ガール(?)もレキジョもすっかり定着しましたね。いい時代です。
女子のバリエーションが増えて嬉しい限りです♪
しかしsatoppoさま、寝台に乗って仏像を見に行っていたとは、なんと素晴らしい趣味をお持ちで!!
いいなあ~私ももっといろいろ調べて利用すればよかった。不覚すぎ。
ちなみに友人に「乗り鉄の合言葉は『ながらで大垣』」と言ったら「はあ?」といわれました(笑)
いまねえ
しじょうさま。
あああ。。。私がこの記事を目にした時と全く同じ光景が
はっきりと目に浮かびますよ!
コーフンのあまり、コメント残さずにはおられなかったのです!
1980年代前半までではありますが
列車に揺られることを想像して時刻表をなめ回すのが楽しかった日々。。
その後結婚出産、今では遠い日々となりつつ。。
お。ちがうぞ。もうすぐ金はないが時間はあまりある?日々がくる。。
(当方55歳)
体力の問題はあるがぼちぼち復活にむけ身体を鍛えねばと。
まさしくそう思い直させて下さった記事でありますよ!
あ。調べました。
天王寺発名古屋行きの夜行列車は「はやたま」と名付けられていたそう。
列車名に頓着なかったのですが記憶も曖昧で
私は天王寺22:30前後発と思っていたのが23:30発でした。
昼過ぎに名古屋に着くんです、そのまま東海道各停で帰京するパターン。
今では区間短縮されこの距離の運行は無くなっているようですね。
すっかり老眼で時刻表から遠ざかっております。。
スマホは便利ですが目的に向かっての検索なので
おお、この乗り継ぎでこの路線にのれるぞ、的な
解読の楽しみはございませんね。。
・・・すみません、忘れかけていた血潮がたぎりまして。
ついつい言わずもがな的にコメント繰り返しちゃいました。。
じじょうくみこ Post author
>>いまねえさま
うわあああああ!時刻表までお好きですかあ!!!
なんかもう嬉しくて走り出したい気分です(落ち着けどうどう)
そうなんです、時刻表をめくりながら「ここでこの時間に乗ればこう乗り換えられるのね」とか
「へえ、ここからこんな急行が出てるのか」とか
あれこれ夢想旅行を楽しんではムフムフするのが大好物でありました。
ちなみに地図も大好きです♪
時刻表は欄外の駅弁情報も楽しいです。
最近は文字の大きい時刻表も出てますが、版型も大きいので持ち歩けませんね。。。
はやたま、初耳でした。太公望列車と呼ばれていたのですね。
いやーん楽しそう~。
紀伊半島はすご不便なので、こんな電車が今あったら乗りたいな。
サヴァラン
じじょう鉄子さま
>できるだけゆっくり長く乗って、
車窓の眺めと車内の方言が少しずつ変わりゆくさまを味わいながら、
本とコーヒー片手にぼんやり物思いにふける時間ったらもう最高ですの。
ああ、それいい。。。。
朝から一日それやって、乗車駅にまんまもどれたら至福の茶鉄。
むかしむかしの友人に
通学に使っている東海道本線で眠りこけ、
年に数回、終点東京まで行って帰って来るひとがいました。
このひと
米原にもしょっちゅう行ってました。
眠鉄と呼ぶべき愛し方かも。
じじょうくみこ Post author
>>サヴァランさま
眠鉄!! ああああ〜〜それもいい、それがいいですわあああ〜〜〜(*^_^*)
電車の揺れって眠りを誘うんですよね。1/fゆらぎってやつでしたっけ?
私もなんだかんだと行程の半分くらいは寝てるかも。
しかし、中央線で東京から山梨まで行ったという強者は知ってますが
東海道線で東京まで行くような猛者が存在するとは・・・
東海道線って通しで走っている電車ないと思うんですが、
寝ぼけながら乗り替えてたとしたらすごいな(笑)
サヴァラン
それが。
わたしの学生時代は「東京行き」という夜行があったんです。
その後、「ムーンライトながら」とかに代わったんだったかなぁ。。。
ともかく、国鉄時代の垂直背もたれの座席で眠りこけたまま
名古屋から東京まで行けちゃう眠鉄ぶりにはたまげました^^
爽子
あの堅い直角椅子で、眠りこけるつわものがおられましたか。
わがむすめも、部活帰りに、眠りこけ、降りる駅をまんなかに振り子のように2往復したことがあり、帰りが遅くて心配したことがありました。
電車の旅、いいですね。
寝台列車で、子連れスキーにいったことがあります。
3人起きなかったらどうしよう・・・とわたしは一睡もできませんでした。泣
やつらのテンションは絶好調でしたが…
路面電車なんかも好きだなあ。
町の景色が身近です。
あの振動が好きなんです。バスの揺れとはちがって。
じじょうくみこ Post author
>>サヴァランさま
なんと!ムーンライトながらは東京行きもあったのですか!!
なるほど確かに、東京から名古屋方面があるなら
逆の夜行があってもおかしくないですね。
不覚でありました。
夜行列車って独特の雰囲気があると思うのですが、
てかそもそも夜行というくらいですから遅い時間の電車ですが
それに普通に乗って普通に眠りこけて
東京に行っちゃう眠鉄、ステキすぎる(笑)
いずれにしてもJRは全国につながってますから
本当に油断なりません。
おとなしく帰れると思ったら大間違いです。
気をつけましょう。(何を)
じじょうくみこ Post author
>>爽子さま
こんにちわーいつもコメントありがとうございます^_^
私は飲むと電車2.3往復はザラです。
東京駅で乗ったはずなのに、
はっと気がついたら東京駅にいて、
3時間くらいたってる時があって、
「やだ!時をかける少女?」と思うのですが
単に終点まで行って戻ってきただけの話です。
寝台は車掌さんが起こしに来てくれるわけじゃないので
途中で降りる場合はちょっと緊張感があるかもですねー。
路面電車、私も好きです!
バスは苦手ですが、電車の揺れは気持ちいいです。
よくよく探すと、けっこう路面電車が走っている街ってありますよねー。
特に西日本。
車と電車が共存している街はいい街だなあーと思います(*^^*)