たくさんの目で見る大切さ
春が来そうで来ない今日この頃ですが、皆さまお元気ですか?
バーくんは今日の午後、少し早いけど春の健康診断に行ってきます。フィラリアの薬をもらう前に健診するワンちゃんが多いですよね。
何かが見つかっても積極治療するかは分からないけど、一応念のため血液検査(+ワクチン抗体検査)・腹部心臓エコー、腹胸部レントゲン、血圧測定、検便・検尿のコースをする予定。
今回から今までのかかりつけ病院ではなく、ご近所病院にお願いすることにしました。
これだけの項目だと普通は数時間預けて検査してもらうことが多いけど、バーくんは私がいないと大暴れ君なので、病院のご配慮で1時間予約枠を取って私も一緒に付き添えることに。ハイシニア犬への気遣いがありがたいです。
それとも少し関連するんですが、最近しみじみと色んな人にバトーに関わってもらって、たくさんの目で見てもらう、見守ってもらうことがとても大切なんだな〜と感じることが多くて。

例えばこの写真。肉球の溝に何か黒いものがあるの分かりますか?
マッサージの時に「デキモノのようなものがあるけど前回はなかったと思います」と教えていただいたんです。
散歩の後に足を拭く時に、毎回肉球を触っていたはずなのに全然気付いてませんでした(汗)
何かデキモノだったら場所的に大きくなったら歩きにくくなっちゃうので、すぐご近所病院で診てもらったところ、なんと木の芽のネバネバでへばりついた何かだったようで、先生が引っ張って取ってくれました。あーよかった…
と思ったらその翌週には前足の水かき部分に小さいケシ粒のようなものがあると、またマッサージの際に教えてもらったのですが、これまた私では全然気付かなかった場所!(というか悲しいかな老眼でそんな小さいものは全く見えない)
今度はどうやらゴミではなく皮膚についてるようで、悪いものではなそうだけど大きくならないか経過観察になりました。何事もありませんように…
こんなふうに週1回のマッサージでは、「前回に比べて後ろ脚が伸ばせてる」「今日は左前足が冷たい」などなど私ではキャッチできない気付きを教えてもらえるのがありがたい限り。
他にも、ご近所病院も気軽に行ける距離だからちょっと気になることがあればちょこちょこ診てもらえるので、獣医さんや看護師さんにバトーの状態を繋がりとして把握してもらえてるのがすごく安心。
ハイシニア犬はちょっとした不調や心配が頻発するけど、それらの原因は加齢によるものが多いので治療というより見守り対象になることがほとんど。
なので言ってしまえば、飼い主は「何もできない(から病院に行かなくても同じ)けど、不安だけちょっと取り除きたい(ので病院に来た)」っていう状態なんですよね。
どうしようもないことは分かってるけど足繁く病院へ足を運んでしまう飼い主(私です)。毎回何かしらの現状把握と、とりあえず病院で診てもらったという安心を胸に家に帰ります。
つくづくハイシニア期というのは「私の犬の病気を診て欲しい」から「私の犬を見て欲しい」へ変化していくものなんだな、ということに気付いて我ながらしみじみ。でも人間もきっと同じですよね。
ご近所病院にもなんだかんだもう1年近く通ってるので、ちょっと遠かった今までのかかりつけ病院からハイシニア期に適した病院へと自然に移行できた気がします。

あと忘れてならないのは、トリマーさん!
バトーが1歳の時からずっと同じ方に担当してもらってるので、バーくんの状態を繋がりとして見てもらえてること早18年!長いー!ありがたいー!
今バーくんの口の中を一番把握してるのは私でも獣医さんでもなく、月1回のトリミング時に歯磨きをしてくれてるこのトリマーさんです。(私ではもう無理なので歯を拭くことすらしてません)
「今日は前回より腫れてませんでしたよ〜」とか「ブラブラしてた歯がまた奥にハマっちゃってました」とか、ありがたすぎる現状報告を獣医さんにも逐一報告して情報共有しています(笑)
ハイシニア犬に限らず、愛犬のシャンプーってサロンに出すのか自宅で洗うのか皆さん色々だと思うんですが、信頼できるサロンとトリマーさんがいるという限定でいうなら、定期的に月1回程度飼い主以外の目で犬の全身を見てもらえるサロントリミングは重要だな〜と思ってます。
自分でいくら毎日丁寧にブラッシングしたりお手入れしたりしてても、どうしても同じ場所しか見てなかったり気付かなかったりするんですよね。
もちろんトリマーさんがいないとどうしようもない!とならないように、自分でも一応全部出来るというのがベストだとは思いますが。(バトーは爪切りと肛門腺絞りだけどうしても上手く出来なかったので今更ながら反省…)
最後に、こんなふうにお仕事で犬に関わってくれている人達だけでなく、もちろん家族や友人もすごく大切な見守りの目のひとつだなとつくづく思います。
私は今ワンオペでバーくんと2人暮らしなので、何かと近視眼的になりすぎちゃうきらいがあるんんですが、家族や友達から「バーくん今日は⚪︎⚪︎だね」とか何の気なしの感想を言ってもらうだけで、「あ、そうかな?そうかも」と張っていた気持ちに風穴が開いて中の圧が下がるというか、少し楽になる気がするんですね。
それがなんともありがたくて。感謝感謝です。
こんなふうに色んな人の目で温かく見守ってもらいながら、バーくんも私もまだまだ穏やかに健やかに過ごせたらいいなと願うばかりです。
さ!まずは今日の健康診断を頑張ろうね!バーくん。
◆ふぇんふぇんプロフィール◆
5年間のバンコク暮らしを終え、現在大阪北摂暮らしの50代前半。宝塚ファン11年、華流ドラマファン4年、K−POPファン1年目。最愛のバトーくんは18歳、ハイシニアともなると愛おしいを超えてもはや尊いの極み!今はこの貴重な時間を何よりも優先して日々過ごしています。
★バトーくんInstagramもやってまーす!→ fenfen_bateau で検索してみてね。