超高齢犬の家計簿
まだまだ暑いけど、朝方は少し涼しさを感じて夏の終わりをほんのり感じる今日この頃。皆さまお元気ですか?もうあと一息、夏を乗り切りましょう!
先日インスタでたまたまダックスちゃんの写真が流れてきたのですが。何気なくキャプションを読んだら、16歳ダックスちゃんの病状が手に負えないと言うことで飼い主から保健所に持ち込まれ、そのままだと処分になるので愛護団体が引き出して病院に連れて行き、診察で原因が分かりすぐ手術になったもののそのまま亡くなった、というなんとも痛ましい投稿でした。(内容ちょっとうろ覚えですが)
投稿された写真にはダックスちゃんがその症状に苦しんでる様子も写っていて、そもそもどうしてこんなになるまで放置を…とか、16歳になってから捨てるなんて…という思いがまず浮かんだものの、飼い主情報は特に書かれていなかったので、そこに至るまでどういう事情があったのかは知る由もなく。

それとは別で、老犬を放棄せずにお世話し続けられる試みとして、要介護の老犬を無料で日中預かる取り組みをされているお店のインスタも流れてきたので拝見。(アルゴリズムって怖いわ…老犬の飼い主ってバレバレなのね)
やっぱり色んな理由で老犬介護を続けられず、手放す飼い主さんって多いんだそうです。
そして、今はひどすぎる!あり得ない!とか思ってる私だって、もしかしてもしかしたら何かがどこかでどうにかなって、そんなことをせざるを得ない局面が人生のなかで絶対に訪れない!とは断言できません(バトーに関してはないと信じてるけど)
犬をお世話し続けられなくなるって色々な理由があると思うんですが、私(我が家)に関して言えばおそらく「飼い主の健康問題」「費用的問題」の2択でしょう。
健康問題はもちろん自分のためにも気をつけてはいるけど、病気とかアクシデントって自分でコントロールできるものでもないので、そちらは一旦置いておいて。
我が家がもし今後も犬との暮らしを続ける(バトーの次にまた犬をお迎えする)として、そしてその子がバトーと同じくらいの年数生きてくれると仮定した場合(約20年後)、その頃どれくらいの費用がかかるのか?それは我が家にとって可能なのか?を、バトーの例で考えてみることにしました。
超ざっくりですが、毎月必ずかかってる固定費でこんな感じです(表にできなかったから見にくくてごめんなさい)
【18歳8ヶ月バーくん家計簿】
フード:(ドライ)3,000、(ウェット)2,000
薬:(ウルソ:胆泥用)4,000
サプリ:(アンチノール 老犬全般)4,500、(アクティベイト 認知機能)4,500、(デンタルBIO 口内環境)3,000
滑り止め:(ToeGrips)6,000
病院:(診察代など最低限)5,000
トイレ周り用品:7,000
トリミング:7,000
マッサージ:(1回5,000)20,000
ここまでですでに 合計¥66,000!
減らそうと思ってガッツリ減らせるのはマッサージくらい?それでも5万円弱です(汗)
その他にもまだ、年1回や季節系出費で
ペット保険:(5割負担)70,000
健康診断(年1〜2回):25,000
狂犬病やワクチン注射、フィラリア予防やノミダニ薬(季節)
など
まあここは保険は入らない、健診も受けないっていう選択肢もありますが。
これをざっくり10万として12で割ったら¥8,500程度。なのでさっきの¥66,000と合わせると、バーくんの毎月の経費は¥75,000〜ってとこでしょうか。
あとは老犬あるあるの体調不良、どこの不調だったとしても老犬ちゃんはスッキリ治らないことが多いので、保険に入っててもバンバン出費が嵩みますよね!動物病院の会計でチーン…ってなった経験のある方、手を挙げてー!
そして更にさらに!忘れてはならないのが「光・熱・費」!!!
昔より気候が厳しくなってるから、老犬に限らず留守番時の冷暖房フル稼働なご家庭も多いと思うけど、それに加えて老犬だと温度設定もよりシビアだし使える空調設備も限られてくるし(在宅時でも石油ストーブとかは危なくて使えない)、何より我が家はバーくんフリーダム愛しすぎ問題につき、部屋を閉めないで冷暖房せざるを得ないので冷暖房の効率が悪いというかなんというか。とにかく光熱費問題は結構重いんです!(涙)
老犬じゃなければ冬のお留守番暖房はつけなくても大丈夫かもだけど、ハイシニアは冷えも大敵なので、我が家は冬の光熱費が夏の2倍以上します(今年は4万円超えた…涙)

そんなこんなで色々考えてみるに、やっぱり少し余裕を見て月々10万円くらいは未来の老犬ちゃん経費を確保しといた方がいい気がします。
それを20年後にね…その頃私は70代だけど大丈夫かな?うーむ…大丈夫!ではない気もするよね〜。いやはやどうしましょう。
こうして考えると、犬と暮らすって本当に一大プロジェクトですよね。一旦始めたからには10年以上の長きにわたってそれを自分の都合で止めることはできない。
考えれば考えるほど、そんなことする勇気はないわ!ってなる気もするし、私も今はバトーの次の犬はもう無理かなって思ってるけど、でもこれがまたふとしたきっかけやご縁で出逢ってしまうこともあるんですよね。思い起こせばバトーとの出会いもそうでしたし。
我が家にいつかまたそんな日が来るのか来ないのか?
それは…神のみぞ知る!
◆ふぇんふぇんプロフィール◆
5年間のバンコク暮らしを終え、現在大阪北摂暮らしの50代半ば。最愛のバトーくんは18歳半、ハイシニアともなると愛おしいを超えてもはや尊いの極み!今はこの貴重な時間を何よりも優先して日々過ごしています。
★バトーくんInstagramもやってまーす!→ fenfen_bateau で検索してみてね。