ハイシニア犬の日常ってどんな感じ?
皆さまこんにちは!まだまだ残暑厳しいですがお元気ですか?
最近あまりバトーを知らない人と話す時、もうすぐ19歳というとすぐに「大変だね」的な展開の話になることが多いんです。まぁ大変と言えば大変だけどそうでもないと言えばそうでもない…のでちょっと返答に困る時もあります。
もちろん犬も人間と同じく、同じ年齢でもどんな状況かって個体差があるので、どんな風に思ってもらっても全く問題ないんですが、そう言われれば19歳近くの犬がどんな風に暮らしてるか?って経験者や一部の人にしか想像しづらいよね、と改めて思った次第。
確かに当事者である老犬の飼い主も「老犬に何かあった時」だけを話題にしがちだなーと。このコラムだって結構そうですよね?
なので今日は、現在18歳9ヶ月のバトーが毎日どんな風に過ごしてるのか?をお届けしたいと思います!
【6:30頃】

朝は大体私が起きたら、バトーも気配を察知して起きてきます。(写真はたまたま私より先に起きたバーくんが、私を起こしに枕元に来たところ)
起きたらトイレシーツまで自分で行っておしっこ。昔と変わったところは、起き立てだと後ろ足がちょっとふらついてしまうことでしょうか。でもまだヨロけながらも自分でオットット…と持ち堪えてるので尻もちつくことはほぼありません。
寝床からトイレシーツまでは、見えてなくても脳内地図にしっかり刻まれているようで、起き立ててでも迷うことなく到着します。まだ自分で排泄してくれてるのは本当にありがたいです。
日本に帰ってきてすぐ〜夫が単身赴任するまでは、朝方4時とか5時にキッチン前で吠えたりしてたんですけど、単身赴任後それはピッタリとなくなりました。私への大いなる忖度でしょうか?バーくんさすがです(笑)
【7:00頃】

散歩に出発。家から公園を歩くと疲れすぎちゃうので、行って帰るのはバギーを押す飼い主で、バーくんは公園で地面に降りてから、排泄したり少しばかりチョロチョロ歩いたりしています。バーくん着地時間は大体10分程度。
マッサージや病院がある日は行かないので、散歩頻度は大体3日に2回くらいです。リハビリ病院で疲れすぎるのも良くないと言われてるので、外出は1日1回にするように調整。
【7:30頃】
朝食。準備しているとき時々我慢できずに吠えちゃうくらい、まだまだ食欲旺盛です。昔と違うのは、フードの匂いがしたら待ちきれなくてウロウロするものの、見えてないので部屋の隅とかあらぬ方向に行ってしまうこと。大体は自分で軌道修正してキッチン前まで戻ってきますが。
でも上手く戻れない時は、イライラしてその場で吠えちゃうのも省エネバーくんの性格が出てて面白い。ご飯は一体どこやねん?オラー!みたいな吠え方です(笑)
見えてないからフードボウルに顔を入れるまでは少し助けが必要だけど、その後はまだ食事介助なしでバクバクと完食してくれます。食べる速度も若い頃とほぼ同じ。
ただ、歯周病で前歯を何本か抜いてるのでフードが一粒とか残ると、上手く食べられなくて良く苦戦してるので、そんな時は少しだけサポート。
お水も食べ終わった後にフードボウルの真隣に差し出すと、そのまま横移動でガブガブ飲んでくれます。ただそのタイミングで真横に出さないと飲まないまま終わっちゃうので、ここは私としては結構わんこそば的に精神を研ぎ澄ましている一瞬です。
【食後〜午前中】
基本爆睡しています。これは昔から変わらないし、どこのワンちゃんもきっと同じですよね?
でもゴミ捨てとかで家から出ると、帰ってきた時に玄関にいたりするので、音の振動とかは感じてる模様。
私が自宅でオンラインピラティスなどをするときも、基本は寝てるけど時々起きてきて周りをうろちょろしたりするのがなんとも可愛い。バーくんがZoomに映り込んだ時は必ず後から録画を確認して、スクショしたりニマニマするのも密かな楽しみです(The オタク気質)

私が出掛ける日は、ここから午後2〜3時頃までならまだお留守番も出来てます。外出先からお留守番カメラで覗いてみると、午前中はほぼ寝てるけど12時を過ぎるとリビングで顔を起こしたままじーっと座ってたり、玄関に様子を見に行くために廊下を歩いたりしている様子が映っています。
そんな姿を見ちゃうとなんともいじらしくって、スーパー超特急で帰宅することもしばしば。ウィンドウショッピングとかなんとなくの外出はまず出来なくなりました。自分で望んでることではあるけど、これはまあ長期間続くと大変なことになるかもしれません。
【12:00頃】
バーくんの腹時計はまだスーパー正確なようで、私が在宅している時はほぼ12時ぴったりに起きてきてキッチンの前に陣取ってご飯待ち態勢に入ります。
待ちくたびれると私が座っているところに歩いてきて、足にお鼻をチュンチュンと当てて「待ってます!ここにいます!」アピールするんですけど、そんな仕草がなんとも可愛いです。
【14:00頃】
私が外出の日はこのあたりの時間に帰宅。バーくんは昔から私が帰ってくるとまず一番に撫でてほしい!というタイプで、撫でてもらいながら時間をかけてあちこちスリスリしています。バーくんの本心は分からないけど、雰囲気的には「お前長い時間どこ行ってたんだよぉ〜、待ちくたびれたじゃないか〜!」みたいなちょっとメンヘラ風というかややこしい彼氏風(笑)

最後は私の股の間に(あら失礼)顔を突っ込んで長いことじーっと伏せてることもしばしば。これも本当に若かりし日からずっとの習慣。
なので、今でもお留守番後のルーティン毎回やってるということは「まだ頭はしっかりしてるんだなぁ」という判断材料にもなってます。
【15:00頃】
昼食後はまた昼寝して、これまた正確な腹時計でおやつタイム。おやつと言っても犬のおやつじゃなくて、皆さまもうご存知の飼い主のおやつを一緒に食べるスタイル。
バーくんが時間になったから起きてくる時もあるけれど、私がコーヒーか紅茶を淹れたら、その匂いで必ず起きてきます。もちろんコーヒーを飲ませたことはないけど、飼い主が飲み物と一緒に何かスイーツを食べることを知っているんですよねー、犬って本当にすごい。
特に乳製品がお気に入りなので、アイスクリームやシュークリーム、チーズケーキやショートケーキなんかの時には、待ってる間のおヨダの滝が止まりません(笑)
【19:00頃】
夜ご飯。夜ご飯は朝や昼よりは時間に幅があるみたいで、お留守番でお昼が遅かったり、ぐっすり寝ちゃってる時は20時くらいまで起きてこない時もあります。
【21 :00頃】
就寝。夜中2時とか3時頃におトイレに起きてる時もあるけど、これもバーくんが自力でちゃんとトイレシーツまで行って、排泄したらまた寝床に戻ってきてくれるので、私は朝にそれを片付けるだけ。なので私もまだバトーに睡眠時間は削られてないので、若い犬と暮らしてるのとそんなに変わりません。
実際私がかなりの夜更かし型で、午前2時くらいの排泄時には普通に起きてたりするので、バーくんが朝方寝てくれてるのが一番ありがたかったりします。
あ!でもてんかんになって以降、毎晩大丈夫かなぁとちょっとドキドキするのと、朝起きた時に生きてるかな…と心配になるのは、ハイシニア犬ならではですね。
とまあ、バーくんの日常は今のところこんな感じです。
後は…そうそう!ハイシニア事情でもしかして私が一番困ってるのは、「家がハイシニア仕様になりすぎてインテリアめちゃめちゃ」案件かもしれません。
バーくんが目が見えなかろうと耳が聞こえなかろうと足がふらつこうと、歩き回りたいフリーダム気質のせいもあるけど、家のあちこちに衝突防止用クッションとかを貼ったりしてて、部屋の見た目がかなりアレレ…なことになってます。もちろんそれでバーくんが楽しくウロウロできるなら良いんですけどね。
いかがでしたか?皆さんの愛犬ちゃんの日常と比べて「だいぶ大変だなぁ」と思った方も、「そんなに変わらないなぁ」と思った方もいるかもしれません。
どちらにしても、ふーんもうすぐ19歳のハイシニア犬の日常ってそんななのね〜という感じで、ひとつのリアル実例として知っていただけたならうれしいです!
◆ふぇんふぇんプロフィール◆
5年間のバンコク暮らしを終え、現在大阪北摂暮らしの50代半ば。最愛のバトーくんは18歳半、ハイシニアともなると愛おしいを超えてもはや尊いの極み!今はこの貴重な時間を何よりも優先して日々過ごしています。
★バトーくんInstagramもやってまーす!→ fenfen_bateau で検索してみてね。