12月の気まぐれポストカード
もうすぐクリスマスですね。
今年はクリスマスシーズンにぴったりなブローチを2つも
見つけたので、気分は毎日クリスマス^^
12月になると不定期ながらポストカードを送ってくれる
ちーちゃんは小学校の時の友人です。
小学3年生の秋に転校してきたちーちゃんは明るくかわいい
アメリカ帰りの地元の旧家の孫娘でした。
たちまち人気者になったちーちゃんの隣の席だったおかげで、
私にちーちゃんの誕生日を兼ねたクリスマス会に招待されるという僥倖が。
クリスマスの近い日曜に大きな長屋門のあるちーちゃんのお家に伺うと、
通された広い和室には高級そうな絨毯がしかれ、
グランドピアノと自分の背丈よりも高いクリスマスツリーが。
ツリーのわきには白いレースが掛けられテーブルが置かれ、
その上に7~8枚のクリスマスカードが飾られていたのです。
キリストの誕生を描いたものや、森の動物たちとツリーなど私の周りでは
目にしたことのない外国のクリスマスカード。素敵なクリスマス柄の切手が
貼られた封筒には英語で住所が書かれていました。
夢中になってクリスマスカードを見ていた私のそばに来たちーちゃんが
「うちでもお母さんが銀座で日本風のカードを買ってきて送るんだよ」
ちーちゃんの話を聞きながら、子猫がたくさん描かれているカードを
ずっと眺めていました。
ちーちゃんは中学から東京の学校におばさんの家から通うようになり、
すっかり交流も途絶えていましたが、成人式で偶然また隣の席に。
お互いの近況を話しているうちにちーちゃんの誕生会の話になりました。
「ゆみるちゃん、子猫のカードをずーっと見ていたの憶えてる。
きれいな写真や面白い絵が好きでしょ。授業中も算数ドリルの表紙の
写真をよく見てたよね、ドリルの問題じゃなくて」
その年から12月になると時々ちーちゃんから海外製のポストカードが
届くようになりました。
今年のカードはこちら。
去年黒ヤギ通信を始めたことを書いたので、
おばちゃん猫がなくなったことを知って選んでくれたようです。
偶然にもかなりおばちゃん猫に似ていて。
次はいつ(来年?2年後?)どんなカードが届くのか
今からとても楽しみです、12月のちーちゃんの気まぐれポストカード。
つまみ
わあー(*’▽’*)♪
なんだか、小川洋子さんの小説のようです。
私も、初めて友達のお誕生会に呼ばれたときのことはいまだに記憶から薄れません。
みんな、素敵なプレゼントを持ってきたのに、勝手のわからない自分は、母親と選んだ画用紙と色鉛筆で、恥ずかしいと思ったことを鮮明に覚えています。
ちーちゃんとの交流、続いていていいなあ。
ゆみる Post author
つまみさん、コメントをありがとうございます♪
「ミーナの行進」的な感じでしょうか^^
田舎だったので同じ小学校にいけましたが、
昔だったら私なんて小作人の娘だし、
今の時代だともう小学校から別々ですよね。
ちなみに私はサンリオのパティ&ジミーの
小さなガマ口のお財布をプレゼントしましたが、
アメリカ帰りなのでネイティブな発音で
「パティ&ジミー!」と言われ感動してましたw
葉書で薄く(?)つながれている縁ですが、
住む世界は違っても長く続くといいなと思っています^^