Posted on by プリ子
おばの遺品の色づかい
この記事で紹介した、おしゃれなおばは、
2年前に亡くなったのですが、
直後にコロナがはじまったので、みんなが集まることを避けていて、
最近やっと遺品の整理をしました。
子どものころの私が宝探ししていた部屋は、
とにかく物が多すぎて、片付けがむっちゃくちゃ大変だったそうです。
つまりー物をー捨てられない人だったんですねー
あらあら。
その血は確実に私に流れている気がします。
でも、おかげで、服とアクセサリーをいくつかゲットしてきました。
これ、かわいくないですかー!
はりのあるシルクのワンピース!
60年代!
ボタンもかわいい!
白い襟は汚れていたので、akariさんで作り直してもらいました。
でも、全体を見ると、モノトーンが中心で、
プラス、真っ赤、真っ青、真緑の小物。
おばは、当時の女性としては珍しく、
大手ゼネコンで建築士として働いていました。
(就職が決まったとき雑誌の取材があったとか)
当時は、生理休暇もなかったので、
つらいときは、電話交換手の女性たちの部屋で休憩していたそうです。
独身で子どももおらず、今で言うパラサイトシングルだったから、
お金は、旅行と、いろいろな団体への寄付と、
それからファッションに使っていたと思われるわけですが、
残ったものを見ると、量は多いけど、
意外に、カラフルではなくて、驚きました。
やっぱり、男性ばかりの中で、
そんなに浮かないものを選んでいたのかな。
その中で、差し色として赤とか青とか、
ビビッドな色の小物を足していたのかな。
親戚みんなの精神的支柱で、いつも優しく聡明だったおばが、
職場でどのように働いていたのか、
残された服を目の前にして、はじめて想像するのでした。
遺品の中から、「組合 女子労働者の待遇改善について」っていう
ファイルをもらってきたので、
これからじっくり読んでみようと思います。