11月22日はカレー記念日

カレー記念日

落ちてゆく 枯葉のごとし 抜け毛かな

11月22日はカレー記念日

Jane

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カレー記念日とは?

加齢を実感したら、それはカレー記念日。
抗ったり笑い飛ばしたりしながら、毎日華麗に加齢していきましょう。

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なんかすごい。

祖父が取材をうけた話

 

「なんかすごい。」第一回めに書いた、人形つくりの祖父ですが、先日なんと雑誌の取材をうけました。

なんかすごい第一回「100歳の明日」

 

IMG_6933

きっかけはある日パソコンに届いた一本のメールで、そこにはある出版社の名前と、本屋さんで私がつくった祖父の作品集『祖父の人形』を見たということ、その社名と同じ名を冠する雑誌で、祖父を取材させてもらえたらと思っているということが、ていねいなことばで綴られてあった。

ひえーひえーとひとしきり驚いて、祖父に話をした。そして案の定、祖父は速攻「やらない」と断ってきた。

「101さいになってようやっと生きているだけだし、話すことなんてなんにもないから」

というのが祖父の言い分で、まあ、祖父ならそういうだろうな…というのが、家族みんなの一致した意見だった。

祖父の気が変わったのは、編集者のKさんが書いてくれた手紙を読んだからだ。
折角送ってくれた見本誌と手紙だから、ことわるにしても、こんなふうに思ってくれるひとたちがいるってことは嬉しいことだし、読んでみたら、と実家に置いて来たのを、ちゃんと読んだらしい。
数日後、めずらしく自分から電話をしてきて、
「あれを読んだらねえ、やっぱりやってみようかと思っちゃったんだよ」と言ったのだった。
マジか。
あのあとわざわざおいかけるように手紙で、「折角のお話なのに御免なさいね。昔から引っ込み思案で、人と話すのがニガテです。」とまで書いてきていたのに。
こりゃほんとに見込みなしだとほとんど断るところだった。
手紙のすばらしさ。どんなことが書いてあったのかそういえば聞きそびれた。

 

そのようなわけで、5月の週末に、取材はおこなわれることになった。
雑誌社の編集のKさんと、ライターの人と、カメラマンの人、3人のおんなのひとが来た。

取材は、2日間かけてやります、とあらかじめ知らされていた。
話を聞いて、写真をとるだけだったら、1日でほんとうはじゅうぶんなのだけど、2日目の、もうなにも話すことがなくなってしまって、初対面の緊張もすっかりなくなったころに、ぽろっとすごくいいはなしが出てきたりするので、とKさんは説明してくれた。いまどきそんなふうに丁寧に雑誌作りをしているところもあるのだった。

 

初日に私は仕事で居合わせることができなかったのだが、どんな様子だったかというと、祖父はけっこうリラックスしてよくしゃべり、ちり紙人形のパーツを用意していて、つぎつぎ作ってみせてくれたそうである。

そして、私の妹のつくった作品(妹はファブリックデザインのしごとなどしている)をさりげなく目につくところにさげておくなど、策士ぶりをみせてもいた。

そういえば、その日の夜にも電話してきて、お茶請けに母が出した気のきかないクッキーにおそらく「乾きものかよ!?」と思ったとみえて(ぜったい口にはださないけど)、「なにかおいしいお茶菓子買ってきて頂戴よ」と言われたこともいま思い出した。気が付く男、栄夫。おもしろい。

人形のパーツを作る

人形のパーツを作る

 

 

2日目に顔を出してみると、祖父はもうすっかり3人の娘さんたち(とあえて言いたくなるような、素朴ですてきなひとたちだった)と打ち解けていた。うすうす気付いてはいたが、祖父は女のひとにけっこう弱い。

おちついた雰囲気のライターのWさんがぽつぽつと質問をして、祖父が答えるさまを、編集のKさんやカメラマンのMさんが目を輝かせて聞いてくれる。

私もじゃまをしないように聞いていると、Wさんは祖父の話の途切れた継ぎ目を、あえて会話で埋めないようにしているみたいに見えた。
そうやってできるちいさな空白のじかんに、祖父の様子を見ると、あ、また何かが出てくるぞ、というのがわかる。それは祖父が、記憶の井戸からつるべをあげるたいせつな作業時間なのだった。
Wさんが話を引き出すためのテクニックとして故意にやっているようには思えず、それがWさんの性格そのもの、というか、Wさんにとってのしぜんな時間の流れなのかもしれない。

 

祖父の部屋で、3人の娘さんが部屋中の本や、貼ってある写真にいちいち興味をしめしては感嘆したり笑ったり、そしてわたしたち孫娘や曾孫たちもそこらでごろごろ座って雑談しているようすは、なんだかちょっと早く来た夏休みか、いなかの家の法事のあと、みたいな感じだった。

 

2日目の最終形態としては、もはや祖父をかこんで話を聞くという感じでもなくなり、各者完全なるフリーの様相を呈した。

カメラマンのMさんは、二眼レフカメラを使ってスナップ写真みたいな気楽さとすばやさ(そして集中力)でシャッターを切り、部屋を出たり入ったりしながらそのうち祖父の人形作品の大撮影会に移行していった。

次から次に撮りまくるMさん

次から次に撮りまくるMさん

出番をまつ人形たち

出番をまつ人形たち

その横でぶらぶらする人びと

その脇でぶらぶらする人びと

すきあらば寝ようとする

ひまー

 

祖父は祖父で、曾孫の相手をしたり好き勝手なことをしはじめたので、祖父の部屋にのこったWさんとわたしは、祖父の作品の自由さと、年齢や、身体や知覚のおとろえとの関係、などについて、ぼそぼそと話をした。

耳の遠い祖父は、隣にいながらにしてそういう会話はぜんぜん聞こえないから、何か思いつくたびに突然話し始める。すると、Wさんとわたしは話をとめて、えー、なになに?とそっちを聞く、ということをくり返しておもしろかった。
子どもの頃にまわってきたという、大八車の佃煮屋について、図解で説明してくれる。絵がうまい。

 

大八車の佃煮屋。引き出しがたくさんついていて、それぞれに違う種類の佃煮が入っている。祖父のうぐいす豆。

大八車の佃煮屋。引き出しがたくさんついていて、それぞれに違う種類の佃煮が入っている。祖父の好物はうぐいす豆。

 

やっぱりちょっと興味があって、Wさんに、「『祖父の人形』はどうやって見つけたんですか」と聞いてしまった。
すると、別のところで編集をしている友人が最初にみつけて、Wさんに教えてくれたのだと話してくれた。
その友人は、Wさんがこの雑誌で、何かを作っているひとや、長くひとつのことをやりつづけているひとを取材する連載をしていることを知っていて、ぜひこのおじいさんに会ってくるといいよ、と言ったそうだ。「そのひと、もちろん栄夫さんと面識はないんですよ。会ってくるといいよって可笑しいですよね。」と笑っていた。

 

本をつくったことで、ずいぶん遠くまで届くようになったのだなあと思う。

この本を扱ってくれている京都のお店のひとに会ったときも、「本がなかったら、おじいさんのことを知ることはなかったから、本は大事だ」と言われて、まあそうだな、そんなものかと思ったものだけれど、じっさい、Twitterで祖父の作品をアップしていて、そちらのほうが絶対的に飛距離は長いはずなのに、本をつくって、それが旅してゆく先々で(売れているかいないかは別にして)「ほんとうに」どこかの誰かに届いているという実感は、そして行った先を思うときの「遠いなあー」という遥かな気持ちは、くらべものにならないほど濃い。届いた先の、砂地に下ろした錨の重さとでもいうのだろうか。

本はしょせん、祖父の人形の実物の、まんぶんのいちも伝えることができないそれだってうつし身でしかないのだけれど、手にもって持ち重りのする実体があるということは、とてもだいじなことなのだ。

そして、「本」であるということは、世の人々の「本」にたいする愛情と信頼を、無条件に一部もらっているということでもあると思う。

 

 

取材も撮影会もすっかりすんだあと、皆でお茶を飲んで、私が買ってきた麩まんじゅうを食べた。このお茶菓子に祖父は満足したようでなによりである。

 

さいごに、カメラマンのMさんが、私たち家族の記念写真をたくさん撮ってくれる。
全員の集合写真、祖父と曾孫、孫娘三姉妹(私たちのことだ)、猫。

IMG_6713

「嬉し恥ずかし」という言い回しがぴったりのこそばゆいような幸福感と、とつぜん「家族」という物語の中で役をふられたような困惑の両方を感じる。きっとどちらの気持ちも、ほんとうだ。
雑誌がでたら、やはり同じように感じるだろうか。
取材をして書く、ということそのものが、物語を紡ぐということなのだと、世界の片鱗に少しふれたような気持ち。

 

こりゃ、壮大な思い出作りだな、と思う。そしてどこかで、この先おじいちゃんがいなくなっても、この雑誌はずっと残るなあ、ありがたいありがたいと、いつか来る未来を先んじて考えている自分がいる。

 

こういうことを思った、という話を、別の場所でひとに話したら、「……おじいさま、元気なんですよね?!」とものすごく心配された。

祖父は元気で、まだ死にそうにはないです。

 

Mさんのカメラを借りて首に下げてみる。「最高のカメラ、これは」

Mさんのカメラを借りて首に下げてみる。「最高のカメラ、これは」

 

 

 

雑誌は、たぶん25日くらいに発売です。あと数日だからもういいや書いちゃえ。昭和21年、つねこの作った雑誌です。

 

 

by はらぷ

 

 

※「なんかすごい。」は、毎月第3木曜の更新です。はらぷさんのブログはこちら

※はらぷさんが、お祖父さんの作ったものをアップするTwitterのアカウントはこちら。

 

 


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コメント、ありがとー!

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    小関祥子

    その雑誌って、どれかな~、あれっぽいけどどうかな~と思っていたら、
    最後にすてきな答えあわせが!
    (そして、あたっていました)
    おじいさまも、はらぷさんも、すばらしい、すばらしい体験をなさいましたね。

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    masakobe

    うわ〜〜〜、すっごーい!
    あの憧れの雑誌の取材を受けられたのですね!こりゃもう、お宝です!

    お爺さまの手がいい、曾孫ちゃんのリラックスさが微笑ましい、と、いろんなことを感じながら記事を読ませて頂きました。

    25日(?)発売の雑誌、チェックチェックです♪

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    編集者Kさんのお手紙のちから、すごいですね。おじいさまのハートつかんだんですね!
    ところではらぷさんの作ったおじいさまの人形の本、もしかして中野のタコシェにお持ちになった10冊のことでしょうか。もしこのうちの1冊が巡り巡ってWさんのところにまで届いたのだとしたら・・・・!!めーっちゃくちゃスゴイではないですか!!私ひとごとながらとっても感動してしまいましたよ。もう絶対今月の暮らしの手帖買います。はらぷさんが砂地に下ろした錨の重さ、見たいですもん(^-^)良かったですねえ・・・・。
    おじいさま、お幸せですね。人形制作ももちろんなんですが、お茶うけにこだわるあたりに現役感満載だー!と思ってしまいました(^^♪

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    いまねえ

    私もどの雑誌??と気になりながら読んでいました。
    すてきな時間をすごされたことが良く伝わります、
    私も発売日に書店に買いに行こうっと。

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    はらぷ Post author

    小関祥子さま

    こんばんは。
    おおッご名答!!

    ほんとに、一生に一度の体験だと思います。
    長生きするといろんなことがあるなあ。

    いまだに、じつは想像上のできごとだったような気がしています。なんかこわい(笑)

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    masakobeさま

    こんばんは!
    ほんとうに、メールが来たときは腰を抜かしましたよ…。
    そしていらした3人がまた、雑誌を体現したような方々で、そうか、ほんとうにこういう人が作ってるからああいう雑誌になるんだ…としみじみ実感しました。

    曾孫、妹の子どもですが、マイペースでおもしろいです。
    あの日も、祖父の人形をつかってひとりで遊んでました。
    「どごーん!」とか言って…(←男子)

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    はらぷ Post author

    凛さん、こんばんは!

    手紙のちから、言葉と手書きのすばらしさですよね。じっさいお会いしたへんしKさん、たしかにこの人が書いたなら…と思わせる素敵なかたでした。

    人形の本は、荻窪にTitleさんという新刊本屋さんがあって、そこにも少し置いていただいているのですが、そちらで見つけてくださったようです。
    巡り巡ってってほんとうにそう思います。不思議なものですね。。。
    あのタコシェでは、どんなかたが買ってくださっているのだろう…。

    お茶請けにこだわる祖父。一族随一のセンスの持ち主であることはまちがいありません(笑)

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    はらぷ Post author

    いまねえさま、こんばんは!

    えへへ、最後に書いてしまいました。

    あの日はなんだか不思議な1日でした。
    非日常なのに、力が抜けていて、それでいて高揚感があって…というような。

    発売日、月曜日でしょうかねえ。
    わたしも本屋に行ってしまうことでしょう(笑)
    載っていなかったりして。

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    まゆぽ

    はらぷさま、つまみさん経由でうっすらと聞いておりましたが、
    ほんとうに載るのですねえ、栄夫さん人形と栄夫さんご本人が、あの雑誌に!
    人形&栄夫さんファンとしては楽しみが増えました。

    「話をきく」という意味で編集Kさんに教わるところがありました。
    すてきなものやすてきな人は、ちゃ〜んとしみ込んで広がっていくものなんですね。

    とても元気の出るお話、ありがとうございました。

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    こんにちは。今日は土曜日ですが、すでに午前中に発売されてたので買いました!
    とってもとてもすてきな記事で、静かに感動しながら読んでいたのですが、一番上の曾孫さんが「紙粘土を買ってきては、そっと材料箱に収めてくれる」で涙腺が決壊しました。
    「孫娘3人が眼鏡を交代で拭いてくれる」にもじーんとしました。
    すてきなおじいさまですね。
    ところで妹さんの作品は集合写真の背景にあるファブリックでしょうか?やはり目がひきつけられてしまいましたが(^-^)

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    はらぷ Post author

    まゆぽさま

    わーいこんばんは!
    載る…みたいです。どうもほんとらしい。

    話を聞くとき、どうしても会話が。l;・っっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっl、
    アッ!!ねこがいま通っていきました。

    どうしても会話が弾むほうに注力してしまいがちですが、こういうふうに丁寧に「聞く」ことに徹するという方法があるのだな、と私もすごく勉強になりました。

    お悩みチチカカ湖を読んでいると、まゆぽさんも聞き上手なのだろうなと思います。次のあの頃アーカイブが楽しみです!

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    はらぷ Post author

    凛さんふたたびこんばんは!

    わーわー買ってくださったのですか!ありがとうございます!

    そこでわたしもさっそく仕事帰りに本屋に寄ってみたのですが、まだ出ていませんでした…なぜだ。

    そうなのです、一番上の曾孫は、やさしい人なんですよ。。。
    そして眼鏡をふく孫娘のうちのひとりはわたしなのですが、Wさんと話していて、ふいにそのことを思い出したのでした。
    こんなだいじな思い出でも忘れてるんだなあ、でももう忘れないと思います。Wさんありがとう。

    集合写真の背景のファブリック、ソファーの後ろの壁にかかってるやつでしょうか?あの不思議な色合いの。でしたら妹のですです。

    祖父は他にも、妹が染めたハンカチを部屋にかけていましたね(笑)

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    権太

    朝一番にダッシュして買ってきました。
    仕事中なのでちらりとしか見てませんがご飯食べてからゆっくり拝見させてください。

    ちらりと見えたおじい様の笑顔とはらぶさんがとってもとっても素敵でした。

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    okosama

    はらぷさんをはじめお祖父様ご一家と人形が、この雑誌に取材されるために在るような…。
    なんと馴染んでいらっしゃることか。
    素敵です。
    ああ、ももいろのきりん!

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    AЯKO

    同僚が新着雑誌にブッカーをかけているのをチラっと見たら、思いのほかしっかりと載っていたので、帰りに本屋で買ってしまいましたよ!あなたも沢山本文中に登場し、美女に写っていたぞ!
    大きいほうの甥っ子が猫と仲良しなのも聞いていた通りだった(笑)。
    これは本人にとっても家族にとっても大変な宝物になりますね。写真も文章も素敵だった。
    「いなかの家の法事のあと」という表現はなるほどと思いました。相手を和ませる取材がとても上手なんだね。

    読んで感じたのは、普通の人の普通の人生に詰まっているものの濃さ、かけがえのなさが、実は一番大切なんじゃないか、ということです。それが101年分ともなれば尚更です。うっかり毎日忘れがちなんだけれどね。

    あなたが本を作ったことで、思わぬ人にまで作品が伝わるようになって(今度は全国区だ)、ホント良かったですね。
    そして女の子の人形、可愛いけどやっぱりエレキテル連合の人に似てるね、、、。

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    はらぷ Post author

    権太さん

    わー、こんばんは。ありがとうございます!
    私も昨日仕事かえりにドキドキしながら本屋さんで買って帰りました。

    祖父のあの笑顔、家族全員びっくりしました。
    あんな表情をとらえていたなんて。。。
    ふだん写真をとるときって、どうしてもちょっとすましてしまうので、あんな自然な笑顔を「写真で」見たのは初めてかもしれません。

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    はらぷ Post author

    okosamaさま

    こんばんは!
    な、なんと望外なおことばを…!
    それはひとえにいったりきたりする私たちの話を丁寧に聞いてくれて、すてきな文章に織り上げてくれたWさんと、Mさんの写真の力によるものですが、でも嬉しい。ありがとうございます!

    ももいろのきりん!なんでしょうねあのかわいらしさは…。
    そして「キリン」でなくて「きりん」。うふふ。

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    はらぷ Post author

    AЯKOさん

    遅レスポンスごめんなさい!
    わー!買ってくれたのですか。ありがとうございます。
    装備中の記事チラ見、図書館あるある。
    私はちょうど職場に配達される日にいなかったのですが、今のところ誰にもなんにも言われていないのでバレていません(笑)

    そう、大きい甥っ子はあのねこを溺愛…。
    写真を眺めていたらいたるところにねこがフレームインしていて笑えました。
    家族写真のときも、自分であの場所に来たのですよ。役者や…。

    ほんとうに、ひとりひとりの人生、ひとつひとつの家族はこうしたさまざまな断片のキラキラした集積なのですよね。
    それを一個一個ていねいに拾って(101ねんぶん!)、製本してもらったみたいで、僥倖と言うほかありません。
    そして、じゃあもう毎日この大事さをかみしめながら生きていくのがよいのかというと、必ずしもそうでもなくて、散らかったまま流れていってしまってよいような気もするし、「ゆく川の流れは絶えずして…」っていうのはほんとだよ!あんたいいこと言うねと思う今日このごろです。

    女の子の人形、やっぱり似ていますか…。

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